地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

茨城県沖でM4.4 岩手県沖でM4.0 十勝沖でM3.9 その他有感地震2回

2020-10-06 03:51:23 | 日記
 10月4日に、三重県の沖から小笠原諸島にかけて、非常に震源の深い地震が連なって起きています。その関係で、太平洋プレートが内陸方向に進行しやすい状況になっていると思われます。

 北海道方面では十勝沖でM3.9の地震がありました。釧路・根室方面よりやや西で有感地震が起きたという状況です。
 カムチャッカで、再び、M4.5の地震が起きていますから、まだ、北海道の東方で揺れてくる可能性が高いと思います。

 東北では、太平洋側の細かな地震が、全体的に分散しています。岩手県沖のM4.0は、陸地に近い沿岸部が震源。この位置で震源の深さが50キロですから、15~20年前と比較すると、震源の深さ10キロほど浅くなっています。ということは、その分、地殻が削り取られてきたということ。だいたい、一日で1~2mずつ削り取られて震源が浅くなってきているということです。

 関東方面では、冒頭に書いた震源の深い地震の影響が出やすいと思っていてください。
 茨城県沖でM4.4の地震が起きていますが、これも、太平洋プレートが西方に進んできているため、その接触面で起きた地震です。茨城南部や千葉の南方沖でも、同じ震源の深さの地震が起きていますし、栃木の下部でも震源の深めの地震が起きていますから、今後も、動いてくると思われます。茨城・千葉の沖合と合わせて、内陸でも十分、注意していてください。

 東海方面では、静岡の西方から愛知、岐阜の南部で細かな地震が集中しています。動きやすくなっていると思ってください。
 長野県南部のM2.4の地震は、群発地震帯の南方。この長野・岐阜の県境では、全体的に亀裂が入りやすくなっていると考えていていいと思います。規模のやや小さめの地震が今後も連続してくると考えていたほうがいいと思います。

 近畿・四国・中国方面では、和歌山と徳島の周辺で、数は少なくなっていますが、その代わり、動きの規模が大きくなってきています。南海トラフ関係で考えると、ちょっとイヤな動きをしていると考えていてください。紀伊半島の沖合で、少し規模の大きめの地震があるかも知れません。

 九州・沖縄方面では、トカラ列島近海でM2.7の地震がありました。鹿児島の震源の深い地震の関係もありますから、引き続き、九州中南部で揺れに注意していてください。
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