FX】日銀は為替介入しないのか? (松下誠)より
今、多くの個人投資家にとって最も関心事となっているのが
ドル/円、82円台に入っているのに為替介入をしないのか?
という事だと思います。
為替介入はあるのか?
82円台に入っても、為替介入は行われない、、そうこう
しているうちに、9月15日に日銀が介入した価格を下回って
しまって、安心感からか売り圧力が強くなっている。。
そんな状況になってしまっています。
このまま日銀が為替介入しないのかどうか?
という事を予想しても、日銀以外の誰も知る由もない
ところですので、その話をしてもあまり意味はないですが、
9月15日の安値を切って下落してしまった事、そのことが
指す意味とはどういうモノなのか?
それについては考える価値はあります。
まず事実として、為替介入をした日銀は今、損失を抱えています。
2兆円ものお金を投資しましたが、今、投資した価格よりも
下がってしまっているため、含み損を抱えている状態です。
もちろん、日銀は投資家ではないし、利益を上げようと思って、
やっているわけではないので、そんな事気にしない(売る気はない)
とは思いますが、良い事かどうか?という視点で言えば、決して
いい事ではありません。
なぜなら、日銀の介入資金が損失を出している事を
個人投資家、機関投資家、ファンド筋、世界各国に周知の事実
となってしまったからです。
日銀でも支えられない、という事が事実となれば、円高を
止めるモノは何もなくなってしまい、再び市場原理にそって
価格が推移するようになる事を世界中の投資家が知る事に
なります。
そうなれば“日銀でも支えきれなかった”という事実が
重くのしかかってくる事になります。
円を売って円高を阻止しようという資金がなくなってしまい、
代わりに円買いの勢力が強くなってしまうからです。
もちろん、どこまでも円高が進んでいくか?
というと、そんな事はなく、相場が行き過ぎれば(円が買われ
過ぎれば)どこかで円安にシフトするタイミングはきます。
ただ、誰もが行き過ぎだろう、、という価格までは、
円高が進むことになってしまう可能性はあります。
それが、このまま日銀が、為替介入をしなかった場合に
起こりうる可能性の高い集団心理の形です。
大事な事は、日銀が支えきれるかどうか?ではなく、
円安のトレンドを形成する事が出来るかどうか?です。
昨日のドル/円の値動きが大きくなったのは、9月15日の
安値を切っても介入してこない事に対して、損切り決済の
売りが殺到したためではないかと思うのですが、それでも、
どこかで為替介入が入るかもしれない、という思いが
市場参加者の中にあるため、売り圧力が続いていません。
様子見の相場が展開されています。
様子見から悲観となるのか?
もしくは、様子見から楽観へとなるのか?
今日、動きがなければ、またもや来週以降の相場へ持越しと
なりそうですが、大事な事は事実を自分の目で見て行動を
決めていく事です。
そして、日銀が支えきれななった場合には、相応の下落が
起きる可能性は高い(投資家の集団心理の動きによって)ので、
その点は注意して、買い戦略で行く場合は、相応のロスカット
(損切り)設定をしておく事です。
引き続き、相場の値動きをしっかりとチェックしながら
慎重にトレードを組み立てて行きましょう。
松下誠
今、多くの個人投資家にとって最も関心事となっているのが
ドル/円、82円台に入っているのに為替介入をしないのか?
という事だと思います。
為替介入はあるのか?
82円台に入っても、為替介入は行われない、、そうこう
しているうちに、9月15日に日銀が介入した価格を下回って
しまって、安心感からか売り圧力が強くなっている。。
そんな状況になってしまっています。
このまま日銀が為替介入しないのかどうか?
という事を予想しても、日銀以外の誰も知る由もない
ところですので、その話をしてもあまり意味はないですが、
9月15日の安値を切って下落してしまった事、そのことが
指す意味とはどういうモノなのか?
それについては考える価値はあります。
まず事実として、為替介入をした日銀は今、損失を抱えています。
2兆円ものお金を投資しましたが、今、投資した価格よりも
下がってしまっているため、含み損を抱えている状態です。
もちろん、日銀は投資家ではないし、利益を上げようと思って、
やっているわけではないので、そんな事気にしない(売る気はない)
とは思いますが、良い事かどうか?という視点で言えば、決して
いい事ではありません。
なぜなら、日銀の介入資金が損失を出している事を
個人投資家、機関投資家、ファンド筋、世界各国に周知の事実
となってしまったからです。
日銀でも支えられない、という事が事実となれば、円高を
止めるモノは何もなくなってしまい、再び市場原理にそって
価格が推移するようになる事を世界中の投資家が知る事に
なります。
そうなれば“日銀でも支えきれなかった”という事実が
重くのしかかってくる事になります。
円を売って円高を阻止しようという資金がなくなってしまい、
代わりに円買いの勢力が強くなってしまうからです。
もちろん、どこまでも円高が進んでいくか?
というと、そんな事はなく、相場が行き過ぎれば(円が買われ
過ぎれば)どこかで円安にシフトするタイミングはきます。
ただ、誰もが行き過ぎだろう、、という価格までは、
円高が進むことになってしまう可能性はあります。
それが、このまま日銀が、為替介入をしなかった場合に
起こりうる可能性の高い集団心理の形です。
大事な事は、日銀が支えきれるかどうか?ではなく、
円安のトレンドを形成する事が出来るかどうか?です。
昨日のドル/円の値動きが大きくなったのは、9月15日の
安値を切っても介入してこない事に対して、損切り決済の
売りが殺到したためではないかと思うのですが、それでも、
どこかで為替介入が入るかもしれない、という思いが
市場参加者の中にあるため、売り圧力が続いていません。
様子見の相場が展開されています。
様子見から悲観となるのか?
もしくは、様子見から楽観へとなるのか?
今日、動きがなければ、またもや来週以降の相場へ持越しと
なりそうですが、大事な事は事実を自分の目で見て行動を
決めていく事です。
そして、日銀が支えきれななった場合には、相応の下落が
起きる可能性は高い(投資家の集団心理の動きによって)ので、
その点は注意して、買い戦略で行く場合は、相応のロスカット
(損切り)設定をしておく事です。
引き続き、相場の値動きをしっかりとチェックしながら
慎重にトレードを組み立てて行きましょう。
松下誠
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