みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

走れサイクルモード・午前の部

2005-11-15 22:45:51 | 自転車
 こないだの日曜日。

 先月のモーターショウ以来の幕張。

 今回は友人の車でまたもやipodの曲を聴きながら始終くっだらない話をし通しで行ってきた。

 駐車場に車を停め、開始時間寸前にメッセに滑り込む。

 自転車の大展示会かつ大試乗会ということで、実は今年が初開催であるこのサイクルモード(今度の週末は大阪でもやるので行ける人は是非)、まずは「会場での試乗は自己責任ですよ」というような内容(多分。実はほとんど読んでない…(^^;)の誓約書なんつうもんを書きつつ入場。

 たびたびお世話になっている絹代さんが去年のサイクルショーに引き続き今年もカンパニョーロという自転車の有名なパーツメーカーの受付をやってらっしゃるということで、入り口からすぐという事もありほぼ初っ端から突撃。

 後に配布終了になったというカンパのカタログをもらいつつ絹代さんに挨拶しながら、庶民の憧れ?カンパニョーロの変速機などのパーツ、さらにウェアなどもつらつら眺める。
 カンパニョーロはもうロゴからして大好きなのだが如何せんちょっと敷居が高い感じである…今市販されてる自転車はシマノの方が多く使われてるしね。でもいつかは。

 で、前々から楽しみにしていたMTBの生みの親、ゲイリー・フィッシャー氏のトークショーに赴く。

 彼は今年55歳だそうだが、とてもそうは見えないすらっとしたスタイルにセンスのいいスーツ。彼も間違いなく「カッコイイオヤジ」であったな。ましてトークショーで同席してた某自転車雑誌の編集長曰くトレイルでもガンガン飛ばすらしいし。


 で、トークショーでも非常にためになる話を聞かせて頂いた。「バイクに魂はあるのか?」という問いに答えて師曰く、「それは君がバイクに魂を吹き込むんだ。僕はバイクを作るとき、君が魂を吹き込むための隙間を空けているんだ」と。

 聴き終わって俺は自分がこれからまた自転車に乗っていくための大きなエネルギーをもらったような気がした。おまけにその後のサイン会で本人に握手までしてもらったし、これだけで今日のミッション終了って感じだった(笑)。

 まあでもこれからがサイクルモードの本領発揮。さっきから会場狭しと設置された試乗コース内を色んな自転車が走り回っている。俺も負けじと、まずはサイン会も行われてたTREK(トレック)の自転車を試乗。友人はゲイリーフィッシャーのMTB、俺はトレックの高級なカーボンのロードバイクでいざコースに突入。

 すると、このコースが中々良く出来ている。会場中を取り囲むように出来ている試乗コースは、何箇所かにインターチェンジといった風情で出入り口レーンが用意されていて、あらゆるブースからスムーズにコースに出入りできるように配慮されている。そして、MTB(こちらは後述)とロードバイクでそれぞれ別の特設コースが用意され、ロードバイクは一度建物の外に出て、そこそこの長さのストレート区間を走れるようになっている。はっきり言ってこのコースを考えた人は天才。

 しかも、借りた自転車はドロップハンドルも意外と馴染めたし、変速はスムーズだし、漕げば漕ぐほどガンガン走るしで外のストレートをつい何周もしてしまった…(本当は一周だけなのでよい子のみんなはマネすんな!)

 いきなり好感触だったのに気を良くし、次は自分が購入を真剣に検討しているメーカーの一つ、ブリヂストン・アンカーにてクロモリという材質の細く美しいフレームのロードバイクを試乗。
 この時は距離の短いコースであったのが少し悔やまれるが、乗り心地や変速はカーボンとそんなに変わらなかった(というより俺が違いの分からない男なだけか?)。これも合格って感じ。

 さらに、ブリヂストンの向かいにあったJAMIS(ジェイミス)のブースで、友人はシクロクロスという競技用のロードとMTBの中間みたいな自転車を、俺はたまにはとフルサスのMTBを試乗。
 今度買う予定なのはロードバイクなのだが、フルサスMTBの方もまたロードとは全然違う楽しさ。
 MTB特設コースに行き、敢えて段差をつけた坂道を上り下りするがサスペンションのお陰でガタガタいわず快適に走れた。もう走りながら思わず笑っちゃうくらい(はたから見るとかなりヤバイ人だったろうが…)楽しかったね。俺の友人で誰かMTB買わないかな…<他力本願

 とここで、実はいつ飯を食ったのかあんまり良く覚えてないのだが、ひとまずこの辺で後半に続くということにしとく。