ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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悔過法要

2010-04-02 12:01:18 | 好き・応援
仕事がぽかっり空いたので、ちょっと早めに会社を出てお薬師さんへ行ってまいりました。
目的は、初夜の悔過法要への参加でございます。
去年は悔過法要には参加出来なかったので、かなーりワクワクです♪

興薬門前に18:20頃到着。
既に20人くらいの人が待っていた。
その後もワラワラワラ・・・とどこからともなく人が湧きでてきて(笑)結局30~40人くらいに。


ぴったり18:30に開門です。

花会式は晴れやかな修二会でございます。
献花・献能・献香・献茶などなどなど。
造花に彩られた三尊の回りが賑々しいのであります。

夜は一転、静寂な感じ。

ライトアップされた東塔と金堂も、昼間の華やかさからぐぐっと重みが増した感じがしませんか?
もしかすると、普段一般公開されていない時間帯のお寺こそが、本当のお寺の姿なのかもしれませんね。


10年間の調査復興修理がなされる東塔も、覆いがすっかり外されてその姿を見せてくれております。

この先10年間、東塔は解体修理がなされます。
この姿が見られるのは今のうちだけですよ!
次は平成32年まで見られませんよ!
ついでにこのライトアップを間近に見られるのは花会式の期間だけですよ!(多分)
是非是非、お薬師さんにお参り下さい♪
(お寺のまわし者ではありませぬ^^;)

ちなみに、塔がどれだけ美しいか見られる角度はこちら。

斜め45°
重なりあう屋根と裳腰の角がぴったり一直線に重なり水煙へとつながっている塔が、ズレや歪みのない美しい姿の塔なんだそうです。
約1300年前の技術。
クレーンも電鋸もない時代。すごいですね。全部手作業なんですから。

そうして19:00。鐘の音が鳴り響き、始まりを告げる。
錫杖のシャリシャリ引きずる音と共に、カポッコポッと足音がして練行衆が入堂。
堂司の掛け声とともに悔過がはじまりました。

偶然にも、オイラが陣取った側に先日西塔の説明をして下さったお坊様が♪
何となく嬉しいですね(笑)思わず背後からエール送っちゃいました☆

お坊様って、ええ声ですよね。
堂内に朗々と響く称名。(声明ではなく、称名です)
うっとり聞き入っちゃいます。
この称名、節回しがあるので一緒に称名する時には、オイラもある意味トランス状態。
意識が在るようでいて、無いようで。
そのまま「南無薬(なむや)!!」と言いたいところですが、何故かここで現実に引き戻され気味で照れちゃうんですよね。(称名をしているうちに気持ちが高ぶり、南無薬師如来が感極まって縮んで南無薬になるんだそうだ。)

途中、何度か散華があります。
席がね、後ろの方でしたので散華を頂く事はできませんでしたが、一番前の席のおばあちゃんが、称名の時には柱に寄っかかって休んでいるのに、散華になると俄然張り切ってゲットする姿が笑えました。しかもそのおばあちゃん、咒師が鐘(?)を打ち鳴らして堂内を回る時、咒師が近付いてくると鐘の音に合わせてプチヘッドバンキング状態。いやぁ。すごいな。ばーちゃん^^;
あきれるよーな、ほほえましいよーな。。。

法螺と鐘と太鼓(?)の音が響きわたると、気持ちがすんごい揺さぶられます。(オイラは)
法螺は2回吹き鳴らされるんですが、2回とも泣けたっす。
感動して泣くってのも違うし、何か思い出して泣くってのとも違うくて、とにかく心がぐらぐらするのです。(オイラは)

今回初めて、お薬師様の御香水を頂きました。
すっごく嬉しかった!!
ちょっぴり舐めてみました。
普通に水でした(笑)
きっと飲んじゃだめだよね?

そんなこんなで、約2時間の法要を終え、お家に帰ったら11時回ってました~♪
満足満足♪