ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

宮川彬良&アンサンブル・ベガ その2

2007-08-10 10:05:36 | 舞台関係
そんなわけで、ようやく演奏会。
あー介用に子供用のクッションを借りに行ったらば、既に全部なくなっていた・・・沢山あったけど、子供だらけだから仕方がないか。
クッションがないので、オイラの薄っぺらいカーディガンやあー介のオムツや着替えをエコバック(富良野のニングルテラスでもらったもの)に詰めて、即席クッションを作って座らせる。
そして暗転。

あー介さんは暗転しても泣くことなく、「まっくらやねー」と話しかけてくれる。
肝っ玉据わってるね^^


彬良さん初め、アンサンブル・ベガ(以降E.V)のメンバーが舞台に上がる。
オープニングは『すみれの花咲く部屋』。
E.Vはいつでもこの曲からはじまるらしい。ちょっとヅカちっくでわくわくする。

今回のテーマは「リズム」。とってもわかりやすく、大きな身振り手振りでお話をしてくれる彬良さんが素敵~♪でも、あー介さんにはまだちょっと難しい内容。

なんにでも「リズム」は存在する。
たとえばニワトリさん。「コケコッコー」というリズムを刻む。
わんわんはワルツを刻む。「ワン ワンワン」「イチ ニサン」。
そして一番身近なリズムは鼓動。「トクン トクン」。これは行進曲の2拍子。「イチ ニー イチ ニー」

ちなみに今回の音楽会、彬良さんから指令が下っている。
「自分の楽器を持ってきてね!」
それは、ペットボトルに石ころを詰めたものでも、空き缶にゴムを張ったものでも、子供のころのおもちゃでも、フライパンを叩いても、音が出れば何でもOK。
あー介さんも小さい頃のガラガラとカタカタ、ニングルテラスで買ったブーブー笛と、ニングルテラスでオイラがヨーグルトカップで作った蛙の鳴き声と・・・などを持って行っていた。
2曲目の『トルコ行進曲』の時に、この皆が持ってきた素晴らしい楽器たちを鳴らすことが出来るのである!
参加型の演奏会なのだ。
あー介もあーママも、ブーブー、ゲコゲコ、ガラガラと鳴らしました。
あー介チョーご機嫌。

3曲目はこの世でもっともゆっくりの2拍子である『結婚行進曲』。
普通に行進しても歩けなくはないけど、あまりにも超スーパーウルトラマッハな結婚式になっちゃうので、ウエディングマーチは「パパパパーン」で一歩。「パパパパーン」でもう一歩という風に二拍子を刻むんですって。
この結婚行進曲あたりで、あー介さんはママのお膝に移動 → ご就寝・・・でありました(笑)

ゆっくりのリズムの次は、楽しいリズム。楽しくサクサクっと散歩をしている感じの『森を歩こう』。
ついで、電車がまだ走っていなかった頃の機関車ゴッコのリズム『ロコモーション』。ロコモーションってロックンロールだったんですね。

音楽会の折り返し地点。
E.Vの名物ってのがあるらしく、それが『音符の国ツアー』。
今回は音楽がどんな風に出来るのかを詳しく解説してくれた。
作曲家が五線譜におたまじゃくしを書いただけでは音楽は出来ていないんだって。ソコまででは、ただ、五線譜の上にインクが乗ってるだけで、半分しか出来ていない状態なんだと。
残りの半分は、実際に音符にあわせた楽器が音を奏でて完全な作曲になっていくって。実際にその行程を見せてくれるツアーなのだ。

●第一ヴァイオリンの淳ちゃんは一人が大好き。僕のヴァイオリンだけで人を感動させられる曲を奏でられる。そういってロンリー淳ちゃんはバイオリンを奏でます。
●その音楽を聴いた通りすがりの第二ヴァイオリンの浩(こう)ちゃんがロンリー淳ちゃんに言いました。「君のヴァイオリンはとっても素敵!でもね、音にがあるともっといいよ。僕と一緒に弾いてみよう」。言い訳するのが面倒だったロンリー淳ちゃんは、さっさと一緒に弾いて浩ちゃんに立ち去ってもらうことにした。
●二人が弾いているのを聴いた通りがかりのヴァイオリンよりちょっと大きなビオラを持ったおしゃべり昌ちゃんが言いました。「あなた達の演奏素敵ね。でも広がりってものがあるともっといいわよ。」女の人に逆らうと怖いので、淳ちゃんと浩ちゃんは昌ちゃんと一緒に弾くことにしました。
●3人で奏でた曲に満足していた昌ちゃんは「でも、安定感があるともっといいわよ。私、安定感のある人知っている」とお友達のチェロの浩(ひろ)ちゃんを呼びました。
●4人で曲を奏でた後、チェロの浩ちゃんが言いました。「重量感があればもっといい。心配性の真ちゃんを呼ぼう」心配性の真ちゃんは、すぐに弾けるか心配で打ち合わせをしようと思いましたがその意見は却下され、すぐに弾き始めました。
●5人の弦楽器の演奏は素晴らしい。しかし、弾くのばっかりだね、って事で変化をつけるために吹く楽器のクラリネットの豊ちゃんを加えることにしました。
●6人で演奏してみたけれど、ちょっと自己主張を足してみるために、控えめなのに自己主張のあるファゴットの則ちゃんを加えてみました。
●7人の演奏は素敵。でも、この曲に勢いをつけよう!って事で、ホルンの重ちゃんを呼びました。
●そうして素敵な八重奏が出来上がりました。
(注:一部、私の印象の言葉や表現があると思います。)

