猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

2017-07-22 11:06:43 | 日記
2001年のイギリス映画「穴」。
イギリスの名門パブリック・スクールから、4人の生徒が忽然と姿を消した。騒然と
なる警察とマスコミ。18日後、その中からリズ(ソーラ・バーチ)だけがボロボロの
姿で戻ってくる。彼女は事件について語り始める。リズは、学園の人気者であるマ
イク(デズモンド・ハリントン)とジェフ(ローレンス・フォックス)、美少女フラン
キー(キーラ・ナイトレイ)の4人で、地理の研究旅行をさぼって週末を楽しく過ごそ
うと、第二次世界大戦時の防空壕の穴に入った。リズにとっては片思いの相手であ
るマイクと親しくなるチャンスだった。しかし3日後、扉の鍵を外しにくるはずだっ
たマーティン(ダニエル・ブロックルバンク)が現れない。完全に閉じ込められた4人
は、パニックになり、リズ以外の3人は次々に死んでしまう。

イギリスの高校を舞台にしたミステリーである。原作小説がとても人気があるそう
だ。物語は、薄汚れて憔悴しきった姿のリズが町で助けを求めるところから始まる。
彼女は落ち着くと、精神科の女医にビデオカメラの前で何があったかを話すことに
なった。同級生の4人は、地理の研究旅行の間、防空壕に入って楽しく過ごそうと計
画していた。防空壕にはいろんな設備が整っており、3日くらいなら楽しくやれそう
だった。ところが3日目に鍵を開けてくれる約束をしていた秀才のマーティンがやっ
てこない。防空壕から出るすべもなく、4人はパニックになり疲労していく。そして
1人また1人と命を落としていった。警察はマーティンを取り調べるが、彼はそんな
約束はしていないと言う。警察は疑ったままだったが取りあえずマーティンは釈放
される。
リズの話は本当なのか?マーティンは嘘をついているのか?次第に明らかになって
いく真相。じっくり観るタイプの映画で、おもしろかった。学園の人気者マイクが
ちっともハンサムじゃないのがおかしかった。どうしてあれでモテるの?それはと
もかくとして、アメリカのミステリー映画とは違う雰囲気に惹き込まれた。ソーラ・
バーチは苦手なのだが、熱演だった。ラストの展開には驚かされる。あ~こういう
結末なんだ、と思った。見応えがあったし、おもしろかったのだが、後味が悪く、
何度も観たくなる映画ではないなあ。




全般ランキング

人気ブログランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏休みの予定は? | トップ | ハード・ブラッド »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