地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

太平洋プレートの動き、いまだ衰えず

2016-12-31 03:22:04 | 日記
 2日続けて、茨城の地震の話でしたが、ここで再び太平洋プレートのお話。
 実は、この2~3日でも、太平洋プレート関連の地震が頻発しています。

 12月28日 硫黄島近海 M5.3
 12月29日 カムチャッカ半島 M4.7
 12月30日 インドネシア スンバワ島付近 M6.2
 同日     台湾北東海上 M4.8

 特に気になるのは、南の海上ですね。フィリピン海プレートに影響がありそうな感じがします。
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茨城の地震と今後

2016-12-30 03:14:59 | 日記
 昨日の茨城の地震は、群発地震の関係で、ある程度予想されていたものです。そして、茨城近辺で、今後気を付けなければならない状況をまとめておきたいと思います。

 まず、茨城・千葉のあたりの群発地震の特徴は「震源の深さが一定しない」ということです。11月18日の記事にもまとめてありますが、他地域と違って、茨城・千葉は、どの深さの地震が起きてもおかしくない、ということです。
 現在は、余震が震源の深さ10キロメートル近辺で起きていますから、昨日の直接の余震、と考えていいと思いますが、この震源の深さが違うものが出てきた場合、特に20~30キロメートルのところで起きる地震があったら、これは、今回の余震とは別で、昨日の地震によって新たな部分の崩壊が始まったと考えたほうがいいと思います。
 ですから、震源の深さが変わった場合、また、大きめの地震が来る可能性がある、と考えて、注意をしていった方がいいだろう、ということです。

 また、茨城の地震と千葉の地震はセット、と考えておいた方がいいと思います。関東圏が今年の秋口に、異常に気温が高かったことを考えると、今回のM6.2では、まだ、その歪みが放出しきれていないのではないでしょうか。
 となると、次は千葉のほうで、昨日の茨城の地震と同程度かそれ以上の地震が起きるかもしれない、くらいに考えて注意をしておいた方がいいでしょう。

 鳥取中部の地震も、やはり群発地震があってからの大きな地震。今回の茨城も同様です。11月18日には、その群発地震発生区域をまとめてありますので、参考にしてください。

<参考~11月18日>
http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/d0c14a611bb76731b2bf43487fb97ab4
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茨城北部でM6.3

2016-12-29 03:49:50 | 日記
 地震速報などでご存知だと思いますが、茨城北部で震度6弱の地震がありました。震源の深さは10キロメートル。ということは、今回の地震は、今まで書いてきた一連の「太平洋プレートの影響」というよりは、中央構造線ラインの地震、と考えたほうがいいと思います。
 関東圏では、以前、気温上昇に伴う地震の可能性をお話ししてきましたが、今回は、その流れではないかと考えています。

<参考~10月28日>http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/98dbe2416eab1efc494e9905fd131e3f

 そして、この流れで行くと、中央構造線上で次に危なくなるのは和歌山近辺ではないか、と考えています。

 また、前回のブログで、図にミスがありました。こちらの方が正しい図なので、前回の内容と照らし合わせてみてください。
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震源の深い地震と浅い地震が混在する理由

2016-12-27 03:46:27 | 日記
 最近の傾向として、震源の浅い地震が中央構造線~沖縄トラフを中心にして起こっている反面、震源の深さが30~50キロくらいの地震も福島を中心にして起きています。このメカニズムを探ろう、というのが今回のお話です。


 さて、今までフィリピン海プレートの沈み込みの話をしてきましたが、この見解は変わりません。それに追加して考えたいのが、プレートの押す力です。
 図のように、沈み込みが起こり、一方のプレートが下に折り曲げられた形になった場合、そこに押す力が加わると、地殻丈夫では亀裂、地殻下部では押しつぶしの力がかかります。この地殻上部での亀裂が震源の深さ10キロメートル以下の地震、押しつぶしにあたっているのが震源の深さがやや深めの地震と考えることができます。
 また、押す力については、図では右のプレートが押している、というように書きましたが、左側の折れ曲がったプレートが押しても、同様の結果になります。

 ということで、自分は、構造的に、フィリピン海プレートが沈み込み、ユーラシア・太平洋プレートで押す力が加わっていると、考えています。
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チリ沖でM7.6

2016-12-26 03:59:43 | 日記
 ここのところ、ずっと太平洋プレート関連の地震が続いていますが、今回もそれです。
 南米チリ沖でM7.6(当初の発表は7.7)の地震がありました。震源の深さは40キロメートル。チリ沿岸で10センチの津波を観測しているそうです。プレート自体は、ナスカプレートになりますが、自分は、太平洋プレートの動きが、そのままナスカプレートに影響を与えたと考えています、

 だから、南米だからと言っていられないと思っています。対岸の火事ではない、日本も太平洋プレートと接しているところがあるわけですから、そこはやはり注意していかなければならないでしょう。

