ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

宣伝マン

2005-06-20 16:11:56 | 舞台関係
今日は仕事がなくって、ヒマです。(  それはダメです。自慢できません。自分

なので、本日3本目のブログ書いてます。(  それダメです。自慢できません。自分

さて、何ゆえ3本目の筆を取ったかと言いますと・・・

私の大好きな劇団の宣伝しちゃおうかなっと自主的に思ったからです。


今までにも、何度かご紹介しております劇団M.O.P.
この劇団、いつの頃からか、活動がになっております。(チューブみたい

夏と言えば、M.O.P.
M.O.P.と言えば夏

そんなこんなで、今年もM.O.P.の夏が来ます。

今年の芝居、タイトルは・・・
水平線ホテル

赤毛好きのマキノさんが選んだ物語りの舞台は、どうやら今回はイッタリアーンらしいです。(ご出演の岡森さんのごぶもり日記参照)

ところで・・・マキノさんってご存じです?
NHKの朝の連ドラ『まんてん』だとか、夜にしてた『ある日、嵐のように』を手掛けた方です。
石渡治さんのマンガ『HAPPY MAN』の原作だとか、舞台だと、『おはつ』とか・・・ともかくイッパイ
ともかくマキノさんのお話は、燃える! 泣ける! そしてキマる! んです。しかも、めっちゃ笑える!!
そして見終わった心の中に、何かプレゼントが置かれているはず

今年は20周年と言う事で、外部で活躍中の役者さんもみぃ~んな『水平線ホテル』に駆けつけます!
豪華ですよっ
テレビや舞台で見かける、あの人やあの人が見れますよん


お芝居なんてわからない。
お芝居なんて難しそう。
お芝居なんて敷き居が高そう。。。
・・・っちっちっち そんなあなたもきっと楽しめます!


公演は
京都  7月9日(土)京都府立文化芸術会館
大阪  7月16日(土)~18日(祝)松下IMPホール
東京  7月22日(金)~28日(木)紀伊國屋サザンシアター

金額は4500円。映画よりは高いけど、だらだら~っと遊ぶよりは安いと思うぞ。

騙されたと思って、一度見て下さいな
新たな世界が見つかるかもよ?

まだまだチケットあるようです!
是非是非是非!!
お友達・ご家族・恋人・近所の人・・・いろ~んな人と一緒に見に来て下さい!

夢見たものは・・・

2005-06-20 13:37:33 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
ワタクシが個人的にお邪魔しているブログさんのところで、詩集の話題が登っていたので、私ものっけてみた

写真の上に乗っている方の本は、私がいろいろウダウダと悩んで(と言う程たいしたものでは無く、愚痴ってた程度なのですがね)いた時に頂いた本です。

立原道造『ゆめみたものは・・・』

詩は、ここでは紹介しませんが。(気になる人は、本屋へGO
非常に柔らかい、温かい言葉で綴られた詩です。

とても好きになったので、頂いてから数年後、文庫本で詩集が出たので購入しました。(写真の下の方の本)


何かに付け、ひも解く・・・と言う程のバイブルではありませんが、ある時、無性に浸りたくなる世界を道造さんの詩に感じます


立原道造と巡り合わせてくれたのは、私の愚痴を親身になって聞いてくれた友達。
今ではまったく連絡を取り合わなくなっておりますが、今でもこの詩集は大切にしてます。


他にもね、高村光太郎とか、北原白秋とか、谷川俊太郎とか、草野新平とかも好きなんだけど。。。

京劇水滸伝 ~野猪林~

2005-06-20 12:04:31 | 舞台関係
今回、観劇致しましたのは、京劇でございます。
しかも!水滸伝です

水滸伝の中でも初めの方のお話。林冲が魯智深と出会い兄弟の契りを交わす。その後、高キュウ(漢字が出ない)の恨みを買った林冲が、冤罪を掛けられ滄洲へ流される・・・という下りです。梁山泊に入山するまでのお話です。
滄洲へ向う途中で、林冲が命を狙われた場所が野猪林なのですよ。ま、水滸伝では有名な場面の一つと言えるでしょう。
水滸伝の全場面を上演せず、この場面をチョイスしているのが今回の京劇なのです(長い話なので全場面上演すると、上演時間も長くなりますからね~ いわゆる、美味しいトコ取りって感じかな。)

