みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

仕事の話をしてみる

2004-10-15 23:51:27 | 雑記
 今働いている職場でV-nas(ヴィーナス)というCAD、要するに製図ソフトを使っている。

 普通CADソフトというと、AutoCADというのがデファクトスタンダード、要するにワープロで言うところのワードみたいな感じで一般的に使われている。


 尤もCADというのはワープロソフト以上に種類が豊富で(また2Dか3Dかで違ったりもする。ちなみに今俺が話してるのは2Dの方ね)、何だかんだで各々の会社が独自のCAD+AutoCADという組み合わせで業務してたりする。


 何でそんな面倒くさそうな事をするのかというと、元々CADソフトはあくまで裏方で、発注者にはそのソフトで作って印刷した図面を渡せば良いという考え方だったんだが、昨今では「DXFデータで納品」(DXFってのは先に書いたAutoCAD主体のCAD互換ファイルの名前)という感じで、データ自体を求められる事が多くなってきて、そのうち(というか今)データでの納品の標準化が進められるようになってしまったという事。

 で、例えば一太郎文書をワード文書に変換したりした事のある人なら分かると思うけど、他のCADのデータをDXFというやつに変換すると、大なり小なり図形や文字がオカシくなったり化けたりするので、AutoCADがないとまともなデータとして納品できないし、他の業者からもらったデータもまともに見られないという困った、なおかつPCには非常にありがちな事態が起きるので、半ば自衛策としてAutoCADを持たざるを得なくなってるのが現状なのだ。


 さて、冒頭のV-nasだが。

 これが今まで使ってきたCADとかなり操作感覚が違っていて、暫くその概念に慣れるのに苦労した。


 できる限り説明すると、このCADの操作体系というのは左クリック→右クリックをほとんど常に連携させて作業を進めるという非常にMacユーザー泣かせな物なのである。はっきり言ってMacでイラストレータをン年やってる様な人にはかなり厳しいよこれは・・・
 ま、その点俺はMacというのはパソコン屋で弄った事しかない男なので、その辺は大丈夫だったんだけどね。

 ただ総括すると、操作方法や機能の豊富さを考えれば少なくとも土木の、2Dの世界で勝負するにはかなり強力なCADであると言える。(AutoCADの廉価版とあんまり変わらない値段でクロソイドとか車両軌跡図が書けるのは凄いと思う)


 後はここだけの話、職場ではノートパソコンを使ってるんだけど、できたらデスクトップを使わせてもらえたらなあと・・・まあそのノートもイーヤマ製だったりするのはいいのだが