ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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シカゴとサド

2008-11-12 14:10:49 | 舞台関係
11月5日は『CHICAGO』を。
11月6日は『サド侯爵夫人』を。


■CHICAGO■
映画を見ていなかったので、シリアスなショーガールのお話と勝手に思い込んでおりました。以外にコメディだったのでびっくり(笑)←リサーチしなさ過ぎ。
実はキャストが決まった時に、えーーー↓↓↓と思ったワタシ。
ミュージカルの世界に、いわゆる芸能人がポンっと入ることに違和感があったんです。なんとなく、集客目的みたいで・・・食わず嫌いの反発っていうんでしょうか。
しかし、SENPOの様にいい意味で裏切ってくれるって例もありますので、見るまでは何も語るまい・・・と思っておりました。
見た後、語らなくってよかった~と思っている次第です。

今回の一番の注目は和央さん。
ヅカ退団後の初めての舞台ですから♪
しかし・・・和央さんのイメージは壊れなかったものの、なんちゅーの。衣装が女ってだけでヅカのまんまに近いってのはちょっと残念だったかな。もう少し女ちっくな役でもよかったなぁ。
いっそ、ロキシーでもよかったかな・・・なんて♪

次の注目株は大谷さん。
四季にいたときより、ちゃんと見分けることが出来(笑)カッコよかったなぁ~^^
四季繋がりで・・・森実さんも可愛かった*^^*
女性陣はドキドキの衣装で、ほんとにガン見しちゃいました(←オッサン出現)

微妙な気合で見てしまった米倉ちゃんと隆一君。
コレがね、ダンスといい歌といい・・・悪くないんですよ。
米倉ちゃんのくるくる回る表情はめっちゃ可愛いし。歌のパンチはちょっと弱くて、そこは残念だったけれど、穿った見方のオイラなのに、悪いところが感じられないよい舞台だったです。
意地悪な見方をしてて、ごめんなさいです。
隆一君は、あの特徴ある歌い方を封印することなく、うまく使いながらコメディを支えていたと思いましたね。
これまた、穿っていたのにめっちゃよかったです。
途中から、隆一君が木下さん@M.O.P.に見えてきたり、米倉ちゃんが大地さんに見えてきたことはナイショ。



■サド侯爵夫人■
初めての三島体験。
篠井さんと加納さんってだけで、即GETチケットでございました。
いやー。マジで。見に行ってよかった。
音楽をまったく使わない舞台で、前日に見たCHICAGOとは正反対な舞台。
声以外の音は扉の開け閉め等の音くらい。
台詞が流れるように舞台に満ちる。その台詞の調べにあわせて演技する・・・みたいな。
たった6人だけしか出ていないのに、空間が空くこともなく満ちすぎることもなく・・・いやはやスゴイです。
特に気に入ったのがサン・フォン伯爵夫人役の天宮さん。終始圧巻でございました。
サン・フォン夫人も圧巻でしたが、やっぱ加納さんのモントルイユ夫人の移り変わっていく心情なんかが良かったなぁ・・・
もちろん、主役のルネ役の篠井さんは素晴らしく素晴らしかった。でも、ルネってキャラは意外と苦手な女の人だったなぁ・・・

最大限に音も道具もあらゆるものをそぎ落とした舞台だったけれど、衣装は美しくってね、個人的には大満足。
これはもっかい見たい舞台でございますな。

三島ってまったく近寄ったことないんだけど・・・読んでみたら面白いかもしれない。と思った。