 日本での有感地震は、昨日は3回しかありませんでした。
 そして、震源の浅い地震がぐっと少なくなった時に、福島でM7.3の地震が起きていますから、太平洋プレートの動きと合わせて考えると、東北沖あたりは要注意ですね。

<参考~11月21日>
http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/8056bc35d9c40c70a20b7854d2069586
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トカラ列島で群発地震

2016-12-25 05:04:58 | 日記
 昨日、午前8~11時にかけて有感地震だけで11回も地震がありました。ここ数日お話ししている太平洋プレートの動き、というよりは、その影響でフィリピン海プレートに新たな動きが出た、と予測しています。
 そして、ここでは、もともとの構造を確認してみようと思います。


 図1は通常の状態でプレートの沈み込みが起きたケースです。いわゆる、地殻が厚く、沈み込みの力によってプレートが折れ曲がったりしない場合のことです。このケースであれば、力がかかり滑るのは「境界部分」です。従来の境界型の地震は、このケースですね。
 それに対し、図2は地殻が薄くなっている場合です。
 この場合、沈み込みによってかかった力が、境界部分ではなく、地殻の比較的弱い、折れ曲がりやすい部分に出ます。結果、その折れ曲がりが地震になって現れる~これが内陸型地震です。

 トカラ列島や熊本地震では、本来、プレート境界で起こるはずの滑りが起こらず、このように地殻が薄く弱くなった部分で折れ曲がりが起きている、と考えています。ですから、震源の浅い地震が頻発するわけです。

 昨日は、カムチャッカ沿岸でも地震が発生ていて、やはり太平洋プレートの動きは活発なままです。おそらくは、これからも太平洋プレートつながりで地震が発生するのではないでしょうか。
 相変わらず、太平洋プレートと接している地域では要注意ですね。
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今度は太平洋プレート北部

2016-12-24 04:47:14 | 日記
 やはり、太平洋プレートの動きが収まりません。昨日は福島沖でM5.0.そして、アリューシャン列島の西側、コマンドルスキー列島近海でM6.1が2回あったそうです。

 ということで、太平洋プレートと接しているところは、要注意です。自分が気にしているのは年明け。1月だと阪神大震災、3月だと東北大震災という感じで、年が明けてしばらくしたころに、大きな地震が起きやすいのではないか、と思っています。
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父島沿岸でM6.2

2016-12-23 03:36:21 | 日記
 太平洋プレートの動きが止まりません。今度は父島近海でM6.2です。この位置だと、フィリピン海プレートにも影響がありそうです。となると、今度は沖縄トラフに影響が出る可能性が高いですね。

 そして、これほど大きな動きが太平洋プレートで起こっているとすると、例えば、大きな中期塊レベルの塊が太平洋プレートから分離して浮遊塊ができたとか、地球プロミネンスなどの現象が起きた、というふうに考えたほうがいいのではないかと思います。

<参考~9月19日>
http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/275e0a6d0160df092ff65f38e92157c8

<参考~9月13日>
http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/d713250bae741c6a60a5b3de85fade4e
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今度は東チモールでM6.5

2016-12-21 03:57:23 | 日記
 連日大きめの地震が続いているのは、太平洋プレートの南側。毎日、どこかでM6以上です。以前書いた「フィリピン海プレートの南側が危ない」というよりは、太平洋プレートの南側が危ない、といった方がいいかもしれませんね。

 また、先日のスマトラ島の地震の流れだと思いますが、昨日は、沖縄トラフ関連の「トカラ列島」と中央構造線関連の「和歌山県北部」の地震が起きています。

 そして、もう一つ、ここにきて、関東から西日本にかけて全体が異常高温です。ニュースなどでは「エルニーニョ現象」などを理由にしているようですが、それじゃあ、なぜ「エルニーニョ現象」が起きたのか、というところはわかりません。自分は、これが地殻の変動による圧力であったり、地殻が侵食され、薄くなっていることが根本的な原因だとふんでいます。
 いずれにせよ、中央構造線~沖縄トラフにかけて、異常高温になっている、と考えておいた方が無難ではないか、その余波が東北にまで及んでいる、と思った方が適切ではないか、と考えています。
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再び、ソロモン諸島でM6.7

2016-12-21 03:57:23 | 日記
 日本には、まだ、直接的に大きな地震は起きていませんが、太平洋プレートで、これだけ大きな地震が頻発するのも珍しいと思います。20日に再びソロモン諸島でM6.7の地震がありました。場所は18日で起きたソロモン諸島の地震のすぐ近く。キラキラの沖です。深さも今回は44キロメートルで、前回の39キロメートルに近い。

<参考~11月24日>
http://blog.goo.ne.jp/carpenter2/e/d9e5ce1b9557789e17009d29b4c2a8cc

 この11月24日に書いたように、やはり、フィリピン海プレートの動向が太平洋ぷれーとの動きに拍車をかけているような気がします。
 そして、以前にも書きましたが、どうやら、フィリピン海プレートの大きな崩壊は「南部」から、という話が、徐々に現実味を帯びてきた、というところではないでしょうか。
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