大阪松竹座 狂言の会

9月17日、京ちゃまと二人で大阪松竹座で行われた狂言の会を観に行きました。

演目は『福ノ神』『弧狗狸噺』『東は東』の3つ。
それぞれの感想行ってみましょう～


■福ノ神■
ずっとみたいと思っていた演目。
千作さんの福ノ神がめちゃめちゃチャーミングでございました。ほんと、声がするだけで笑いが取れるのは、千作さんのみですね。動きは大分不自由になっていらっしゃるけれど、それを押さえ込むほどの存在感がさすがです。（手がね、ブルブルしてたの。）
千五郎さん千三郎さんが神様をもう出る役で、後見に七五三さん。親子で競演しているのを見ると、なんだかホッコリしちゃいます。
福ノ神が最後に言った「先立つものがのうては、楽しむことはできない」。これは以外に深かったなぁ～。ジェニやのうて、心でっせ。心に糧があるかないかで楽しみの質が変ると福ノ神はおっしゃっているのである。
最後の「はっはっは」の笑い声が心地よかった。


■弧狗狸噺■
新作狂言にしては古典的でよかったな＾＾
三つ巴の化かしあいまでは楽しかったんだけど・・・最後の人の業の深さには凹んでしまったなぁ。。。もう少し直接的じゃない言葉の方が好み。
まぁ、いい感じで風刺も効いていてしかも、時事ネタをバンバン入れれるのは美味しい作品ですよね。
人が本当は狢だったってオチかなーとか思いながら見てました。


■東は東■
50余年ぶりの再演だったらしい。
唐人役があきらさんだったらしんだけど・・・どうしてもあきらさんより若く見えて＾＾；髭と帽子で人相がまったく変るのね。
千之丞さんの嫁にも唐人にも叔父にも・・・だれにも共感が出来ない作品だった。
長い割りに、私は好みではないなぁ・・・・
東は東・・・相容れることはないって内容でした。



個人的に尻すぼみな気分になっちゃった狂言会で、ちと不服＾＾；
いやね、それぞれに面白くって笑ったところもイッパイあったんだけど。
好みのもんだだからね。仕方ない。
ムツゴロウの再演してくれないかなぁ・・・


来年の米と豆腐・・・行きたいなぁと思っております＾＾