地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

日本海中部でM6.1 茨城県沖でM4.2 奄美大島近海でM3.9 千葉県北東部と静岡県東部でM3.6 青森県三八上北地方でM2.9 胆振地方中東部でM2.4

2021-09-30 04:33:46 | 日記
 昨日は、日本海中部でM6.1の地震がありました。この地震、震源の深さが400キロとかなり深い地震です。
 また、もう一つ特徴的なのは、揺れたところが、日本海側ではなく、太平洋の沿岸部。それも、フィリピン海プレートに絡んでいるところは一切揺れず、太平洋プレートの接触面に当たるところだけが揺れています。
 ですから、状況としては、太平洋プレートの深部で崩壊が起き、その揺れが太平洋プレートだけに伝わったと考えていいでしょう。
 そして、今後の動きについてですが、状況としては、このM6.1の地震のあと、千葉県北東部でM3.6の地震が起きています。この地震、今までと傾向が違い、震源が犬吠埼から少し内陸に入り込んだところです。通常、千葉県北東部と言うと、茨城県南部の地震と近い震源になりますし、犬吠埼付近が震源の地震では、震源の浅い地震になります。
 また、もう一つは、静岡県東部のM3.6の地震が起きていて、こちらは、フィリピン海プレートが下部に入り込んでいるところで起きた地震です。震源が浅いので、こちらは、下から上に押し上げる力がかかったものと推測されます。

 この傾向を踏まえると、まず、考えられるのが、
太平洋沿岸部で動きが出てくる可能性があるということ。
 もしも、太平洋プレートの端が欠けたという状況になっている場合、プレートの重心移動により、内陸に入り込んでいる部分が沈む分だけ、内陸方面に滑り込んでいきやすくなっているというケースです。今回は、千葉県の動きを見ている限り、こちらのケースになっている可能性が高いと思います。
 それも、今まで動きが無かったところで、揺れてくる可能性があり、そういう場所と言うのは、比較的プレート同士がしっかり噛み合っているところですから、もし、崩壊すると、規模の大きめの地震になりやすい、ということです。さらに、もう一つは、震源がやや内陸に寄ってくるだろうということ。千葉県の地震もそうですが、その他にも、青森県の三八上北地方でもM2.9の地震が起きていて、この地震の震源の深さが80キロ。その青森県の地震も、通常は、震源の浅い地震になるのですが、今回は、やや深めの震源で動いています。これも、青森県東方沖で起きる震源の深さ中程度の地震の震源域が、やや西に寄ってくることを暗示しているようです。

 もう一つは、静岡の地震に見られるように、内陸で震源の浅い地震が起きやすくなってくるというパターンです。
 というのは、欠けた部分が無く、単なる「ズレ」によって地震が起きている場合、太平洋プレートが内陸の方に進みやすくなっているため、その進んだ分、地殻下部に浮力がかかり、内陸部を上に押し上げることになるからです。

 これだけは、実際に今後の動きをみて確認していくことになりますから、太平洋側・内陸や日本海側の両方で、警戒をしていてください。

 さらに言うと、海外では、ニュージーランド北方で、M5前後のレベルの地震が数回に渡って起きています。太平洋プレートが非常に動きやすくなっていると思われます。

 その他の地震は、茨城県沖のM4.2、奄美大島近海のM3.9、胆振地方中東部のM2.4の地震です。
 茨城県沖の地震については、昨日、書いた通り。奄美大島近海の地震は、周辺ではほとんど動きが無く、動きが出たのが島の近くだったというパターンです。
 胆振地方中東部の地震は、最近になって増えてきている空知との境界に近い位置が震源です。北海道は、南西方面が怪しいと考えていますから、留萌から渡島半島にかけてと、日本海沖で注意していてください。
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宮城県沖でM3.4 茨城県沖でM3.3 青森県津軽南部でM2.7

2021-09-29 04:26:49 | 日記
 昨日の有感地震は、タイトルの3つだけです。
 宮城県沖のM3.4と茨城県沖のM3.3は太平洋側の、いわゆるプレート接触面の地震です。
 太平洋側の昨日の沖合の動きは、全体的にバラけたように、細かな地震が起きています。力のかかり方が分散傾向になっています。
 その中で、動きが活発なのは宮城県~福島県沖。

 また、太平洋側の内陸部では、昨日の予測で茨城県南部と書きましたが、有感地震こそ起きなかったものの、動きはやはり活発です。千葉県の南方沖とあわせて、こちらのエリアで警戒していてください。

