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そろそろ低山は厳しいかな?

2011-06-28 | 登山
夜の雨がありがたい…涼しくて良く眠れます。
しかし、先々週から右目の痙攣が止まらず…テキストを見ててもなんとも気分の悪い感じです。

今日は職場で「節電訓練」というものが行なわれました。
放送が流れた後、仕事で最低限使用する電力以外はすべてシャットダウンするというもので、わずかな空調以外の扇風機の使用やプリンタの台数削減などで極限まで電力を落としてみるという訓練だったようです。
真夏の節電対策だと思うのですが、少しだけ「怖い」と感じたのは私だけでしょうか?

目に見えて仕事の効率は下がっているのが分かります。
大企業だからこその対策ということなんでしょうが…。

さて、ここでのお仕事もあとわずかとなり、「東日本大震災」の落ち着きが見られるようになってきました。
私のお役御免もわずかながらのお手伝いが出来た事に感謝したいと思います。


***


週末の試験を目前に、日曜日には登山の計画があります。
天気が曇り以上であることを祈るばかり。

そろそろ1500メートルほどの山もこの暑さで厳しくなってきました。
昨年登った丸山の日記から…。


天気が日中もちそうだという予報もあり、久しぶりに山に行ってきた。
山と言っても1000m弱の里山。
地元の人に愛されて山頂付近には学習展示室という建物や、芝生の広場、アスレチックなどもあるようだ。
私が歩いたのは登山道なので、ちらりともその雰囲気を味わう事が出来なかったのがちょっと残念!というのも、登山道に入り登頂するまで誰一人会うことは無くかなり寂しい山行になってしまった。
2時間ほどで山頂に到着!あれだけ寂しかったのに10人を越える人が山頂で昼食をとっていた。

この巨大なコンクリートで出来た展望台に登るとほぼ360度の展望を楽しむ事ができるのだ。
凄い眺め…削られてちょっと不気味な武甲山を目の前に、遠くは八ヶ岳、浅間山、筑波山など天気が良ければもっと楽しめたようだ…この日は昼頃から雲が出始め、あっという間に付近の山は見えなくなってしまった。
下山もほぼ2時間…途中で10人ほどの外人さんの入ったパーティに出会うがかなりキツそうだった。
どうも私は逆から登ってしまったらしい。
峠道には御地蔵様や馬頭観音、祠などがあって昔の人の歩く道を今も歩けることになんだか嬉しくなった。
途中で鉈を腰にぶら下げたおじいちゃんと出会い、昔の話を聞いたりしてなかなか楽しい時間を過ごす事ができた。



下山後、振り返ると登山道入口には「熊出没!」の看板が!知らないと言うのは恐ろしい…と背筋が寒くなる思いがした。
どうりで途中「え!1人できたの?」となんども聞かれたわけだ。

わずか4時間の歩行時間だが、標高差500mのアップダウンがなかなか良い訓練になった。


大菩薩へ②

2011-06-21 | 登山
今日は一気に気温が上がった気がします…ほんとに蒸し暑かった。
自転車を降りると途端に汗が吹き出てきます。
これからの毎日が少々不安になってきました。

これで仕事ははかどるのだろうか?
書類が汗でくっつくほどの室内…効率の悪さは目に見えて分かります。
どこまで節電で我慢できるのでしょうか?



***



朝5時前に早朝で出発した人がいた。
(車でとんぼ返り、ご苦労様です)

7時半過ぎにモソモソと起きる様子がうかがえる。
布団をたたみ、朝食の準備に取り掛かる。
すでに米はガス釜で炊いているところだった。

卵に蟹缶をたっぷり入れて、なんとも贅沢な炒り卵♪
インスタントの味噌汁。
焼いたソーセージ。
きゅうりとトマトのサラダ。
味付け海苔。
たくあん。
差し入れの美味しいお惣菜(きんぴらゴボウ&高菜炒め)

山小屋の朝食とは思えないほど贅沢な食卓となった。



炊きすぎた米は登山組用に塩むすびを作ってくれた。

綺麗に水周りを片付けて、部屋の掃除をし、ゴミをまとめて、いざ出発!

車隊はそのまま帰宅の途につき、登山組は大菩薩峠をまずは目指す。

林道を進んで行く…相変らずガスは濃く、眺望は一切ない。
ほどなく峠に到着。
かなり多くの人が「大菩薩峠」の前で記念写真を撮っていた。

それにしても何も見えない…。
きっと天気が良ければ最高の眺めだろうになぁ。
しばらく楽しんだ後、大菩薩嶺に向かう。
途中、賽ノ河原手前で親知らずといわれる場所に行って、石を積む。

雷岩の周りでは多くの人が昼食を取っているところだった。
見ていると半分の人はカップラーメン…この涼しさ(寒いくらい)では温かいものが食べたくなる。
そこからわずか10分ほどで「大菩薩嶺」に到着!
2057メートルの百名山だが…頂上はこんな感じでがっくり。



林に囲まれた頂上で昼食を取る人はいず、ほとんどの人は雷岩まで戻ってしまった。

私達はそのまま丸川峠へと向かう。
ここからの森は素晴らしかった。
ちょうどガスのかかった苔むした森はまるで屋久島のよう。
大きなブナの木もたくさんあって、私の好きな森で嬉しくなった。

それにしても一向に晴れる事はなく、もちろん富士山も見ることなく、丸川峠に到着!
ここで塩むすびのお昼休憩をとることにしたのだが、寒くて寒くてじっとしているのはかなり辛かった。

体が冷え切ってしまいそうになる前にすぐに出発。
そのまま休む事もなく、登山口まで一気に下る。
この下りが思ったよりも長く感じた。
高度が下がると気温もあがり、暑くなってきた。
沢沿いの道は気持ちよく、目的の温泉も近づいてくると元気も出てくる。

ほぼ5時間半ほどの歩きで大菩薩の湯まで下り、のんびり温泉に入ってアイスを食べる。

至福のひととき♪


無事にバスに乗り込み、塩山駅でお土産を購入!



