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-夢はかなう-佐藤正明の40年

2007-07-13 | 美術館・博物館
昨日に引き続き雨が断続的に降っています。

台風が心配ですね。
今週末は3連休で旅行を計画されている方も多いでしょうね…自然には勝てません。


美術館めぐり2館目は「池田20世紀美術館」へ行ってきました。
ここは残念ながら水曜日は休館日になっているので、なかなか行く事が出来ないのですが、7・8月と無休になるんです!

普段モダンアートが苦手な友人はこの佐藤正明さんの作品をいたく気に入ったようで…とても楽しく過ごすことができました。



ニューヨークに住んで40年、世界のるつぼと呼ばれたビックアップルをアートで表現しています。

有名なシリーズは「サブウェイ」と「ニューススタンド」。

サブウェイシリーズは円錐で物体を貫き、『穴』を空けるという奇抜な発想を基本とする作品です。

「生命体を構成する『細胞』を『穴』として捉え、万物の“存在する意義”を問い質した作品」とご本人は解説しています。



ちょっと見ていると気分が悪くなるほどの細かい穴。
なんでこんな細かい作業ができるのか?
っていうか構成する段階で頭がパニックになりそう。
近づいてみるとさらにその凄さがわかります。
(鉛筆のラフも残ってたりして…)


もうひとつのシリーズ「ニューススタンド」は見ていて飽きない作品です。



まるで本物のニューススタンドの前にいるような、ニューヨークにいるような感じさえしてきます。
アメリカらしい雑誌や新聞の1面には佐藤さんの感じるニューヨークが表現されています。
「最後の晩餐」というタイトルのついたものには、イエスをはじめ人物探しも面白かったです。(もちろんユダもいます)

置いてあるお菓子やタバコ・ドリンクなどももよくみかけるもので、日本にも沢山売っています。

とにかく「凄い~!凄~い!」としか口から出てこないほど…。

作品をデコパージュした立体のものもありました。


家に1作品でもあったらきっと楽しいだろうなぁ~(でも高そう!)


ぜひお近くにお越しのときは、寄ってみてくださいね。
常設展示も相変わらず見がいのある作品ばかりですよ。


2007年6月28日(木)~2007年10月2日(火)
7月・8月 無休/9月 水曜日休館