 北海道から秋田の日本海側の動きに準じているのは、青森県津軽南部のM2.7の地震です。ここで揺れてきたということは、秋田の内陸部でも揺れてくる可能性があります。
 日本海の沖合の動きと合わせて警戒していてください。

 また、昨日の動きで特徴的なのは、
 能登半島~琵琶湖周辺~和歌山~徳島~高知のラインの動きです。フィリピン海プレートの境界とほぼ平行に走っているラインですから、フィリピン海プレートの西側が、浮き上がってくるような動きをしていると考えられます。
 この中で、今までに大きな揺れを観測していないのは、京都方面、徳島、高知。特に京都方面は、歪みが溜まっている可能性がありますから、注意をしていてください。
 高知の方で大きめの動きが出ると、南海トラフに影響が出てくる可能性がありますので、こちらの情報も注意していてください。
 また、以前から書いていますが、本来、高知方面で出てくるはずの動きがストップしている場合は、山陰や瀬戸内海方面に歪みが吐き出されてくる可能性があります。こちらも注意していてください。
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茨城県沖でM4.7 宮城県沖で2回 岐阜県飛騨地方で9回 兵庫県南東部でM2.6

2021-09-28 06:41:58 | 日記
 昨日は、岐阜県飛騨地方で群発地震が起きています。有感地震は全部で9回。
 地震の規模は、大きい順に、M4.1、M4.0、M3.1が2回、M2.9、M2.8、M2.7、M2.6、M2.5です。
 以前、群発地震が起きていたエリアと同じ場所で起きていますから、地殻の力のかかり方が、その時と同じようになったということだと思います。昨年の春先の群発地震のときには、能登半島や長野県中部などでも、M5クラスで、最大では震度5の地震が起きていますから、今後、そういった動きが出てくる可能性が高いと思っていてください。

 また、太平洋側では、茨城県沖でM4.7、宮城県沖でM4.0とM3.8の地震が起きています。
 岐阜・長野の群発地震が起きていた時期には、この太平洋側でもM5クラスの地震が多めに起きていました。また、東京湾でも群発に近い地震が起きていました。
 基本的には、太平洋プレートの動きの歪みが「岐阜~長野」の群発地震につながっていたと思われますから、太平洋側の動きが活発になるのも、当然の事として捉えていてください。

 その他では、兵庫県南東部でM2.6の地震が起きています。表記では南東部ですが、実際は中部で京都との県境が震源です。京都で起こる地震の震源がやや西にずれたという地震です。

 昨日の動きでは、太平洋側で、今回、地震が起きていない福島沖で動きが活発です。また、茨城県南部でも同様に動きが活発ですから、揺れてくる可能性が高いと思っていてください。

 その他の気になる動きは、能登~和歌山のライン上の地震です。細かな地震が多くなってきていて、今回の兵庫県の地震も、このライン上に属しています。
 宮崎沖でも、細かな地震が増えてきていますから、こちらでも注意していてください。

 海外では、ギリシャでM6.0の地震が起きています。
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浦河沖でM3.7 種子島近海でM3.6 紀伊水道でM3.4

2021-09-27 05:21:11 | 日記
 昨日のブログからの有感地震は、タイトルの3つだけ。
 浦河沖のM3.7は、昨日書いたエリアでの動きによるものです。
 種子島近海のM3.6は、昨日書いたフィリピン海プレートの流れだと思われます。予想は山陰、瀬戸内海周辺でしたが、予想とは違い、南の方で揺れてきました。
 紀伊水道のM3.4も昨日書いた四国周辺の動きによるものです。

 昨日の動きについては、
 再び、宮城・福島沖で動きが活発になってきています。また、茨城では、沖合でも内陸でも震源の深さ中程度の部分で、動きが活発になってきていますから、注意していてください。

 四国周辺では、まだ、和歌山方面で動きが出ています。
 日本海側に当たる能登半島でも、再び、動きが活発になってきていますし、
昨日書いたように、北海道から東北の日本海側にも注意が必要です。
 昨日は、北海道から東北の日本海側は、やや小康状態ですが、一旦、動きが止まった後にドンと来る可能性もあります。しばらく注意を続けていてください。
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岩手県沖でM3.5 岐阜県美濃中西部でM2.5

2021-09-26 04:33:01 | 日記
 昨日のブログからの有感地震は、タイトルの2つだけです。
 岩手県沖のM3.5は、今まで書いてきたとおりの、太平洋プレートの動きで、プレートの接触面の地震です。
 岐阜県美濃中西部のM2.5の地震は、震源が石川・福井との県境の近くです。

