今回は、熱によるプレートの浸食と生成がどのように行われているか、ということです。これも、今の日本がどのようになっているかを解明する上で大事な内容になるので、先に触れておこうと思います。図は、日本をモデルにして、ユーラシアプレートと太平洋プレートの関係と思ってください。
まず、7月26日の記事で、マントルは地殻より遅く自転している~したがって、マントルの進む方向は東から西に進んでいるように見える、という事を書きました。今回はそれがベースになっています。
そうすると、熱による上昇で、熱量が多いマントルは、東側から地殻の薄い部分であるプレート境界付近まで上がってきます。その際、熱によって地殻の下部を溶かしながら進んできます。それが図の「上昇~浸食エリア」です。
その後、地殻の侵食によってマントル自体が冷やされ、熱がある程度抜けた状態で、今度は下降し始めます。下降しながら、地殻と接触しているので、さらに冷やされるため、比較的急にマントルの中心部分に向かって進んでいきます。このとき、冷えた部分が地殻に付着し、ここで地殻を形成するという状況になります。これが「下降~生成エリア」です。
このように、熱によって浸食が行われる領域は、比較的浅い部分であるプレート境界に集中しやすい(7月31日記事)状況になり、このプレート境界部分でプレートが重くなったり、軽くなったりするため、プレート自体の重心がずれ、それによってプレート自体に回転の力がかかることになります。これが「プレートの重心移動」です。
まず、7月26日の記事で、マントルは地殻より遅く自転している~したがって、マントルの進む方向は東から西に進んでいるように見える、という事を書きました。今回はそれがベースになっています。
そうすると、熱による上昇で、熱量が多いマントルは、東側から地殻の薄い部分であるプレート境界付近まで上がってきます。その際、熱によって地殻の下部を溶かしながら進んできます。それが図の「上昇~浸食エリア」です。
その後、地殻の侵食によってマントル自体が冷やされ、熱がある程度抜けた状態で、今度は下降し始めます。下降しながら、地殻と接触しているので、さらに冷やされるため、比較的急にマントルの中心部分に向かって進んでいきます。このとき、冷えた部分が地殻に付着し、ここで地殻を形成するという状況になります。これが「下降~生成エリア」です。
このように、熱によって浸食が行われる領域は、比較的浅い部分であるプレート境界に集中しやすい(7月31日記事)状況になり、このプレート境界部分でプレートが重くなったり、軽くなったりするため、プレート自体の重心がずれ、それによってプレート自体に回転の力がかかることになります。これが「プレートの重心移動」です。