ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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光の絵巻

2010-06-11 15:44:18 | 好き・応援
CHICAGO観劇の後は、一気に奈良は西ノ京へ。
6月5日6日と1300年祭にちなんだ『光の絵巻』を開催しているからである。

基本、煌びやかなライトアップを好まないオイラであります。
光の絵巻とゆーネーミングにちょっと首を捻りながらも、薬師寺だしって事で行ったのであります。
ギリギリまで同時開催の、大沢たかおさんの朗読劇「義経」のチケットも探しておりましたが、結局見つけることは出来ず。。。絵巻のみと思って参戦したのでした。

西宮から西ノ京まで、まっすぐ行くと少々時間が余ります。
なので西ノ京についてから、かねてより行きたかった場所「池越しの薬師寺」を見に行くことに。
西日を浴びて、塔が輝いているのがTOPの写真。
しばらくして陽が落ちると空は薄紅に山は紫に染まり、山の端がくっきりと。

風が水面を撫でるので池に塔の写り込みはありませんが、素晴らしく素晴らしい風景です。この勝間池(大池)がいつからこの場所にあるのか解らないけれど、古代からあるんだったら・・・ずっと薬師寺を映して来たのかと思うと、気持ちがトリップしちゃいますね(笑)

数人のカメラマンさん達が、シャッターチャンスを狙ってました。
ご近所に住んでいらっしゃるという、カメラをぶら下げ犬のお散歩中のおじちゃんと仲良くなりまして、いろいろお話聞かせて頂きました。
薬師寺のビューポイントなんかを聞きつつ、おじちゃんとお散歩。おじちゃんすっごくいい人で、薬師寺の南門まで送って下さいました。
人との出会いに乾杯です^^

さて、陽が落ちて少し経ち、いい具合に暗くなってきてます。
燈籠には火が灯り、既に大沢さんの朗読は始まっております。

大講堂前の特設会場で語られている大沢さんの声を聞きながら、先ずは本堂へお参りに。
  
あぁ。献灯に浮かぶお堂の美しい事。
語りのチケット取れなくっても、ぜんぜんOKだぁ。。(聞こえてるし。)
非常に心満たされつつ、お薬師様達にご挨拶。

そして東院堂で行われている光の絵巻へ。
初めにも書いたように、レーザービーム的なライトアップは嫌いなんです。
赤や緑やキラキラしすぎるライトアップが多い昨今です。(否定はしてませんよ。好みの問題ですから)
ドキドキしつつ東院堂へ向かうと・・・

幻想的な光をまとった東院堂がそこにはありました。
ガラスを貼った(と思われる)ボールが縁下にあり、そこに当たる光は穏やかで、雲海に建つお堂に感じました。
壁には無数の点の光。
そう。東院堂の中で行われる光の絵巻は、プラネタリウムだったのであります。

15分程の短い時間。
順番が来て中に入る。
陽がすっかり暮れ、扉を閉めるとお堂の中は「闇」です。
そこにふうわりと光が浮かび、気付くと宇宙の真ん中にいる感じに。
代り立ちの聖観世音菩薩様の光背(これはもともとの聖観世音菩薩様のもの)に無数の星が写り、キラキラと本当に輝いて見えます。
星がお堂の中を動き出す。聖観世音菩薩様に光が深々と降って来る。自分の後ろの壁に浮かぶ星はざぁ...っと浮き上がる。
自分が昇華され、聖観世音菩薩様の元へ降り注がれていくような感覚。
不思議なことに、プラネタリウムの星は光背にも観音様にも当たっているハズなのに、おからだがブロンズ(黒い)の為かお厨子に入っていらっしゃるからか、光はほとんど吸収され、星降る光背にシルエットのお姿・・という風に。(回りの四天王とかには、キラキラと星が当たっております)
いや~。ホンマ、スンバラでございます。
ってか、これ考えた人、天才!!

大沢さんの語りの間は非常に絵巻は空いており、10人程度で宇宙を満喫出来ました。
2回も見ちゃいました。
1回目は大谷徹奘執事様がお知り合いの方と一緒にご覧になっておりました。
2回目は安田奘基録事様が一人でぽつんとご覧になってらっしゃいました。
ホント薬師寺っていつもどこかにお坊様がいらして、上手くするとお坊様と一緒に何かを楽しめるのでいいなぁ・・と思う。
一回目と二回目の間に、中門にペタンと座り込んで朗読に耳を傾けながら空を見ると、そこにも星がキラキラ。
多分北斗七星だと思う。中門の屋根越しに見えて、何だか嬉しかったなぁ。。。

あ、ちなみにこの絵巻、ネスカフェさんが特別協賛だったので、無料でコーヒーがいただけちゃいました。入れてくれたおねーさんがコレマタ可愛かったんだな♪


9時前には朗読も終わり、お客さんが絵巻を見るために並びだした。
オイラは混み混みの東院堂から逃げ出し、金堂へと移動。
途中で生駒基達執事様にお会いしたので、ご挨拶をしたついでに前から聞きたかった事を質問してみた。
会場や人の流れのチェックなどでお忙しいのに、足を止めてこちらを向き、しっかり聞いて下さいました。生駒師はつたないオイラの問いかけに丁寧に答えて下さり、オイラの胸のつっかえはすぅっとなくなったのであります。
有難や~。。。
ますます薬師寺ラブなオイラになったのでありました。

さて、9時でイベントは終了です。

明日に備えて、おしまいの準備をする薬師寺の方達。
オイラもお礼を言いつつ、薬師寺を後に。
駅に向かおうとすると、「玄奘三蔵院の拝観がまだ出来ますよ」と高次喜勝師が帰る人たちに声を掛けて下さっていたので、らっき~☆とばかり夜の玄奘三蔵院にもお参り致しました。


こーして動き回りの一日が終わったのでした。




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