 昨日の動きで特徴的なのは北海道から東北にかけての日本海側。
 留萌の沖合で、有感地震にはならなかったものの、やや大きめの動きが出ていますし、そこから、連なるように秋田沖まで、小規模の地震が続いています。
 太平洋プレートの動きが活発と言うことは、それだけ、プレート内部にも圧力がかかっていると考えた方がいいですし、最近の能登半島での地震をはじめ、日本海側で震度5レベルの揺れが何度か起きていますから、そろそろ危ない時期になっているかも知れません。
 過去には、津波を伴った地震として、1983年の日本海中部地震(秋田沖地震)、1993年に奥尻島を襲った北海道西方沖地震もありますから、そろそろ注意が必要だと思っています。

 北海道から東北にかけての太平洋側では、浦河沖~青森県東方沖で、やや動きが活発になってきていますから、こちらの方も注意していてください。

 また、中国・四国地方では、震源の浅い細かな地震が広がって起きています。四国の高知でも、こういう地震が起きていますから、今までの動きとは少し変わった動きだと捉えておくといいでしょう。通常は、山陰方面で揺れてくる可能性が高いのですが、今回は、瀬戸内海周辺も注意していてください。

 それでは、ノストラダムスの第160弾です。

(1巻2番)
 手の中の棒 枝の中央に置く
 私が濡らしたonae それと地獄の辺境 そして足
 恐れの中 柄で震えながら書く
 神の輝き 目の前の神が落ち着かせる

 一つだけ、どうしても不明な単語があって、それが「onae」。どうやら、植物の一種のようだ、という所までしか、分かりません。
 イメージ的には、神事に使う「榊」のようなものではないでしょうか。

 1行目は、予言を得るための具体的な方法、2行目は、その予言の内容を見せられてノストラダムス自身がどうなっているか、という話だと思います。3行目は、そこで見た内容を預言詩として書いている様子ではないかと思います。

 そして、大事なのは、4行目。
 ノストラダムスは一人で預言をしているのではないようです。傍に神様がいてくれるんですね。

 ということは、やはり、詩の中に「二人称」で書かれているものがあった場合、それは「目の前にいる神」が行っている行為であるということになります。
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青森県東方沖でM3.9 宮城県沖と新潟県上中越沖でM3.7 茨城県南部でM3.4 秋田県沖でM3.1 鳥取県西部でM3.0 上川地方北部でM2.5

2021-09-25 04:23:23 | 日記
 昨日は有感地震が7回と、少し多めでした。また、日本海側の動きが出始めています。

 昨日の地震で一番規模の大きかったのは、青森県東方沖のM3.9です。いわゆるプレート境界型、このページで言う「プレート接触面」の地震です。
 同様に、宮城県沖でもM3.7の地震がありました。

 日本海側の地震で一番規模が大きかったのは、新潟県上中越沖のM3.7の地震です。
 秋田県沖でもM3.1、鳥取県西部もM3.0の地震がありました。
 プレートの内部型の地震は、震源が浅いため、規模が小さめでも震源近くでは揺れが大きくなります。注意してください。
 同じく、プレート内部型の地震では、北海道の上川地方北部でM2.5の地震が起きています。上川というよりも、留萌の方に近いと思っていてください。ラインとしては、胆振東部地震から見て、北方向にまっすぐ伸びた位置での地震です。胆振東部地震の際は、空知方面まで余震のような地震が起きていて、地殻の亀裂が広がっていると考えていました。その延長線上が震源になっています。

 関東では、茨城県南部でM3.4の地震が起きていますが、この地震は、震源の深さ90キロと、深めの地震です。今までの茨城県南部の地震とは違い、東京の下部に影響が出てくる深さでの地震になっています。埼玉・東京・神奈川で注意していてください。

 海外の状況では、アリューシャン列島の中央部でM6.1とM5.5の地震が起きています。二つとも同一震源で起きています。

 昨日の動きで特徴的なのは、九州から四国、近畿にかけて、中央構造線沿いに細かな地震が起きているということです。
 太平洋プレートがフィリピン海プレートの下部に入り込んだため、フィリピン海プレートの動きが少し変わってきているようです。
 中央構造線沿いの地震で大きなものは、熊本地震。そのときの動きに非常に似ていると思います。西日本側の中央構造線に沿って、もしくは、日本海側にも影響が出ていますから、山陰方面で、大きめの揺れが起きる可能性があります。
 警戒していてください。

 それでは、ノストラダムスの第159弾です。

(4巻88番)
 弱くみすぼらしい事実の偉大なアントワーヌ
 彼の最後に向かい しらみが噛みつく
 鉛を欲するものが金銭欲に取りつかれる
 Esleuの港を通って 飛び込む

