今までのお話の中で、熱浸食のお話を書いてきましたが、そもそも熱浸食ってどうやって起こるの? ということです。そこで、大事になってくるのは、マントルと地殻の接している部分。ここがどうなっているかが分からないと、熱によってどういう現象が起こるかわからない、ということになるので「自分ははこのように考えている」ということを書いておきますね。
マントルはかなり温度が高い状況です。そこと接しているわけですから、当然、熱によって溶けているだろう、と考えています。ただ、地殻としてくっついているわけですから、液体のように流動的ではない、ということにもなります。
そこで、考えているのが、ゲル状に近い状態。噴火の際に地表に出てきたマグマが冷えて固まっていく途中、表面は色が変わって固まりつつあるものの、中身はブヨブヨした感じになります。このブヨブヨした感じか、もしくは、もう少し固まりつつある状態、と言う感覚なんですが、イメージがつかめるでしょうか?
熱浸食とは、このゲル状のものが、熱によって液体状に変化していくのであって、実は比較的穏やかに浸食されていきます。また、熱が地殻内部に及んでいった場合、完全に固まっているところが温められ、徐々に溶け出すような状況になる、と考えています。というのは、実際に実験してみるといいと思うのですが、地表にあるマグマが冷えて固まったものを徐々に温めていった場合、おそらく、途中で割れて壊れるより、徐々に溶けていくというケースの方が圧倒的に多いと思っているからです。もしも、これで割れるという現象が起きるなら、それは、一部だけが急激に冷やされたケースで、地殻の底部で起こっているような徐々にゆっくりと熱が伝わって温められるような状況では、いきなり割れる~崩壊する、ということは可能性として低いと考えているからです。
、、
ですから、自分は、地殻の底部で、もともとマグマだった部分が冷えて地殻を形成した範囲では、そこが温められて溶け出しているうちは、熱膨張で割れたりするような地震の要因になるような現象は少ないのではないか、単に溶け出すというケースの方が多いと思っています。そして、結びつきが緩くなったときに、地殻自身の重量に耐えきれず「歪む」と地震が起きる、というケースの方が、いわゆる熱移送による地殻の崩壊よりも、ずっと可能性として高いと考えています。
マントルはかなり温度が高い状況です。そこと接しているわけですから、当然、熱によって溶けているだろう、と考えています。ただ、地殻としてくっついているわけですから、液体のように流動的ではない、ということにもなります。
そこで、考えているのが、ゲル状に近い状態。噴火の際に地表に出てきたマグマが冷えて固まっていく途中、表面は色が変わって固まりつつあるものの、中身はブヨブヨした感じになります。このブヨブヨした感じか、もしくは、もう少し固まりつつある状態、と言う感覚なんですが、イメージがつかめるでしょうか?
熱浸食とは、このゲル状のものが、熱によって液体状に変化していくのであって、実は比較的穏やかに浸食されていきます。また、熱が地殻内部に及んでいった場合、完全に固まっているところが温められ、徐々に溶け出すような状況になる、と考えています。というのは、実際に実験してみるといいと思うのですが、地表にあるマグマが冷えて固まったものを徐々に温めていった場合、おそらく、途中で割れて壊れるより、徐々に溶けていくというケースの方が圧倒的に多いと思っているからです。もしも、これで割れるという現象が起きるなら、それは、一部だけが急激に冷やされたケースで、地殻の底部で起こっているような徐々にゆっくりと熱が伝わって温められるような状況では、いきなり割れる~崩壊する、ということは可能性として低いと考えているからです。
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ですから、自分は、地殻の底部で、もともとマグマだった部分が冷えて地殻を形成した範囲では、そこが温められて溶け出しているうちは、熱膨張で割れたりするような地震の要因になるような現象は少ないのではないか、単に溶け出すというケースの方が多いと思っています。そして、結びつきが緩くなったときに、地殻自身の重量に耐えきれず「歪む」と地震が起きる、というケースの方が、いわゆる熱移送による地殻の崩壊よりも、ずっと可能性として高いと考えています。