ぶつぶつ地蔵

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端敵☆天下茶屋

2012-11-02 12:39:12 | 舞台関係
今年はこんな早くに扉座遠征です。
イレギュラーなのか今後こうなるのか・・・どうなんでしょうね?
ま、それは置いておいて。

劇団扉座第51回公演 端敵☆天下茶屋

10月27日マチネ、10月28日東京千穐楽の2公演を観てまいりました。


この端敵っていうのはですね、歌舞伎の世界で言うところの脇の敵役って意味らしいです。要は、ストーリーに絡む重要な敵役ではないとの事。
その端敵が脚光を浴びたのが敵討・天下茶屋聚なんだそうです。
ある時演じた天下茶屋でこの端敵が一躍注目を浴びたため、以降有名な役者が演じるようになったんだとか。(要約しすぎでしょうか^^;)

どうしても筋道を通して観たいオイラです。
「こういう原因があったからこういう結果になった」と言う風に、スッキリしたいんですね。
もしくは、作者はここを書きたかった!みたいな・・・そーゆーしっくりくるものを求めちゃうんだけれど。。。

六角さん演じる忠さんがとにかく悪いんです。
胸が悪くなるような悪(アク)ではなく、フッと笑える部分のある狡賢さですかね。
ただ、ラストである意味誅されるというか・・・なんちゅーか。なんですけれど。
出てくる人たちは、ちゃんと筋道が通っているので忠さんの悪さがさらに引き立つというか、なんで響かんの?と思っちゃうわけです。
普通の物語だと、生き方はどうであれ忠さんの心には響いていたとか、忠さんがこうなったのにはこういう理由があるんだ…みたいなラストがあるじゃないですか。
そういった表現は全くないんですよねぇ。。。だから、納得がいかないんです。

でもこのお芝居はそーゆーところを魅せるお芝居ではないのですね。

帰ってから「敵討・天下茶屋聚」を調べて悟りました。端敵である「元右衛門」がその場その場で筋が通ろうと通るまいと主役を食わんばかりにド派手に演じちゃうらしいんです。人間的な心情とかその人の立場的な辻褄とか、そーゆーの、無視らしいんですね。極論すると場面が面白ければいい的な。
終演後、岡森さんがおっしゃってた「楽しめばいい」っていうのはこういう事か!と納得したのでございます。(本当かどうかは不明ですが・笑)


ただ、ムリクリにでも忠さんをオイラの気持ち的に落としどころをつけるとするならば、眠っているデラさんに「この胸がザラつくんだよ」と言っているところ。
あれはもしかしたら本心だったんじゃないかなぁと。。。
ここに忠さんの本心があってくれれば、オイラは納得できる。



今回の扉座は、六角さんの魅力がパーフェクトに引き出され、真っ直ぐな役の岡森さんがめっちゃ素敵で、有馬さんが小汚くって、ルオ君が無駄にカッコいいって印象でした(笑)
由夏ちゃんは出番が少なくてちょっと物足りなかったな。。。
伴さんももっと宮ノ森さんとしてガッツリ出てほしかった。。。最後のさざれ石が微妙に合いすぎなんだよね。。。宮ノ森さんのキャラが好きだから、さざれ石に持ってかれるのが悔しかったのでした(苦笑)








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