ではでは・・・いつも通り、役別に見てみましょう~

林冲 葉金援
武生・・・立ち回りを主とする役柄。
梁山泊で1,2を争う武術の達人。禁軍五十万を率いる武人である林冲は、非常に衣装も美しく、多彩。しかも、立ち回りも多い!!槍も使えば、剣も使う
舞台に出ずっぱりで立ち回る姿は、いやはや、カッコ良かったッス
お顔が非常に優しい方でね、ニコっと笑うと、めちゃめちゃ人がよさそうなのですよ。私の中の林冲のイメージはもっと無骨な軍人だったので、こんな林冲もイイかなと思わせてくれました。

魯智深 羅長徳
花臉・・・隈取りのある役。主に、抜きん出た英雄とか魔物とか悪役、滑稽な役が隈取りをしますね。魯智深の場合、抜きん出た英雄っていうより、人間離れした強さの象徴かも。。。
水滸伝の豪傑と言えば、この方、魯智深が先ず上がるんですがね、非常に親しみやすい人懐っこい笑顔は、智深の人の良さを表していたように思いました。

高キュウ 黄彦忠
花臉。悪役です!
初めはただのゴロツキだったのに、天才的な蹴鞠の技を足掛かりに皇帝の寵臣となった、狡猾な男。高キュウを見ていると、藤原鎌子を思い出すのは私だけだろうか・・・
パンダちゃんみたいな隈取りなのに、威厳があるの~。すごいな。

張氏 尚偉
青衣・・・良家の貞淑な女性役。
紅一点。(ホントは侍女がいるから、紅二点なんだけど~)林冲の妻の役です。高キュウの養子に目を付けられ、林冲が冤罪で滄洲へ流された後も貞節を守り、結局自害してしまう哀しい役柄。
唱を主とする役だけあって、非常に美しい声でした。
友達のY那さんって人に面影が似ていて、彼女、元気かな~と思いつつ、歌声を聞いてたのでした。

李小二 李丹
武生
林冲の元部下。高キュウに武術を見せてる途中に気分が悪くなってしまった事を理由に禁軍を解雇された可哀想な人
後に林冲を助け、梁山泊入りする訳なのですが、非常に身軽でね、コレぞ京劇!って動きをしてくれます。お顔が、ちょっと・・・インド舞踊?って思ったんだけど。おメメぐりぐりで

高世徳 梅慶陽
文丑・・・滑稽味のある役柄。顔の中央を白く塗ってます
林冲の妻に横恋慕する、高キュウの養子。バカな放蕩息子。
ホンマに、おバカで笑えます。でもね、衣装がなかなか素敵でした。内側に梅の刺繍が施されててね、遊び人って感じを出していると思いましたね。

陸謙 葉江翔
文丑
どの人の訳を読んでも、陸謙だけは好きになれない
最後は林冲にグサリと刺されて果てておりました。しかし、今まで読んだ中で一番賢い陸謙でした。


以上が役別の感想。総合的な感想はね、今まで見た京劇の中で、一番物語り色の濃い作品でしたね。『水滸伝』って言う事を抜きにしても、一番好きな作品かも。
立ち回りも多いし、物語としても起伏に富んでいる。女性の立ち回りが無い分、きらびやかで華やかな印象は少ないけど、男性の衣装が綺麗だし、それはそれで見ごたえがあったと思うんですよね
京劇ではなんて言うんだろ?アンサンブルとは言わないだろうなぁ 沢山いる立ち回りの役者さん達も、毎度の事ながら凄いなぁって思う。しかも、今回は悪い手下の時と、禁軍の部下の時と、町のならず者の時と、役柄が幾つかに別れてて、あ、この人さっきみた~とか、そういった楽しさもあった(いや、毎回ない訳では無いけれど、イメージがこれだけ変わるのも少ないなって思って)
西遊記の様に、動きが凄いのもウハウハして楽しい。白蛇伝の様に、女性の立ち回りがあるのは衣装がとても美しくて、動きもしなやかで楽しい。でも、今回の様な、物語り色が濃いのも良いなぁと思ったのでした。

今後見たいのは、やっぱ、『覇王別妃』だなぁ。

ちなみに、パンフは売り切れだったのだ・・・残念