(9巻91番)
 恐ろしいペストが ぺリンセとニコポル
 Chasonnezは差出し そして Marceloune
 テッサリア vestera  l'Amphipolle
 悪のincogneu それがアントワーヌを拒否する

 この2つの詩に共通して出てくるのは「アントワーヌ」。人名です。男性名で、フランス語だとあまり聞きなれない名前ではないかと思いますが、これがスペイン語圏だと「アントニオ」になります。
 それで、詩を見てもらえれば分かると思いますが、分からない単語が結構出てきて、正確な解読は、正直、あまり進んでいません。
 ただ、4巻88番だと「金銭欲」に取りつかれている者の話になっているようですし、9巻91番ではこのアントワーヌは、あまり信用されていないようです。
 それで、調べていると、こういう人物がいることが分かりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3

 いわゆるノストラダムスを騙った詐欺師ですよね。
 ですから、ここで出てくる「アントワーヌ」は、彼のことを指しているのではないかと思われます。
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天草灘M3.1 長野県中部M2.6

2021-09-24 05:21:44 | 日記
 昨日の有感地震は、タイトルの2つだけです。
 天草灘のM3.1は、昨日書いた九州の動きによるものだと思います。
 長野県中部のM2.6は、岐阜県飛騨地方の地震の余震だと思ってください。県名は違いますが、震源の位置は、すぐお隣くらいです。

 昨日の動きで目立つのは、今まで通り、宮城県沖から福島県沖にかけてです。
 また、四国では高知県の下部で震源の深さ中程度の地震が起きています。自分は、高知県付近を警戒しているので、場合によっては、思わぬ動きが出てくる可能性があると思っていてください。

 東海地方でも、細かな地震が増えてきています。静岡・愛知でちょっと注意していてください。
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ニカラグア近海でM6.5 オーストラリア・メルボルン近郊でM5.9

2021-09-23 04:53:27 | 日記
 昨日のブログから、今までの間に、日本での有感地震はありませんでした。

 ただ、海外では、大きな地震が起きています。
 中米、ニカラグアの太平洋沖でM6.5の地震が起きました。やや陸地から離れているところが震源なので、地震の被害などの情報はありません。
 オーストラリア・メルボルン近郊のM5.9の地震は、震源の深さが10キロと浅かったため、震源近くでは、家屋の倒壊などがあったようです。人的被害は、今のところ確認されていないということです。
 さらに、カナリア諸島では、ラパルマ島のクンブレビエハ火山が、50年ぶりに噴火したそうです。溶岩が大量に流出しているということです。

 満月期になって、地殻変動がらみの動きが、あちこちで活発になっているようです。

 日本での動きは、基本的に昨日書いた内容とあまり変わっていません。
 茨城南部・埼玉で、震源の深さ中程度の地震が起きているのと、千葉県南方沖でも、同様に震源の深さ中程度のところで動きが出ています。
 また、九州では、熊本付近でやや動きが活発になってきていると思ってください。
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根室半島南東沖でM4.2 宮古島近海でM3.8 茨城県沖でM3.3 岐阜県飛騨地方でM2.6 地震雲の構造について

2021-09-22 04:52:34 | 日記
 まず、海外の情報からですが、チリ沖でM6.4の地震が発生しました。被害の状況などは入って来ていませんが、震源が浅い地震ですから、陸地の揺れはあまり大きくなかったかも知れません。

 日本では、根室半島南東沖でM4.2の地震がありました。
 昨日書いた千島列島のM6.5の影響だと思われます。昨日は、今までと同様に、北海道の東方に影響が出たようです。

 沖縄方面では、宮古島近海でM3.8の地震がありました。フィリピン海プレートの対岸に当たる伊豆諸島ではM5.2の地震が起きていますから、その影響なのかも知れません。

 東北から関東の太平洋側では、茨城県沖でM3.3の地震がありました。今回は、震源の浅い地震です。
 岩手県南部から福島沖にかけては、まだ、動きが活発ですから、どこかで揺れてくると考えておいてください。
 関東では、東京湾の西側で、有感地震になってはいませんが、震源の深さ中程度のところで動きが出始めています。埼玉・東京・神奈川方面でも注意していてください。

 岐阜県飛騨地方のM2.6の地震は、9月20日に書いたM5.0の余震だと考えていていください。
 ただ、内陸では、昨日以上に動きが活発になっています。
 最近、大きめの地震があった能登半島と岐阜県飛騨地方でも動きがありますが、福井・京都や兵庫、和歌山方面でも注意していてください。

