昨日は、日本海中部でM6.1の地震がありました。この地震、震源の深さが400キロとかなり深い地震です。
また、もう一つ特徴的なのは、揺れたところが、日本海側ではなく、太平洋の沿岸部。それも、フィリピン海プレートに絡んでいるところは一切揺れず、太平洋プレートの接触面に当たるところだけが揺れています。
ですから、状況としては、太平洋プレートの深部で崩壊が起き、その揺れが太平洋プレートだけに伝わったと考えていいでしょう。
そして、今後の動きについてですが、状況としては、このM6.1の地震のあと、千葉県北東部でM3.6の地震が起きています。この地震、今までと傾向が違い、震源が犬吠埼から少し内陸に入り込んだところです。通常、千葉県北東部と言うと、茨城県南部の地震と近い震源になりますし、犬吠埼付近が震源の地震では、震源の浅い地震になります。
また、もう一つは、静岡県東部のM3.6の地震が起きていて、こちらは、フィリピン海プレートが下部に入り込んでいるところで起きた地震です。震源が浅いので、こちらは、下から上に押し上げる力がかかったものと推測されます。
この傾向を踏まえると、まず、考えられるのが、
太平洋沿岸部で動きが出てくる可能性があるということ。
もしも、太平洋プレートの端が欠けたという状況になっている場合、プレートの重心移動により、内陸に入り込んでいる部分が沈む分だけ、内陸方面に滑り込んでいきやすくなっているというケースです。今回は、千葉県の動きを見ている限り、こちらのケースになっている可能性が高いと思います。
それも、今まで動きが無かったところで、揺れてくる可能性があり、そういう場所と言うのは、比較的プレート同士がしっかり噛み合っているところですから、もし、崩壊すると、規模の大きめの地震になりやすい、ということです。さらに、もう一つは、震源がやや内陸に寄ってくるだろうということ。千葉県の地震もそうですが、その他にも、青森県の三八上北地方でもM2.9の地震が起きていて、この地震の震源の深さが80キロ。その青森県の地震も、通常は、震源の浅い地震になるのですが、今回は、やや深めの震源で動いています。これも、青森県東方沖で起きる震源の深さ中程度の地震の震源域が、やや西に寄ってくることを暗示しているようです。
もう一つは、静岡の地震に見られるように、内陸で震源の浅い地震が起きやすくなってくるというパターンです。
というのは、欠けた部分が無く、単なる「ズレ」によって地震が起きている場合、太平洋プレートが内陸の方に進みやすくなっているため、その進んだ分、地殻下部に浮力がかかり、内陸部を上に押し上げることになるからです。
これだけは、実際に今後の動きをみて確認していくことになりますから、太平洋側・内陸や日本海側の両方で、警戒をしていてください。
さらに言うと、海外では、ニュージーランド北方で、M5前後のレベルの地震が数回に渡って起きています。太平洋プレートが非常に動きやすくなっていると思われます。
その他の地震は、茨城県沖のM4.2、奄美大島近海のM3.9、胆振地方中東部のM2.4の地震です。
茨城県沖の地震については、昨日、書いた通り。奄美大島近海の地震は、周辺ではほとんど動きが無く、動きが出たのが島の近くだったというパターンです。
胆振地方中東部の地震は、最近になって増えてきている空知との境界に近い位置が震源です。北海道は、南西方面が怪しいと考えていますから、留萌から渡島半島にかけてと、日本海沖で注意していてください。
また、もう一つ特徴的なのは、揺れたところが、日本海側ではなく、太平洋の沿岸部。それも、フィリピン海プレートに絡んでいるところは一切揺れず、太平洋プレートの接触面に当たるところだけが揺れています。
ですから、状況としては、太平洋プレートの深部で崩壊が起き、その揺れが太平洋プレートだけに伝わったと考えていいでしょう。
そして、今後の動きについてですが、状況としては、このM6.1の地震のあと、千葉県北東部でM3.6の地震が起きています。この地震、今までと傾向が違い、震源が犬吠埼から少し内陸に入り込んだところです。通常、千葉県北東部と言うと、茨城県南部の地震と近い震源になりますし、犬吠埼付近が震源の地震では、震源の浅い地震になります。
また、もう一つは、静岡県東部のM3.6の地震が起きていて、こちらは、フィリピン海プレートが下部に入り込んでいるところで起きた地震です。震源が浅いので、こちらは、下から上に押し上げる力がかかったものと推測されます。
この傾向を踏まえると、まず、考えられるのが、
太平洋沿岸部で動きが出てくる可能性があるということ。
もしも、太平洋プレートの端が欠けたという状況になっている場合、プレートの重心移動により、内陸に入り込んでいる部分が沈む分だけ、内陸方面に滑り込んでいきやすくなっているというケースです。今回は、千葉県の動きを見ている限り、こちらのケースになっている可能性が高いと思います。
それも、今まで動きが無かったところで、揺れてくる可能性があり、そういう場所と言うのは、比較的プレート同士がしっかり噛み合っているところですから、もし、崩壊すると、規模の大きめの地震になりやすい、ということです。さらに、もう一つは、震源がやや内陸に寄ってくるだろうということ。千葉県の地震もそうですが、その他にも、青森県の三八上北地方でもM2.9の地震が起きていて、この地震の震源の深さが80キロ。その青森県の地震も、通常は、震源の浅い地震になるのですが、今回は、やや深めの震源で動いています。これも、青森県東方沖で起きる震源の深さ中程度の地震の震源域が、やや西に寄ってくることを暗示しているようです。
もう一つは、静岡の地震に見られるように、内陸で震源の浅い地震が起きやすくなってくるというパターンです。
というのは、欠けた部分が無く、単なる「ズレ」によって地震が起きている場合、太平洋プレートが内陸の方に進みやすくなっているため、その進んだ分、地殻下部に浮力がかかり、内陸部を上に押し上げることになるからです。
これだけは、実際に今後の動きをみて確認していくことになりますから、太平洋側・内陸や日本海側の両方で、警戒をしていてください。
さらに言うと、海外では、ニュージーランド北方で、M5前後のレベルの地震が数回に渡って起きています。太平洋プレートが非常に動きやすくなっていると思われます。
その他の地震は、茨城県沖のM4.2、奄美大島近海のM3.9、胆振地方中東部のM2.4の地震です。
茨城県沖の地震については、昨日、書いた通り。奄美大島近海の地震は、周辺ではほとんど動きが無く、動きが出たのが島の近くだったというパターンです。
胆振地方中東部の地震は、最近になって増えてきている空知との境界に近い位置が震源です。北海道は、南西方面が怪しいと考えていますから、留萌から渡島半島にかけてと、日本海沖で注意していてください。