↑一度食べてみたかった信玄桃を買ってみる。
桃の果肉が入った白餡のまんじゅうは職場の人にも評判だった。
見た目が可愛いのでお土産には最適かも。


充実した週末を過ごせてかなりリフレッシュできた。
やはり仲間の存在はありがたいとしみじみ思った山行だった。





大菩薩へ①

2011-06-20 | 登山
にわか雨にますます湿度が増し、これから暑くなる予感がします。
ついつい冷たい物が欲しくなって…今年の夏は体重増加間違い無いかも。

新しい1週間が始まりましたね。
頑張りましょう!


***


予報では午後から雨…でも、久しぶりの山行は雨天決行…ということで土曜日の朝、塩山の駅へ向かう。

ローカル電車に乗ってのんびり読書も楽しむ事ができた…それにしても小屋泊まりだというのになぜ荷物は10キロにもなってしまったのか???

食材分担もにんじん3本とドレッシングだけだったのに…不思議だなぁ。
(もっとコンパクトにパッキングする技術を学ぶ必要があるかも)


無事に塩山駅で仲間と合流!
今回は山小屋まで5人で歩き…小屋では夕方に車で来る仲間達と合流することになっていた。
(ありがたいことに、車隊に命の水を運んでもらう手はず♪)
タクシーで登山口まで行き、怪しい空の下歩き始めた。

湿度は高く、めがねがすぐに曇ってしまう。
ただ…涼しいのはありがたい。
前回はあまりの暑さに体力のある経験者もバテたそうだ。

第一展望台からの眺めは下界は雲海のようで、何も見えず。
同じく第二展望台からはさらにガスも広がり見えるはずの富士山は幻と化した。

ロッジ長兵衛に着いた時には雨が降り出し、早く着き過ぎたこともあってのんびり昼食休憩していると結構な雨脚になった。

30分ほど傘をさしながら林道を歩き、無事に山小屋到着!
中では小屋番のおじさんが薪ストーブに火を入れておいてくれた。

暖かい!!!



さっそく持ってきたビールを開け、のんびりモード。
4時に到着する車隊を待てず、山小屋にあった芋焼酎も開け始め…いかんいかん、カレーの仕込を始める事に。

ルー以外はすべて運んできたので、野菜と肉を煮込み始め、ご飯をとぎ、できるところまでやってまた飲みモードに。

薪ストーブの暖かさに癒されながら、おしゃべりして飲んで…あぁ幸せだ。

そうこうしているうちに車隊は同時に到着!
たくさんの食材と命の水(アルコール)も到着した。

サラダを作って、ご飯を炊いて、カレーにルーを入れて煮込む(このとき追加でトマトホールと赤ワインを投入)。

少し早めに夕食タイム♪

小屋番のおじさんを含む10人で頂く夕食は本当に美味しかった!

カレーにはチーズをのせてバーナーで炙るという技を使い、まるで高級カレーの様な美味しさ。



カレーも大人気で大量に作ったつもりが、お鍋は綺麗になってしまった。

食器をさげた後はデザートの地元のさくらんぼとつまみが追加され、ビールにサワー、焼酎、甲州ワイン、日本酒となんでもありの飲んべい達…。
楽しい話は永遠と続き、幸せいっぱいの話も聞けて、夜は更けていった。

さすがに起きていられず、1時前には片付けて就寝。

明日は大菩薩峠から大菩薩嶺~丸川峠~登山口と下山。
大丈夫か?




富士山②

2011-06-10 | 登山
まだまだ爽やかに感じる金曜日、いかがお過ごしですか?
今朝は、てんとう虫と一緒に出勤しました。
自転車に乗っていると、とにかく虫がたくさん洋服についてしまうんです。


***

つづき。


ほとんど眠れぬまま、12時過ぎには荷物を持って外に出る。
風は無く寒さもそれほどではなかったのでダウンジャケット、毛糸の帽子・手袋だけを装備しそろったところで予定通りの12時半に登り始める。

それにしても山小屋の周りは多くの人で賑わっていた。
8合目を過ぎ8合目半まではかなりの渋滞で人も多く、下を覗けばヘッドライトの曲線が美しく描かれていた。

9合目からは空気も一段と薄くなり、人もまばらになって順調に足を運ぶ事ができ、気がつくと「あ!着いちゃった」と須走口・吉田口の頂上に立った!
とにかく握手で祝福しつつ、すでに多くの人がいる中でベンチを確保し、ありったけの衣類で防寒するが、まだ夜中の2時半…ちょっと早く着きすぎたかも。

寒さに震えながら小屋で持たされた朝食用の弁当を頂く。



中身は鮭と肉団子2個に漬物。これだけでも十分ありがたかった♪

3時過ぎて山頂の山小屋が準備をし始める。
開店は4時ということだったが、その中の1つが3時半に開けてくれた。
さっそく中に入りおしるこや珈琲などで暖を取る。
それでもせいぜいいられるのは30分ほど…じっと待つのもと話し合ってお鉢巡りに出ることにした。
まずは御殿場方面へ歩いていくがまだ薄暗いのでヘッドライトの明かりでは少し見づらい。4時半になると空も明るくなってきて美しい色で景色を楽しませてくれる。



4時40分になり、今日のご来光は4時50分とガイドさんの話だったので…そろそろこのあたりで見たほうが良いのでは?との判断で御殿場口頂上から少し行った所で場所を確保し待つことに。
それでも5時までは焦らされて徐々に姿を見せる太陽に手を合わせた。
素晴らしいご来光だった!



