ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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テイクフライト

2008-01-08 16:51:00 | 舞台関係
今年一番最初の観劇・・・翁を除くと5日のマチネ『テイクフライト』が一番初めの観劇。観劇初め作品である。


ライト兄弟・リンドバーグ・レディリンディことアメリア・エアハートの3つのお話が同時に進行していく。
始めは少しわかり難いかな?
なんでこの三つをごちゃ混ぜに進める?って思ったけれど、観ていくうちに成る程・・・と思った。

ライト兄弟の空への憧れ。
リンドバーグの記録への挑戦。
アメリアの自分のあるべき場所への憧憬。
共通点が『飛ぶ』事であった。

ライト兄弟は『飛ぶ』事で空へ近づき、リンドバーグは『飛ぶ』事で記録を作る。そしてアメリアは飛んだ先にある着地点を最後に見つけたんじゃないかな?って思う。

話の縦糸はアメリア・エアハートの物語。
アメリアは『飛ぶ』その宙の中にいる事が自分の場所だと思っていた。
目的を果たした後の、無責任なお祭り騒ぎに矛盾を感じていたから。でも、そのお祭り騒ぎで見えなくなっていたもの。それは「自分を待っている人」。


『飛ぶ』という横糸にライト兄弟の飛行機への想い(過去の挑戦者たちの想いもココには反映されている。)やリンドバーグの単独飛行への執念が描かれている。

飛ぶことに魅せられた3つの生き方。

3つともが、自分だけでは成し得ないこと。
先人の足跡があったからこそのライト兄弟の飛行機。
後押しをしてくれる協力者があってこそのリンドバーグの記録。
理解者が傍らにいたからこそのアメリアの飛行。
3つの想いの加速を、平行して物語ることで見せてくれてたんだろうなって思う。
想いの加速の行き先。

ラストのシーン。
早く目的地へ付くために、機体を軽くして飛び立つアメリア。
アメリアは途中、リンドバーグとシンクロして地上にある道化をリンドバーグに告げる。でも、リンドバーグは人が生活を営む光の中へ戻っていく。
そして、アメリアも。
アメリアの無事を願って待つジョージの元へ、アメリアの魂が戻ってくる。
最後にライト兄弟の実験の成功。

共通する『飛ぶ』ことへの想い。
飛ぶという夢をいろんな角度から実現させた、そんな3つの物語だった気がする。



・・・・・あれ?結局、オイラは何を言いたかったのかな^^;
よく解らなくなっちゃったけれど、観終わったときの感想は、「アメリアの魂は空にあるのではなく、ジョージの傍らやな」である。




しかし、知り合いの飛行機バカ達がこの物語を見たなら、きっとストーリーより何より、ウィルバー・ライトが話すプロペラと翼に掛かる風の抵抗とかの計算や兄弟で言い合う翼や胴体の形なんかに反応するんだと思うわー(笑)
ほんで、小市マンがパラシュート捨てた瞬間、めっちゃ鋭い突っ込みするはずや(爆)オイラには解らなかったけれど、それ以前に捨ててるものの中にも突っ込みどころがあるんやろうな・・・なんて(っぷ)



ちなみに観劇後、新年会よろしくハワイアンカフェで小腹を満たし、その後飲みに行っちゃいました~♪