地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

父島近海でM4.2 茨城県北部でM3.8 トカラ列島で2回 日向灘でM2.8

2020-10-16 04:17:06 | 日記
 10月14日のデータでは、再び、フィリピン海プレートの下部で、愛知県の沖合から小笠原諸島方向に、震源の深さ300キロ以上の地震が連なっています。並び方から推測すると、現在、太平洋プレートの力の向きは、南西方向に向かっているようです。また、このように太平洋プレートの下部での崩壊が頻繁に起きていますから、その影響で、太平洋プレートの境界付近での地震が頻発しているものと思われます。
 http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/daily_map/20201014.html

 北海道方面は、昨日のデータでは、あまり動きが出ていませんが、14日のデータを見る限り、浦河沖~青森県東方沖のエリアで活発に動いていますし、根室方面でもやや大きめの動きが出ていますから、引き続き、太平洋沿岸では注意していてください。
 東北方面でも、宮城・岩手で震源の深い地震が起きていますから、岩手県の南部から福島県にかけての太平洋沿岸で再び動きがあるものと思われます。

 関東方面では、茨城県北部でM3.8の地震がありましたが、これは、北部というよりも中部と言った方がいいと思われます。茨城県でも、実はあまり震源になっていないところが震源になっていて、今までと少し動きが変わってきていると考えた方がいいでしょう。本来であれば、震源の浅い地震の起こるエリアなのですが、今回は、震源の深さ100キロの深さでの地震ですから、太平洋プレートの沈み込みの位置が内陸部に入り込んできたと考えていいと思います。
 この動きから考えると、今後は、茨城県南部や埼玉方面に揺れが出やすくなっているのではないかと思います。注意していてください。

 中部から近畿にかけては、震源の浅い地震が各地に散らばって起きています。
 今までと同様、栃木と群馬の県境、長野と岐阜の県境、京都・大阪エリア、和歌山エリアで動きがやや集中しています。

 中国・四国地方では、鳥取で震源の深さ中程度の部分で動きが出ていて、こちらも、少し珍しい動きです。今後、動きが少し変わってくるかもしれません。

 昨日の状況で、動きが活発になってきているのが、九州・沖縄方面で、日向灘のM2.8や、トカラ列島近海でのM3.5、M2.5の二つの地震も、その動きの影響だと思われます。
 九州では、昨日も書きましたが、細かな動きが中南部だけではなく、北部の方に少し広がりを見せていますし、沖縄エリアでは、予測通り、宮古島近海で特に動きが活発になってきています。
 沖縄方面では、今後、動きの中心が北上してくると思われますので、沖縄本島~奄美大島にかけての近海で、揺れてくるかも知れません。注意していてください。

 世界的な動きは、やはり冬場に入って、動きが南半球に偏ってきているようです。
コメント
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