あまりの美しさにしばらくそこで過ごし、やっと重い腰を上げて目標である「剣ヶ峰」へ向かう。

手前の難所はかなり急な上り坂でさらに砂利で足元を取られる。



酸素が薄いだけにすぐに息も切れ、無事にたどり着くと、今度は記念撮影するための列に並ぶ。
どこでも渋滞…これが夏の富士山のようだ。
登った記念を5人で撮影してもらい、あとは恐怖の下山が待っている。
途中で暑さ対策のために装備を軽くし、太陽が出た途端、あの寒さは何だったのか?と思うほど歩いていると汗が出てくる。
スパッツにポールを装備し、6時半に下山開始。
今までの恐怖はどこへやら…自分の体を重力に任せて足を踏み出せば、順調に下ることができた。途中でトイレ休憩とおやつ休憩をしたが、なんと2時間45分という速さで5合目に到着。無事に下山する事が出来た。



とりあえずビールで喉を潤す。
それにしてもあの埃はどうにかならないものなのか?
何もかもが埃まみれ…もうどうにもならない状況だ。

今回のツアーでは日帰り温泉付きということもあって、ラッキーと思っていたがバスで連れて行かれた施設では、洗い場で渋滞…裸で立ったまま待たされて、同じように、トイレ、洗面台、ドライヤー何をするにも渋滞だった。
食事処で生ビールとうどんを食べ、初めてホッとするひと時。
一緒に同行してくれた方々!ありがとうございました!

夏の富士山…ありがとう!

もうこれで富士山は卒業…これから触れることはなく、遠くから眺めるだけの山となる。

さようなら…そして今までありがとう。




富士山①

2011-06-09 | 登山
週末…雨みたいですね。
梅雨時期は致し方ないのかもしれませんが、できれば週末は晴れてほしいものです。


***


大切なものをなくしたとき…とても耐えられない自分をどうする事も出来ずにいた。
そんな時、2度目の富士山を登りにいった。
山は無心になれる…救われる時が過ごせる。
(今週末に山に行けないのがかなり辛い。)

そして、昨年の夏はこれを最後にしようと(どうしてもお鉢めぐりと剣ヶ峰へ登りたかったので…)3度目の富士山にチャレンジしてみることに。


・・・

昨年の日記から…。

数日前に急遽申し込んだ富士登山ツアー。
昨年、一昨年と続いて3年目になるが、今年は友人が仕事で行けないということで運転していくのも面倒に思い、バスツアーなるものに初めて参加してみることに。
今回の登山口は観光ツアーでも有名な五合目吉田口になる。
新宿を8時25分(予定は8時だったが、遅れてきたツアー客の1人を待ってこの時間に…)に出発、途中談合坂SAにてトイレ休憩をしつつ順調に五合目に到着。
これからのスケジュールなどの説明があって、一度解散になる。
昼食をとったりしながら高度順応するのに1時間半ほどを取る。
8合目の山小屋「白雲荘」から案内人が付いてくれて山小屋までをガイドしてくれるのだが、45人という大人数のため、2列で並んでなんとも不思議な山行だ。
特に準備運動などの指示もなく13時10分にスタート。
平坦もしくは下りながら長い道を6合目まで歩く。
この辺りまではパンプスやサンダルで歩く観光客の姿も多く目に付き、ウマに乗っての登山も経験できる。

6合目から7合目まではまぁまぁ順調…8合目までは岩場も多く、手袋が必要で道幅も狭くなるため、ところどころで渋滞を起こしていた。



それにしても登山客が多く、ツアーの40人以上の塊があちこちで休憩していたりする。
これはガイドさんなどが付くツアーでは、連絡を取り合い休憩場所も重ならないようにしているんだとか…。
ゆっくりゆっくり登っているので高山病になる人も無く、途中小雨と雷にあうが酷くならずに救われる。
18時半に8合目7つ目の宿「白雲荘」に到着!
今回案内してくれた彼は1ヶ月いるのに未だに山頂に立った事はないんだとか…。
1人で参加したにも関わらず、一緒に登る人とのコミュニケーションは何よりもありがたく、とても楽しく過ごす事ができた。



山小屋は寝床を確保するとすぐに夕食になった。
カレーの上に変なハンバーグ、そして味のないお茶。
贅沢は言わないが昨年までの山小屋のありがたさが身に染みる。
須走口七合目「大陽館」はご飯に豚汁が食べ放題!美味しかったなぁ。

寝床はほんとに人一人分のスペースしかなく、寝返りも打てない状況。
食後に人の熱で暑い室内と薄い空気…寝られる人が羨ましい。
小屋の人の話では今日は平日だがかなりの混雑振り、ご来光を見るなら1時半には出発するのをお勧めするとのことだった。
仲良くなった人と一緒に12時半に出発することを約束し、とりあえず横になりこの拷問のような時間をやり過ごすのであった。


北岳③

2011-05-30 | 登山
気温も低めで風が強く…帰宅時は少し肌寒く感じました。

今週末は天気も回復し、「手むすびの市」も無事開催されそうです。
皆様のお越しをお待ちしております!