 それから、今回は「地震雲」についての話です。
 地震雲というと、迷信的な扱いになっているものもありますが、自分がこのページで書いている「地震雲」は、色が変だとか、単に「気持ち悪い感じの雲」というものではなく、ちゃんとした理由のあるものです。実は、石を砕いて電磁波を発生させると、一時的に空気中の水蒸気が可視化される、という現象に基づいています。
 それで、次の図を見てください。



 この図のように、普通の雲は、上空を風に流されて通過していきます。
 ところが、電磁波が発生している領域では、風に流され、その領域に入り込んでくる空気中の水蒸気が可視化され、それが雲のように見えます。さらに、風に流され、電磁波の領域から出ていくと、再び、空気中に水蒸気が吸い込まれ、目に見えなくなってしまいます。ですから、地震雲の領域でも、上空の雲と同じように、空気が風に流されているのですが、電磁波の当たっているところだけが可視化されるという現象が起きます。
 すると、普通の雲は風に流されているのに対し、地震雲は、一定の場所から動かないように見えるのです。

 ですから、もしも、空の雲の様子をビデオに収めて、それを早送りすると「上空の雲が速く流されていく」のに対し、地震雲は「一定の場所にフワッと現れ、フワッと消える」という現象になります。これで、地震雲を観測することは可能だと思っています。そして、地震と言うのは、体に感じないレベルの地震は、数多く起きていて、小さな地震雲も割と頻繁に出ています。ただ、揺れを感じるレベルの地震につながるような規模の大きな地震雲は、数が少ないというだけです。

 実際に、有名なものでは、阪神大震災の起きる直前に、明石海峡大橋の上空に、縦長の大きな雲が出現しました。そして、その他の地震でも、形状のよく似た地震雲が写真に収められていたりします。ですから、単に迷信だけではなく、気象庁が真剣に調査をしていないだけではないか、ということ。また、地殻で崩壊が起き、地震雲が発生したとしても、崩壊が起きただけで終わってしまい、揺れずに済むということもあるので、その後、必ず「揺れる」とは限らないということ。
 その点が、問題点になるのではないかと思っています。
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千島列島でM6.5 薩摩半島西方沖でM3.3 豊後水道でM3.0 長野県北部でM2.8 岐阜県飛騨地方で6回

2021-09-21 06:02:02 | 日記
 昨日というより、つい先ほどですが、千島列島でM6.5(USGSの発表ではM6.0)の地震がありました。震源の場所は、千島列島の中央付近。2日前に書いた千島列島の地震とほぼ同一の場所です。やはり、満月期ですから、こういう規模の大きめの地震が起きやすくなっているようです。
 海外では、ニュージーランド北方とサウスサンドイッチ諸島で動きが活発です。

 岐阜県飛騨地方の動きですが、昨日は余震が6回。規模の大きい順に、M3.2が2回、M3.1、M3.0、M2.8、M2.4です。
 長野県北部でもM2.8の地震が起きていますが、こちらは、岐阜県の地震とは震源が離れていて、19日に書いたラインでは、一つ目の「長野県の中央を南北に通るライン」の方で起きた地震です。新潟県との県境あたりが震源になります。

 薩摩半島西方沖ではM3.3の地震が起きていますが、実は、自分の予測では、もう少し早く起きてくるのではないかと思っていました。思った以上に、有感地震になるのに時間がかかっています。九州の西方沖は、もう少し動きが出ても良い状況だと思うのですが、実際にはそれほど地震が起きていません。何か、揺れるのを邪魔している、ガッチリとした噛み合いになっている地殻があるのではないかと思っています。もし、ここが動くと、規模の大きい地震になると思います。これについては、今の段階では時期的なものは特定できないので、長期間にわたってになりますが、注意していてください。

 豊後水道でM3.0の地震がありましたが、これは、宮崎沖・大分沖・愛媛沖の動きの影響だと思います。

 昨日の状況ですが、やはり、北海道から東北北部の太平洋側で、細かな地震の数が増えてきています。
 今回の千島列島の動きから、いつもなら、根室・釧路方面に注意というのですが、今回の動き方を見ていると、直接、浦河沖や青森県東方沖方面で揺れてくるかも知れません。
 また、北海道の西方沖でも動きが出てきていますから、渡島半島方面でも、注意していてください。

 東北では、震源の深さ中程度の領域で、宮城沖から福島沖北部での動きが活発です。揺れてくる可能性大、と思っていてください。
 また、愛知で、今までにない、同一震源で複数の地震が発生、という現象が起きています。岐阜の地震のライン上ですから、こちらでも揺れてくる可能性があると思っていてください。
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