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今後も気になる大統領選!

2007-05-07 | その他
ここ数日、町中があの臭いに包まれています。

…そう、栗の花!

私はこの臭いが漂うと、喉が痒痛くなり、目もショボショボしてきます。
何よりも臭いが苦手!

栗は美味しいけど、花はキツイなぁ~。



さて本日早朝、フランス大統領選挙決選投票の結果が報道されました。
83.97%という高い投票率にも、今回の選挙に関心が集まったことがわかります。

結果的には右派のサルコジ氏が当選し、初女性大統領候補だったロワイヤル氏が破れました。
開票はじまってものの3分で結果が出てしまったそうですね。

個人的にはなんだかちょっと残念な気持ちでいっぱいです。

サルコジ氏はもともと政治家としても大変人気のある人で、分かりやすい演説と説得力には定評があるそうです。

先日お客様とのお話の中で、「パリにいる娘も今後大変になると思う」という内容を聞かせていただきました。

サルコジ氏はパリ生まれなのですが、もともとハンガリー移民2世でユダヤ系だそうです。
私にはちょっと分からないのですが、移民として苦労しているのを見ている筈ですよね?
それなのに移民の選択的受け入れを今回の選挙戦で呼びかけていました。
失業率が高まるフランスで、移民の受け入れを限界とした苦肉の策になることはよくわかるのですが…どうも納得がいきません。
ましてや市場・競争原理に基づく英米型の自由主義経済の実現を目指し、新英米派として今後、いったい世界はどうなっていくのでしょうか?
とても不安です。


一方、ロワイヤル氏は社会・福祉政策の充実による「労働者の保護」「弱者の救済」を訴え、今回の選挙戦で敗北しました。

なんだか今後の日本を見ているような気がしてなりません。


最近の日本も格差が広がり、どうしてもこの選挙戦は興味を持って注目してしまいました。
国の歴史、状況は異なるかもしれませんが、弱者に優しくない世の中にどんどんなってしまいそうで…。


皆さんはどのように感じましたか?