***

つづき。


小屋についてまずはビールで乾杯!
このビールが雪渓の雪で冷やされてたので、缶の上にはシャリシャリの氷がたくさんのっていた♪
最高の美味しさ!
ナッツをつまみにしばし達成感に酔いしれる♪
4時になり「夕食の用意ができました~」と呼ばれたのでさっそく席に着く。
メニューはお代わり自由のご飯と味噌汁のほかに、豚肉と野菜の炒め物、生野菜サラダなど山頂でいただけるだけでありがたい。
順番待ちの人が大勢いるため、食べ終わるとすぐに席を立たなければならないのがちょっぴり残念!
寝床に戻り夕焼けを待ちつつ少し仮眠。
残念ながら夕焼けは厚い雲に覆われて見ることは出来ないようだ。
布団半分のスペースで横になるが、寝ているようで寝ていないようで…なんとも言えず疲れは取れない。
それに体調も思わしくなく、咳が止まらず…夜中こっそり起き出し、月と星をしばし眺めながら過ごした。


4時には周りが準備をはじめ賑やかになって、とても寝てはいられない。
朝食を待つ列が出来ていた。
ダウンを着て外に出るとだんだん東の空が赤くなりつつあった。
しかし雲は厚くご来光は随分遅くまで見ることはできず…その代わり富士山の美しさは、今までで一番だったと思う♪

朝食をなんとか無事に頂き、最高の天気の中もう一度山頂への登山にチャレンジした。
息苦しさは昨日以上でかなりキツカッタが何とか無事に登頂…雲ひとつ無い360度の眺望を楽しむ事ができた。
とにかく最高!
ここでも八ヶ岳に向かって手を振ってみる。
(実は携帯に電話を頂いたいてのだが電池がなく残念ながら会話する事が出来なかった…申し訳ない)
小屋に戻り荷物をパッキングして、8時に下山開始。

炎天下の中、下山コースはバットレスを見られる右俣から大樺沢コースを選ぶ。
すでに足はガクガクし、左ひざの爆弾にひやひやしながらゆっくりゆっくり景色を楽しみながら下る。
何度となく休憩を入れるも疲れもピークに達し、なかなかスピードは上がらず友人には大変迷惑をかけてしまった。1時少し前…無事に大河原に到着!



↑これは登る直前の北岳の写真。

振り向けば北岳は真っ黒い雲に覆われていた。
タクシーの出発を待つ間ビールで喉を潤し、疲れきった体は車のゆれですぐに眠気が襲ってきた。
駐車場に戻り、車の鍵を受け取りに行く。(お世話になりました)
近くの日帰り温泉で汗を流し、軽くうどんを食べ(本当は御蕎麦が良かったのだが売り切れだった)自宅へと向かった。

途中、怪しい雲は存在感をアピールし始めた。
稲光にバリバリという音が響き、豪雨に襲われる。

フロントガラスに打ち付ける雨で前は見えず、ちょっとした雨宿りのつもりで「焼きもろこし」を頂く事にした。
美味しかったなぁ。

今年もまた食べられるといいなぁ♪


山は厳しい、でもそれ以上に感動を与えてくれる。
生きる喜びを味あわせてくれるありがたい存在…感謝。


北岳②

2011-05-29 | 登山
昨日は雨の中、買ったばかりの長靴を履いて友人との待ち合わせ場所まで1時間弱歩いていきました。
まだ小雨だったので助かりましたが、今日の雨では外に出る気になりません。
本当は網戸も張り直したいのですが…。

***

つづき。


炎天下の中、遮るものの無い低い草の間の急坂を登っていく…暑い、とにかく暑い。
草すべりとはよく言ったもので、砂利のおかげで足が滑る…。
永遠と登る2時間半…ほとほと疲れ果てた時に、一気にお花畑が視界に入った。
目の前にそびえる北岳は随分と近づいてきたように思える。
小太郎尾根に出てからは景色も最高で、歩きやすさもあり30分ほどで「肩の小屋」に到着!
ほぼ6時間という歩行…久しぶりの山だったが、なんとかここまでたどり着くことができた。

入道雲が出てきていたものの、まだまだ雨の心配もなく雄大な景色に感激するばかり♪
肩の小屋は標高3000mの位置にあるが、高山病になる感じもなく富士山とはだいぶ違った感じがする。
小屋の奥にはこれから目指す北岳の雄姿が!
まずは寝床を確保し、荷物を軽くしつつ、小屋の人に聞いたところこれからでも頂上は往復できるということで…これは天気の良いうちに行っておきますか!と目指す事に。


身軽になったところで、さっそく北岳山頂を目指す!
さすがに標高が高いため、日陰になると肌寒く驚くほど冷たい風を感じた。
高山植物の宝庫♪
お花畑が何とも美しい~。
ゴツゴツした岩をよじ登る→下る→登るを繰り返し、
お~!あれが頂上かな!
と期待して登った所で手前のピークに過ぎなかった…良くあるパターンだが結構がっくりくる。
見れば山頂はもう目の前に迫っていた!
無事40分ほどで山頂到着!夢の北岳登頂成功を実現する事が出来た。
入道雲が大きくなり、富士山・鳳凰三山方面は視界悪く、甲斐駒ケ岳が美しい姿を見せてくれていた。
記念に写真をと携帯で撮り友人へ送信しようとしたところ…なんと電池切れ…。
今頃、八ヶ岳にいる山仲間に向けて大きく手を振ってみる(もちろん見えないんだけど…)。
眺望は360度とさすが日本第2位の高峰だけある。
とにかく天気に恵まれて幸せだった。
ベンチで寝転び、大きな青空を独り占め♪
一緒に行動を共にしてくれた友人に感謝!
今年の夏も素晴らしい思い出が出来た。



