みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

久しぶりのガンダム

2005-09-08 23:37:06 | 雑記
 まとめてDVDを観られる機会も今後そうそうないと思い、こないだの日曜「機動戦士ガンダム」の劇場版3作をまとめて借りてきた。


 俺の世代は男子のほとんどが元祖ガンダムを観たことがあると思っている。俺もその一人で、夕方の再放送はほぼ欠かさず観ていた。
 まして兄は当時はまだ珍しかったと思われる、いわゆるムックと言うべき全43話のダイジェストや資料の載った本まで買い、もちろん「ガンプラ」(ガンダムに出てくるモビルスーツのプラモデル)も日の出前からおもちゃ屋に並んで買ったというくらいで、かなり熱中していたのであった。

 ところが俺ときたら今回改めて観たらあまりにも話の内容を覚えてない事が分かり大ショック…つうか小学生だからしょうがないのかも知れんが、一体ガンダムの何を観てたんだろう俺…

 しかし、大人になって観てもかなり見ごたえのある作品であったのも確かである。単に戦争のドンパチを描いたとか、モビルスーツがかっこいいとかいう話よりも、やはりパイロットの葛藤とか敵=悪ではない話だったりと、それまでのロボット物とは明らかに路線の違う作品であった事を再認識した。

 特に主人公であるアムロが敵モビルスーツ・グフのパイロットであるランバ・ラルとそれと知らずに出会い、それなりに相互理解しながらそれでも戦わなければならないというシーン(これもそんなことはガキの頃は全然理解してなかった)などはなかなか唸らされた。

 結論としては正直もともと子供用のアニメという位置づけでは無かったっぽいのだが、当時はやっぱり「アニメ=子供の見るもの」という先入観も強かったんだろうね。大人でも観たことが無い人、観たけど忘れたという人は是非劇場版を借りて一遍見て頂きたい。必ず何かしら得るものはあると思うよ。
 んでもってガンダムの続編にあたる「機動戦士Zガンダム」の劇場版第2作目も近々公開という事だし、これを機にZガンダムなんかもチェックしてみるのもよろしいかと。俺は劇場版1作目はDVD出たら借りるつもり。


 ところで、劇場版ガンダムのDVDには英語字幕なんてのもついてたりして、色々名台詞の英語訳をチェックするのもなかなか楽しい。最後にガンダムの某有名ゼリフの英語版をのっけて締めさせて頂く。

「No one likes to admit to them.
To the mistakes caused by their youth.」