今週の米株式相場は主要経済指標発表が相次ぎ、神経質な展開になりそうだ。
先週の相場も金融機関の4―6月期決算や6月の中古住宅販売、一戸建て住宅販売の状況に一喜一憂して相場は乱高下した。
原油相場上昇が最大の株売り材料だった数週間前までの相場とは異なり、原油相場が軟調となった現在は、経済指標や企業ニュースを受けて上下する方向感のない相場展開になっている。
先週のダウ平均は1週間で1%の下落となった。引き続き金融機関の経営状態に注目が集まった。シティグループなど大手米銀の決算が予想ほど悪くならなかった一方で、ワコビアなど地銀の業績悪化が目立った。
「信用不安の打撃を受けた大手米銀から、景気減速の打撃を受けた地銀の業績悪化へと、金融機関の経営不安が第2段階に入った」(米証券ストラテジスト)との見方もある。
今週は4―6月の米実質国内総生産(GDP)速報値、7月の米雇用統計が発表される。
8月5日の米連邦公開市場委員会(FOMC)直前の経済指標でもあり、景況を探る上で市場関係者が注視している。
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原油投機規制で沈むUS先物取引所株
原油価格が高値圏で推移する中、米議会は月末にかけて機関投資家による国際商品投資を制限する法案審議を急ぐ。
8月の夏休み前に法案を何とか成立させたい、というのが関係者のコンセンサス。
秋の大統領選を控え、政治家は生活必需品であるガソリンやパンの価格高騰に怒る有権者が待つ地元に成果を早く持ち帰りたいからだ。
先週の相場も金融機関の4―6月期決算や6月の中古住宅販売、一戸建て住宅販売の状況に一喜一憂して相場は乱高下した。
原油相場上昇が最大の株売り材料だった数週間前までの相場とは異なり、原油相場が軟調となった現在は、経済指標や企業ニュースを受けて上下する方向感のない相場展開になっている。
先週のダウ平均は1週間で1%の下落となった。引き続き金融機関の経営状態に注目が集まった。シティグループなど大手米銀の決算が予想ほど悪くならなかった一方で、ワコビアなど地銀の業績悪化が目立った。
「信用不安の打撃を受けた大手米銀から、景気減速の打撃を受けた地銀の業績悪化へと、金融機関の経営不安が第2段階に入った」(米証券ストラテジスト)との見方もある。
今週は4―6月の米実質国内総生産(GDP)速報値、7月の米雇用統計が発表される。
8月5日の米連邦公開市場委員会(FOMC)直前の経済指標でもあり、景況を探る上で市場関係者が注視している。
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原油投機規制で沈むUS先物取引所株
原油価格が高値圏で推移する中、米議会は月末にかけて機関投資家による国際商品投資を制限する法案審議を急ぐ。
8月の夏休み前に法案を何とか成立させたい、というのが関係者のコンセンサス。
秋の大統領選を控え、政治家は生活必需品であるガソリンやパンの価格高騰に怒る有権者が待つ地元に成果を早く持ち帰りたいからだ。