しばらく山頂で感動を満喫してから、小屋まで戻る。(夕食が4時と指定されていたため)
途中の景色も最高で小屋の向こう甲斐駒ケ岳の美しい姿に、来年はこの山にチャレンジしたいなぁ~と思い始めていた。
小屋周りにはカラフルなテントが並び、これまたいつか個人的にテント泊にもチャレンジしたいとさらに夢は膨らんでいった。


北岳①

2011-05-28 | 登山
雨の週末いかがお過ごしですか?
予定では4時起きして山梨の山へ登るはずでしたが…5月だというのにすでに梅雨入りとは!
ちょっと驚きました。

なので、今朝はのんびり朝食をいただきました♪

はちみつトーストにキウイ&ヨーグルト…飲み物はインドチャイです。


***

昨年夏に経験した、日本で2番目に高い山「北岳」の日記。


前日の深夜に近い時刻に自宅を出発、一路山梨へ向かう。
市営駐車場に車を停めて、少しだけ仮眠。
準備をしている間に友人が乗り合いタクシーのチケットを購入して来てくれた。
(始発バスが5:10のところ、タクシーは5:00頃の出発になるらしい…それでも登山道へのゲートは5:30にならないと開かないんだそうだ)
4:30に起きて身支度を整え、タクシーへ乗り込む。
すぐに広河原バス停へ出発!山道を永遠と登っていくその車の揺れにすっかり熟睡してしまった。
広河原へ到着後、朝食を食べる(おにぎりとサンドウィッチ)車の鍵をタクシーの中に落としてしまった!
すぐに乗り合いタクシーの同業者にお願いして伝言していただく(この時点ですでに携帯電波は届かず)

いざ、北岳へ!インフォメーションセンターの横を通り、ゲートをくぐると目の前に現れた北岳…遠い…そして険しそう。あそこまで今日中に登るのか…とちょっと心配になる。

つり橋を渡り、まだ見ぬ世界へ入り込んでいく感じ…ちょっとゾクゾクしてくる。
まずは広河原山荘で登山届けを提出。
今回選んだコースの分岐点まで、ほぼ30分歩く。
途中、沢を何度か越えるが私は石を選びながら歩くのが苦手で、かなりの恐怖感がある。
選んだ石に足を乗せた瞬間「ぐらっ!」と石が傾くと冷や汗がでる。
それにしても暑い…さすが夏登山、まだ歩き始めたばかりだというのに薄っすら汗をかいている。
分岐を白根御池方面へ進む。
ほとんどの人は大樺沢コースを取るらしい。
今回は八本歯コルが雪が多く、アイゼンとピッケルが要必だったので避けるのと、私の体調面の不安からなるべく負担にならないコースを友人が選んでくれていた。
3時間弱で白根御池小屋へ到着!
まだ出来立てほやほやの美しい小屋…とても山小屋には思えないなぁ。
ここで無線電話があったので、タクシー会社に連絡すると
「あぁ!預かってますよ。明日下山ですよね?」
と車の鍵の無事を知る事ができた。
携帯電話が早く山の中でも使えるようになるとどんなに便利だろう…これは下山中にも大きく感じたことの1つである。


小屋で珈琲(200円)を頂き、飲料水をペットボトルへ入れ(この時点ですでに500mlを空けていた)トイレを借り、すっかり大休憩となりつつあった。
気持ちの良い天気…美味しい空気…頂ける食のありがたさ♪



今回の装備は35リットルのミレーのザックに、ポールを装備、水分は2リットル+残りのお茶、お昼(おにぎり、パン)、レインウェア上下、ダウンジャケット、着替え用Tシャツ&長袖パーカー、靴下、タオル、ヘッドライト、トイレットペーパー、地図、コンパス、救急セット、ティッシュ、お菓子(いろいろ)、帽子2個、手袋、スパッツ、歯ブラシ、日焼け止めなどなど。

いつになったら上手にパッキングできるようになるんだろうか?

いざ!草すべりへ。


蕎麦粒山~天目山(三ツドッケ)へ②

2011-05-24 | 登山
今朝は結構な雨降りでしたね。
傘を差す時間が長くなるこれからの季節、読書に時間を割きたくなります。
あぁ…それよりも教科書を読む時間を増やさなければ。


***


つづき。


蕎麦粒山で和菓子を1つ頂き、さらに天目山(三ツドッケ)まで1時間半の道のり。
途中、アップダウンの繰り返しに原生林のブナの大木が癒してくれました。
なかなか立派なブナの木々…植林された山よりも数段気分もウキウキしてきます。

一杯水(沢水)で美味しい水を頂いて、非難小屋に到着!
ここから一気に登って頂上を目指します。
この傾斜地にたくさんの蕾をつけた「ミツバツツジ」が自生していました。
今週末あたりは満開の見頃になるのでは?

天目山に無事登頂!
頂上では数組の人たちと言葉をやり取りしながら、たくさん山の話を聞かせていただきました。
小さなスペースでしたが、人も少なかったのでお昼を頂く事に♪
今回はお弁当も作ってこれなかったので、寂しくコンビニのおにぎりだった私のお昼が…一気に豪華な物になりました!

