ぶつぶつ地蔵

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智努なバルジャン

2009-11-04 13:40:13 | 呟き
昨日、唐招提寺の特番を見た。(JNN50周年記念 歴史大河スペクタクル唐招提寺1200年の謎~天平を駆けぬけた男と女たち)
10年がかりで解体修理を行った唐招提寺のドキュメンタリー番組である。
その中で、当時の模様をドラマ化しているのがあって。
オイラ、700年代はよく解らない(藤原氏が苦手なので)けど見てたんだ。(三分の一くらいはお風呂に行ってて見てないんだけど^^;)
そしたらね、智努(ちぬ)って皇族が出てきたんですよ。
この智努ってお方、天武天皇のお孫さんらしい。
唐招提寺の創建にも大きくかかわっている方らしく、かなり興味津津になったのです。
智努を演じられたのが滝田栄さんで、コレマタ、ごっつ良かったのですよ。

物語の主軸は、鑑真和上(中村嘉葎雄)が日本に来られてから唐招提寺が開かれるまでの出来事。
鑑真和上の死後、意思を継いだ弟子の如宝(中村獅童)が唐律招提を唐招提寺にするまでの20年間に起きた政変などがドラマチックに描かれていたのですが、特に良かったのが、唐律招提が寺になるところ。
一時期、弓削道鏡を寵愛していた頃の称徳天皇は、唐律招提への勧進を進める智努に「仲麻呂と同じところに行きたいか?(仲麻呂の変にて、藤原仲麻呂は考謙上皇に鎮撫され討たれていた)」と断るのだが、道鏡を天皇にする夢が潰えた後は、道鏡と袂を分かち、今までの自分を省みます。
称徳天皇は智努に対し、何もなかった自分でも「御仏の光に触れることが出来ますか」との問うのですが、その言葉の一言一言を拝する姿がすっごくよくって・・・
低頭しながらも、ぐっと目を見開いて聞き入る姿。
この人のバルジャンを観てみたかった!!!と激しく思いました。
滝田バルジャン、観たことないけれど、多分、一番好きなバルジャンになると思う。


藤原仲麻呂が着手し、智努が講堂を寄進し、称徳天皇の勅額によって完成した唐招提寺という感想のドラマでした。
ここ数年、何度となく前を通りながらも、5時を回ってから通っているので参拝できなかった唐招提寺。
・・・お薬師さまもいらっしゃることですし、奇跡の鴟尾(創建当初の鴟尾)から平成の鴟尾へと移行した唐招提寺に、気持ちが熱いうちに行こうと思います。



あー・・・それにしても、滝田バルジャン、観たい。
激しく観たい。
いまからでも演じてくれんじゃろか?

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