作曲家の作った五線譜の音符が音楽に成っていくのが、目で見て耳で確認しながら体感できたこの音符の国ツアー。めっちゃ楽しかった!!残念なのは、曲名が解りません。どなたか知っている方は教えてプリーズ。

さて、7曲目は「犬だけじゃなく、猫だってワルツだぞ」と言った『ワルツィング・キャット』。ホントににゃんこの泣き声が音楽の中に散りばめてあって、楽しい曲。

リズムってのは、人の心も表すよ。と、懐かしい気持ち、嬉しい気持ち、そんな気持ちが心に浮かぶリズム『ユーモレスク』。

さて、プログラム的には後2曲ってトコロであー介さん起床。
ラス2の1曲目は、サンバのリズム。『マツケンサンバⅡ』
もちろん持てきた楽器が再登場の曲ですよ。あー介さんベストタイミングで目覚めました。ノリノリのサンバのリズムに合わせて、かえるをゲコゲコ、おもちゃをカタカタ^^あー介完全復活。

そしてラストは、去年に彬良さんが作曲した『幸せのリズム』。今回、歌詞がついての登場らしい。
♪生きているってことは みんな  胸がときめくリズム♪


心臓のドキドキからはじまった音楽だから、「音楽は世界の言葉」なんだって。
虫も動物もドイツ人もアメリカ人も・・・みんなドキドキを持っているから、リズムで気持ちが通じ合えるって。


カーテンコールはハンガリー舞曲とクインテッドのテーマ(夏バージョン)の2曲。

ほーへーうわぁ~な音楽会。
あー介さんも楽しんでくれたと思う。
あーママもオイラもご機嫌。

帰りには、「おねーちゃん、あっこ」と言われ、ずっと抱っこしながら帰ったため、翌日右腕筋肉痛っす。


追加記述
音符の国ツアーで演奏された曲は、ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」だそうです。
とっても綺麗な曲だったので、早速探して聴いてみようと思ってます!
zakky様、教えてくださりありがとうございました

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵♪ (蒼天)
2007-08-10 17:39:23
参加型の演奏会、素敵ですね♪
小さな子供も一緒に楽しめるトコロが、なんとも魅力的
息子を連れて、参加してみたいな~と思いました
返信する
お返事 (nao)
2007-08-10 18:42:35
>蒼天さん

全国回っているみたいだから、是非、お近くに行ったときには参加してみてー♪
返信する
通りがかりました。 (zakky)
2007-08-16 14:30:36
こんにちは。
アキラさんのコンサートを検索していてたどり着きました。
naoさんと同じ会に参加していました。
楽しかったですよねぇ。
今も娘は思い出しては あーだったこうだったと
話しています。

さて音符の国ツアーの曲名ですが
ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」と言う曲です。

また聴いてみてくださいね。
返信する
お返事2 (nao)
2007-08-16 14:44:49
>zakky様
いらっしゃいませ。
同じ会に参加されていたんですね^^
この演奏会、いろいろなご意見があるようですが、子供たちが『楽しかった』と思っているのが一番嬉しいですよね。
zakkyさんの娘さんはおいくつなのでしょうか?思い出して更に楽しんでいらっしゃるのを見ると、連れて行ってよかった!って思いますよね。
ウチの姪っ子あー介は、まだソコまでお話はしてくれないんですが、会場での音楽を真剣に聞いているときの顔や、一緒に演奏しているときの笑顔を思い出すと嬉しくなります。

音符の国ツアーの曲名を教えてくださりありがとうございます!
とっても素敵な曲だったので、早速、CDを探して聴いてみます^^
返信する

コメントを投稿