あさりの味噌汁、玉子焼き、アスパラ焼き、ソーセージ、チキンソテー、胡瓜漬け…まだまだフルーツなどもあったのですが、雲行きも怪しくなり急いで下山することに。
とにかく美味しくて幸せ一杯味あわせて頂きました♪
ごちそうさまでした!



下り始めて小屋でトイレを借り、少し足早に歩き…願うのは天気がなんとかもってくれれば!と祈るばかり。

しかし、蕎麦粒山の手前で雨粒が大きくなり、急いでレインウエアとザックカバーを装着!
これもとても良い訓練になります。
途中、小降りになった日向沢ノ峰でオレンジを頂きひと休みし、一気に有間峠まで下山しました。

さすがに雨の勢いは収まらず、花を見る余裕はなかったのが残念でなりません。



それでも無事に車まで戻り、とりあえず車で林道を下り「さわらびの湯」に降りてきました。
全身濡れそぼってしまったので、温かい珈琲とケーキをいただきながら最後はおしゃべりを楽しみました。


あれだけ天候の変化を経験するのは、とても良い訓練になったと思います。
さすがに2週連続の山だったので、筋肉痛も無く楽しい思い出ばかりが残りました。


Sさん!
ありがとうございました。
またご一緒できるのを楽しみにしています♪


蕎麦粒山~天目山(三ツドッケ)へ①

2011-05-23 | 登山
今日は肌寒く感じるほど、ここ数日の気温差は激しいですね。
午後から雨との予報にあわせで、徒歩で通勤したのですが…、
パンプスで1時間弱の往復、帰ってきて足をみたら右の薬指の爪に血豆が出来てて驚きました。

幼い頃から気がつかないうちに靴ズレを作ってしまう癖があるようです。

明日はスニーカーで歩いて、職場で履き替えるようにしようと思います。



***


昨日、前夜のメールと電話で急遽山へ行けることになりました。
場所は私の疲労度を考えて、近場を選んでくれました…感謝です。

前回、単独で登った棒ノ折山の登山口となる名栗の「さわらびの湯」で待ち合わせて、1台の車で林道を奥へ進みました。
有間峠に駐車して、1キロほど林道を歩くと、小さな看板で「蕎麦粒山登山口」とあるのを発見!登山道へ入ります。

朝から良く晴れて暑い1日になりそうです。
しかし、天気予報は3時頃から雨になるとのこと…少し心配ではありました。

細い登山道を一気に標高を上げて鉄塔のあるところまで行くと、そこから日向沢ノ峰へさらに登りが続きます。

途中には「ミツバツヅジ」「白ヤシオ(ゴヨウツツジ)」などが美しく咲いているのが見られるように!
中にはトンネルになるほどの満開の枝も多く、歩き続けるほどに感激は大きくなりました♪



感激中の友人↑に花の説明などを聞きながら、2人で「おぉ~!」とか「凄~い」などとかなりのんびり楽しみながら歩きました。

日向沢ノ峰からはアップダウンのある尾根歩き…1時間20分ほどで「蕎麦粒山」に登頂!
眺望は一切無く、誰にも会わない珍しい山行になりつつありました。

さて、天気ももちそうなので、ここから天目山(三ツドッケ)までさらに縦走することに!

つづく。




棒ノ折山②

2011-05-17 | 登山
今日は天気も荒れ模様…歩いて通勤しました。
帰宅途中でいつも気になっている美しい木の前でしばし眺めていると、女性が近づいてきました。
私が不思議そうに眺めているのが気になったようでした。

「この木はなんていう木なんでしょうか?」と、尋ねてみると

「これは桐ですよ」

「あの桐ですか?よく家紋などにある?」

「そう、私はこの桐が大好きでこの時期を楽しみにしていたの」

「ほんとに美しいですよねぇ~、私も毎日楽しみにしてるんです」

なんだか、とっても素敵な時間を過ごす事ができました。

薄紫の花が満開の桐…心が落ち着きます。


***


頂上で記念に写真を撮ってもらって、東屋で一緒になったお姉さんとしばし歓談…そうこうしている内に頂上には多くの人が歓声を上げながら登ってきます。
11時になって距離の長い下山道を選んだお姉さんは出発しました。

私は日差しが強かったので、大きな木の下にシートを広げて少し早いお弁当タイムに♪

おにぎりを食べながら壮大な景色の眺めを楽しみ、靴を脱いでごろんと横になり、大好きな本を手に取り読み始めました。
久しぶりにのんびりする事が出来たなぁ~。



周りでは賑やかな声が響き、とっても楽しそう!
犬も子供もおおはしゃぎ。
(ちょっと1人は寂しかったな)

気がつけばウトウト眠っていたみたい…。

正午を過ぎて、下山道が混む前に下り始める。

途中の巨大岩の裏を抜けて登りと違う道を選んでみるが、眺望の無い長い下りが続く。

しばらく歩くと、飛行機のラジコンで楽しむ人たちがいた。
気持ち良さそうに空を切る翼がキラキラ光って眩しかった。

永遠と続くかと思われた下りだったけど、1時間半ほどで下山していたことにちょっと驚く。


なかなか良い訓練と気晴らしになった1日でした!


この日…山の仲間達はそれぞれ皆楽しむことが出来たようでした。
梅雨までの間にどれだけ登れるか!

