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大阪高裁元判事が断言「私が裁判長なら証拠不十分で無罪を出す」

2011年09月30日 20時00分23秒 | Weblog
大阪高裁元判事が断言「私が裁判長なら証拠不十分で無罪を出す」・・・(日刊ゲンダイ)

[世紀の魔女狩り 小沢元秘書裁判の不当]

「私が裁判長なら証拠不十分で無罪判決を出したと思います」――。

こう断言するのは香川県弁護士会所属の生田暉雄氏(68)。

70年から22年間、裁判官を務め、大阪高裁判事まで上り詰めた人物だ。

ベテラン元裁判官が「陸山会裁判」の1審判決のデタラメを断罪した。

「今回の裁判では供述調書に頼らず、客観的な証拠を評価しようとした。

この点はいい。問題は、この客観証拠をどう評価し、事実認定したのかということです。

判決文を読むと、裁判官の価値観や推測、臆測で証拠の評価を行っている。

これは“事実”の認定とは違います。

推測するなら、推測に至る資料や緻密な根拠、具体的な手順を示さなければならない。

何でもかんでも許されるということではないのです。

こうした手法がまかり通るのであれば、個々の裁判官の思惑で勝手に有罪、無罪を判断できることになり、恐ろしいことになります」

推測のバックにあるのは小沢=金権というイメージであり、小沢事務所が今もゼネコン各社に絶大な影響力を持っているという妄信だ。

こういう前提で証拠を見るから、何でもかんでも「裏金を隠すため」に見えてしまう。

それが今回の判決だ。

「(水谷建設からの1億円の)裏金についても事実として認定されていましたが、渡した側が一方的に『渡した』と言っているだけです。

しかも、渡した側の証人(水谷功会長)でさえも、公判では『分からない』と証言しているのです。

それなのに事実と認定するのはムリがある。

これでは検察が、口裏合わせの証人を並べれば、すぐに有罪になってしまいます」 だから、今度の裁判、判決を見過ごすわけにはいかないのである。

「日本では欧米とは異なり、裁判所が無罪判決を出すには理由が必要です。

その理由を書くには労力がいる。有罪判決なら、検察が書いた青写真にちょこっと手を入れるだけで済む。

裁判所が無罪判決を出したがらないのは、手間がかかり、難しいという側面もあるのですが、今回のような判決が出ると、裁判所が政治化しているように思えます」

司法の場にも政治的な事情、思惑が入り込んでいるのだとしたら、由々しき事態だ。

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