ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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イズンの林檎をかじる人たち

2012-06-25 18:41:26 | 舞台関係
6月の週末は観劇とゆーサイクルになっております。
そんなわけで、行ってきました。
カワイクなくちゃいけないリユウ

この観劇の第一目的は、いわずもがなの村井くん堪能でございます(笑)
若手4人のみの舞台ということで。。。村井君以外ほとんど知らないキャストだし(植原くんは何度か見てます)、実はあまり過度な期待はしてなかったんですよね^^;

しかしこれが良かったんです。
いや、マジ。観る前の勝手な思い込み。。。申し訳ないです。

4人が4人とも全然違うカラー。
キャラとしても、個々の見た目としても。
それぞれの個性が際立って、しかもそのキャラにすっと馴染んでいるんです。
上手いこと役者を見つけたのか、役者が上手く演じているのか・・・相乗効果みたいな感じでしたね。

村井くん目当てで観に行った訳ですが、この人はホントにいい意味でオイラの期待を裏切ってくれてます。
過去生の舞台は、大江戸鍋→ラ・パティスリー→僕図書と見てきたのですが、見るたびに演技がスンバラになっていくんです。
初めてTVで観た小次郎とは比べ物にならないと思いますね。(もちろん、映像との違いを差し引いて)
欲を出せば、もっと灰汁が欲しいなぁ。今が悪いっていうのではないんです。
魅力的だし、聞きやすいし、カッコいいし、可愛いし(笑)
でもね綺麗にそつなく完璧ってのは面白みに欠けてくるのよね。(あ、それって単純にオイラの好みの問題っすか?すみません^^;)
でも、あの声の通りの良さと声質には惚れ惚れです。大好き。ホンマ、エエ声です。

村井くん目当てで観に行っても、ほかに心奪われることもあるんです。
今回は相手役のステッフこと、絵梨ちゃん。
塩湯さんを彷彿とさせる声質でものっそ好きやぁ♪
あのセリフの応酬もスンバラですね。好き好き、こーゆーキャラクター。
どーでもいいことですが、兵庫公演、一日目と大楽とでパンツの色違った???(←注目、そこ???笑)

願わくば、ステッフとグレッグの想いが通じ合ってほしかったなぁ。。。

っつか。

観劇後改めておばちゃん考えてみたん。
グレッグが発した「並」。
これって、そんなに怒る事かなぁ?
オイラすでにおばちゃんになって久しいから、当時の感情を思い出せないしシミュレーション出来ませんが^^;
グレッグが外見に囚われていないことは明白で、物語の最初から最後までそれは貫かれているわけです。
確かに彼氏には「可愛いね」「綺麗だね」って言ってほしいっていう女心はわかるんだけど。グレッグは口に出さないだけで、自分の中ではそう思っていたわけで、あそこまでステッフに罵られるのはいかがなものか、と^^;
(それでなくても日本は隠す文化ですしね。愚妻とかいうし。)
むしろ移りゆく見ただけの美しさでなく、本質を好きでいてくれるグレッグってスンバラじゃないの?って思うんですが、これって、年を経たおばちゃんだからそう思うんだろうか?
グレッグと別れたステッフが新たな恋を求めるのは、それはそれでいいんだけれど、見た目を美しくすることに躍起になっているように感じて、違和感を覚える。
いや、年頃の娘なら中身よりも外見を繕うものかもしれないんだけれど。。。

あとね、見てる間中ずっと気になっていたダストボックス。

劇中ではどんどんゴミを捨てて行ってるんだけれど、本当は何を捨てていたんだろう。
そこが今でも謎。

カワイクなくちゃいけないリユウ。リユウ。リユウ。
大人へのステップ・・・か???

ん???

可愛くなくちゃいけない理由は、その人の本質云々ではなく、自己満足でしかないんじゃないかと結論が出そうなんですが^^;
お話自体も、成長譚という印象はないんですよね。

ま、でもね。
内面といったって、所詮人は目からの情報をまず最初に選別します。
なので内面ではなく外面が一番大切だってことには変わらないんですよね。
そこにどういう美しさを求めるかっていうのは、個々に違うんでしょうけれど。


とまぁ、ストーリーには不納得&未消化な部分が多いんですが、じゃぁ面白くなかったのか?と問われると、これは冒頭にも言ったようにものっそ面白かったんです(笑)

笑いも満載だし、なにせテンポが良い。
言葉の応酬も聞き取れないなんてことがなく、軽快で迫力あって面白い。

4人であの空間を支えているってのも見どころだったと思う。(4人っつーか、かなりの分量は村井くんが支えてたと思いますが)

いわゆる背景らしい背景はセットされてないし(いや、私からすればかなりあったんですがね)、何より多少正面に比重があるにせよ360度お客がいるわけだから、これは演技が本当に大変なんだろうなぁって思います。
見ているこっちは、どこから出てくるかしら~♪なんてお気軽ですが。

個人的には360度の舞台って・・・ラブレターとオリビアで見たことがあるんですが、どちらも円形劇場使っていたので、いわゆる正面っていう正面はなくって(いや、一応あるんですけれど)、今回のように一応客席の多い方に比重があるっていう360度の見せ方はまた違うなぁと思ったのであります。円形劇場だったら、どんな演出されたのかしら。
舞台装置の出し入れがほとんどできないから、また違った印象の舞台になるんだろうなぁ。

このお話の中核はグレッグの目線だけれど、これって4人それぞれの目線で同じ物語を描いても面白そうですよね。
できれば円形劇場での(しかも残りの3つの目線からのストーリー追加で)再演希望!(←かなり感想書くのに疲れてきたので〆ちゃった^^;)






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