次回も楽しみです。




棒ノ折山①

2011-05-16 | 登山
昨日は最高の天気に恵まれました。
ほんとに、お休みはあっという間に過ぎてしまいますねぇ~。


朝、タイマーで炊いた雑穀米でおにぎりを作り、
「棒ノ折山」へ向かいました。
55リットルのザックにシュラフ・マット・水2.5リットル・雨具・ダウンジャケットなど、訓練用に10キロちょっとまで詰めてみる。

名栗にある「さわらびの湯」の駐車場に7時45分に到着。
すでに多くの車が駐車していました。
準備をして、まずは名栗湖まで車道を上ります。



日差しは強く、かなり暑く感じました。

湖の周りをぐるっと歩き、奥にある「棒ノ折山登山口」へ。
入口には「白谷の泉」があり、ここからは「関東ふれあいの道-水源のみち」へ入っていきます。

清い流れと美しい緑…空気が美味しい♪



途中にあった大きな岩…凄い迫力!
小さい人が見えますか?

こんな素晴らしい自然の中にいると、自分も同化して浄化されているような気分になります。

名栗渓谷を楽しく登り切ると、林道へでました。
そこの東屋でちょっと休憩。
ベンチに座って持ってきたごま団子を食べながら、となりの女性とおしゃべりを始めたのですが…これが山の大先輩だと分かり、随分アドバイスと勇気を頂く事ができました!
(あぁ~良い出会いだったな)

ここからは急な登りが増え、階段や木の根で標高をガンガン稼いで行きます。
少しずつ荷物の重みに辟易感が増し、最後の登りはちょっと息が切れ気味に…あえて休憩せずに登りました。

無事、2時間半ほどで頂上に到着!

しばらくぶりの晴天山行!
最高の景色です。



つづく。



雁坂峠②

2011-05-11 | 登山
今日は1日雨となりました。
気温が低くなるとの予報でしたが、思ったよりも暖かかったかな。

雨の日は1時間かけて歩いて職場に通っています。
今度、撥水性のあるスニーカーを買わなきゃ。


***

つづき…


30分ほどで雁坂小屋に到着。
水場の確認と無人の小屋…管理する人は下山中のようだった。

先客が2名、あとで聞いたら単独で一人は小屋泊まり、一人はテント泊ということだった。
さっそくテントを3棟張るが、ここで基本的なことを学ばせてもらう。
夕食目安時間を5時半とし、4時半から調理スタートをするにあたって、しばらくは休憩を取ることに。
さっそくビールを空ける人あり、昼食の残りを食べる人あり、まだまだ明るいこの季節、今日は天気も良く寒さも少ないため快適な時間を、心地よい疲れとともに過ごす事ができた。



今回のメニューはカレーと簡単サラダ、フルーチェというラインナップ。
ご飯はアルファ米でこれが美味しくて便利なのに驚く。
カレーは玉ねぎを炒めたあと、豆類、ツナ、トマトペースト、醤油などで味付けし、カレールーで煮込むこと20分ほど。
美味しそうな香りが漂っていた。
サラダは大根・きゅうり・ミョウガを塩昆布で漬け込むというもの。
ビニールに切った野菜を入れて塩昆布を入れしばらく置いておくだけ♪
効率的なアウトドア料理だなぁ。

山の上で温かい食事が頂ける幸せ!
お腹いっぱいになってしまい、フルーチェは断念。
みんなで片づけし、寝る準備をして中型テントに場所を移して、飲み会を始める。
残念ながら明日の天気予報では6時には雨が降り始めるということで、4時起きし撤収と下山を早める事に。
早々に宴会も引き上げて眠りにつく。

4時のアラームで起床、シュラフやマットをたたみ、テントを撤収させ、それぞれ朝食を食べ、5時20分にはレインウェアにザックカバーをして完全防備で下山開始。

すぐに雨粒が落ちてきた…シトシト降り続く雨の中1時間半ほど歩いて非難小屋で休憩。
このときフルーチェを作って頂く。
ここからさらに2時間半…永遠と歩き続ける。
途中崩落している場所や滑りやすい岩場などがあり肝を冷やすがなんとか無事に10時過ぎに下山。



バスを1時間以上待つ間にビールやつまみなどを出し、小宴会を楽しむ。

西武秩父に戻る手前で日帰り温泉で汗を流し、駅にて解散。

初めてのテント泊は楽しく、そしてかなり学ぶ事も多く、良い経験となった。
中でも10キロ以上の荷物の重さに、普段の訓練の重要さを身に染みて感じた。



***



今年もまたテント泊にチャレンジする予定…週末には訓練が必要になりそうです。

雁坂峠①

2011-05-10 | 登山
今日は随分と蒸し暑かったですね。
緑濃くなるこの季節…虫も沢山でてちょっと困ってしまいます。

明日は気温もぐっと下がるそうなので、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。


***

昨年のちょうど今時期、初めてテント泊にチャレンジしました。

ミレーのザック55リットルに装備を一揃え入れ、朝6時に自宅を出る。
中央線・塩山駅集合…そこからバスで雁坂峠登山口へ移動。
登山口は道の駅になっていて、トイレを済ませ共同装備を確認分配し、11時少し前に歩き始める。

今回は13人で雁坂峠でテント泊し、秩父側へ峠越えをする計画。
私は初めてのテント泊と15キロになる装備を背負って4時間以上の1000m標高差を登るのは初めてのこと…かなり不安があった。
しかし一緒に同行してくれる仲間たちはかなりのツワモノばかりで心強い。

最初はなだらかな登りのアスファルト林道が続く…1時間とちょっと歩き続け、晴天でかなり暑さを感じた。(湿度もあったと思う)

