ういーくえんど・なちゅらりすと

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貝化石

2017-03-15 14:45:22 | その他の動物
ヤゴを掬っていると、砂利の中に白いものが目立った。
きっと散歩の人は誰かが捨てた茶碗の破片くらいにしか思っていないだろうがそうではない。
これは・・・貝化石。
おそらく数万年前から十数万年前の貝殻だ。


ツメタガイやシラトリガイの仲間、カガミガイにマガキなど。
つまりこのあたりは海底で堆積した地層ということ。
三浦半島では珍しい流域を持った川、ということがいえそうだ。

イシマキガイとカワニナ

2017-03-15 14:44:19 | その他の動物
下流でたくさん出てきたのがイシマキガイ。



面白かったのは大きめな個体でも殻がしっかりと保たれていたこと。
当たり前のようにもうかもしれないが、イシマキガイは成長すると殻頂から腐食してしまうことが多いのだ。

そして、カワニナもぼちぼちと。


こちらも大形個体でも殻頂まできれい。
もしかしてカルシウム分が豊富だとか、なんか理由があるのだろうか。

カゲロウとカワゲラ

2017-03-15 14:43:26 | その他の昆虫
ちょっと意外だったのはフタスジモンカゲロウが入ってこなかったこと。
彼等が好みの砂泥質が少ないってことなんだろうか。
下流ではコカゲロウのなかま。



ま、こいつらは水質悪化にも強いし順当な種類。
サホコカゲロウあたりだろうか。

これも意外だったのは下流から上流まで多くはないものの何度も出てきたカワゲラの仲間。



標本をとらないと種類は厳しいが、この雰囲気、フタツメカワゲラの仲間かな。

ヒメイトアメンボ

2017-03-15 14:42:44 | カメムシ
ハグロトンボがたくさん捕獲できたあたり。
網の中で細いものが動いた。
ん?小さなハグロか?
あまり考えずにバットにいれると、歩いて外に逃げ出した。



ヒメイトアメンボだった。
そんなに珍しいものではないが、何せこの姿、気づかれない。
ちなみにこいつらはアメンボのくせに水面を滑らずに、水面を歩く。
そしてこの魚のヤガラのような顔。
なんとも不思議な物体だ。

ハグロトンボ

2017-03-15 14:40:08 | トンボ
三浦半島の川をあちこちヤゴを求めて歩いている私ではあるが、当然、なかなか手がつかない場所もある。
その代表例が街なかの川だ。
そもそもトンボを求めて歩いているのだから、条件の悪いところに入りたくないのは当たり前。
しかも、人目につきやすい。
今更他人の目はさほど気にならないが、頭上からの何やってるの攻撃はけっこうやりくりが面倒くさい。
そんな住宅地のあいだを流れる川へ、珍しく土曜日に向かった。


自転車をとめ、フェンスを乗り越え護岸につくられたタラップを降りる。
深場にはオイカワらしき魚影もあって、水質はそこそこのようだが果たして・・・
たくさん出てきたのはハグロトンボだった。





冬のはじめには小さすぎて確認が難しいが、この季節になってくればそこそこのサイズ。
そしてちょっとサプライズだったのがこいつ。


若齢ではあるがコヤマトンボだ。
もちろん、メスがたまたま飛来して産卵しただけの可能性も高いが、ここで発生しているのかもしれない。
コヤマトンボは三浦半島の流水性トンボ類で一番復活が遅れている種類で、むしろ減り続けているといっていいトンボ。
もしかしたら成虫も狙えるか?