登山道に入ってそれほどきつくない登りをおしゃべりしながら1時間ほど登り続ける…昼食の時間をとらないということで、小休止の間に行動食を取りながら1時間に1回の計画的な休憩を取ってくれた。
このときに失敗したのは、昼食を行動食という形で持ってこなかったことだった。
小さめのおにぎりやバナナなどのが良かったと思う。
(さすがにしっかり弁当箱一つ分の昼食は大失敗だったかも)

沢沿いの道は途中で何度か沢を渡り、細い丸太の橋など…増水していたら危険を感じるような場所も多々あった。
崩れている箇所もあり、ドキドキしながら1歩1歩丁寧に歩く。
最近滑落事故も増えているのをニュースで聞くと、いつ自分にも起こるか分からない身の危険を感じる事も多いのは事実。

沢沿いの道を離れ、一気に標高を稼いでいくジグザグの登りが続く。
ここでザックの重みを肩にずっしりと感じるようになった。
3時間を越えた歩行でそうとう疲労していたようでペースも落ち始め、先頭から2番目の位置を歩かせてもらった。


途中気がつくと2000mを越えて森林限界に近いためか、空が大きく広がった。そして上を見上げると頂上のベンチを確認!無事に4時間で雁坂峠に到着!



日本三大峠と言われている雁坂峠…壮絶な峠だ。
眺めは最高!遠くを見れば、スタート地点の橋を確認することが出来た…ずいぶん歩いてきたものだ。



風が心地よい♪

ザックを降ろして、しばしその達成感を楽しんだ。
記念撮影をしたりしながら、20分ほどいただろうか?今日の最終目的地である、雁坂峠小屋へ向かう。

頂上にあった石標には1977年という文字が刻まれていた。
意外と新しいのに驚くとともに、なんだかこの地を去るのが惜しい気がしてならなかった。


つづく

荒船山へ登ってみた。

2011-05-06 | 登山
連休の合間の平日…今日も良い天気になりました♪
少し気温が低いので、体調を崩さないようにしたいものです。

今月から開園した「かわづ花菖蒲園」…見頃は中旬から下旬になりそうです。
温泉熱を利用して栽培したのがきっかけとなり、現在では70年の歴史をもつ河津の特産品として河津町の花に指定されています。

夜(4日間のみ営業)の花菖蒲はとても幻想的で美しいのでお勧めです!
ぜひ一度遊びにきてくださいね。

■かわづ花菖蒲園:
期 間: 2010年5月1日(土)~6月15日(火) 期間中無休
料 金: 大人300円・小中学生100円 (団体10名様以上1割引)
駐車場: 無料
★夜間営業は5月21日(金)・22日(土)・28日(金)・29日(土)の4日間 19:30~21:00 入園有料


***


有名漫画家さんが滑落して亡くなったというので、一躍有名になった山…荒船山に昨年登ってみました。



この形!
近くで見るとまた凄い迫力!
いったい頂上はどんな感じなんだろう?

待ち合わせの駅まで電車で行き、そこから登山口まで一緒に連れて行ってもらいました。
高速に乗って下仁田まで…そこから30キロ弱で登山口のある内山峠へ到着。
すでに駐車場は満車状態で、大型バスまで止まっている…凄い人気の有る山のようです。
9時半に登山開始…天気は最高で霜の残る登山道の足元はぬかるんでかなりドロドロ状態になっていました。
10時過ぎると下山する人とすれ違いはじめ…「上のほうは凍ってるから気をつけてくださいね~」とのアドバイス。

岩肌に滴る湧き水もツララになって凍っていて、Sさんが折って取ってきてくれたツララを口に含むとまったくと言っていいほど無味無臭の氷でした。
それだけ寒いってことなんだなぁと気がつけば周りの木々はまだ芽吹いてもいなかったです。
鎖場や途中崩れた場所などもあり、危険を感じつつも無事に1時間半ほどで見晴らしの良いところに出ることができました。
浅間山が一望!
遠くは北アルプスも良く見える!
少しここで休憩しつつ眺めを楽しみました。

ここから頂上まではほぼ平らな道が続く…遠くからみても分かるほど平らだったのはここなんだなぁ~。
この道を30分も歩く事になるとは…単調な道…一人ではちょっと辛かったかも。
最後は急な登り…頂上に着くと眺望ゼロでとても狭い。
そのまま引き返す人が多かったのも頷けます。
途中で知り合ったグループがとても楽しい人たちで、同時に登頂したのでハイタッチでお互いの健闘をたたえ、ロンドン橋のように手をアーチにして、残りの人を出迎えました…とても楽しいゴール記念になりました。

あまりの眺望の悪さと狭さに、先ほどの眺めの良い場所まで戻る事に…到着してすぐにお昼にしました。
スープを頂いたり、果物やおかずも頂いてお腹一杯♪
1時間ほどのんびり過ごして、下山開始。
足元がぬかるんでいるのを想像してましたが、天気の良さに救われて思ったほど酷くはなく無事に下山!お疲れ様でした。

車で戻る途中で改めて「荒船山」を望む…凄い迫力だぁ~ここを歩いたんだね~と記念撮影!

下仁田の道の駅で牧場ソフトクリームを食べてみると、ジャージー乳でコクがあってとても美味しい♪



野菜なども買いつつ、高速入口で見た20キロ渋滞の文字……運転してくれたSさん!ありがとうございました。

ちなみに今回の荷物は11キロまで増やしてみました。

***

昨年同様に今月末までには重量を増やしての訓練がどうしても必要なので、またご一緒していただけるようよろしくお願いします!
(運動不足なのでお手柔らかに…)