犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

体調不良コンビ

2008-03-04 | 犬猫奮戦記
(第152話)
昨年11月頃からロビンの様子がおかしい。
朝、起きられないらしく出勤前の主人との散歩を酷く嫌がる。
暖かくなる時間まで待って私が連れ出すと、散歩には行くが亀の様にノソノソしか歩かない。
鼻の頭が“かりんとう”の様にガリガリになって食欲もムラ。ガブガブ水ばかり飲んでは夜オネショをする。お蔭で布団を何枚グジャグジャにされた事か、私の仕事が益々増えてきた。
仕方なくロビンの状況に合わせて散歩をする様にしたら一日4回(夜も)も外に出る羽目になり心臓病の大敵である寒さと過労をもろに受けて私の体調が崩れたきた。オマケに夜中に徘徊されて睡眠不足でフラフラだ。

獣医さんの検査から「口からの空気を肺に送る太い気管が狭窄して温度差に順応できなくて呼吸困難をおこしている」と言う事が判った。
ロビンも静かに過したいらしく猫達を避けているが、暖房が切れると呼吸困難に陥るので夜は私と一緒に寝るしかない。
心臓の悪い私も室温が下がると頭痛で眠れなくなり心臓に痛みが出ると呼吸困難にもなリ易い。寝室には酸素吸入器を置いている。疲れやすく無理ができない身体だからロビンの気持ちが実に良く解かる。

ヨガを始めたのは呼吸法を学ぶ為だったので私には備えがあるがロビンに「息を吐いてから吸うのよ」と言ったところで吸えなくて苦しそうにする時がある。
オムツも買ってきたが未だ歩ける今使うのは足の動きを阻害する事になるので先に延ばしたい。・・と言いつつ試してみたら「こんな物をつけて!」と気に入らないらしく勝手に外して転がっていた。プライドを傷つけてゴメンね~ロビン。

毎晩私より先に2階に行って私の布団に寝込んでしまうロビンを抱き抱えて自分の布団に戻す日が続いたら又腰痛の再発だ。
犬でも“せんべい布団”は気に入らないのであろうとロビンの布団にもマットレスを敷いてみたら・・呆れた・・フワフワになった途端に自分の布団で寝る事にしたらしい。
15歳の老犬だから既に目も耳も悪くなり、突然驚いたり恐がったりもする。臭覚の衰えで地面の匂いをかぎ歩く姿は掃除機の吸い込み口みたいだ。
たかが犬なのに・・と思われるかもしれないが、沢山の思い出と共に過した老犬の衰弱を無視する事はできない。
同じ老人でも“ゴルフ”に“英語”に“スイミング”に“ウォーキング”と、自分の事ばかりを最優先して元気な我が家の誰かさんよりロビンの方が遥かに可愛い。

春がそこまで来ている今、暖かくなれば元気になれそうな気がするが、覚悟をしながら毎日を過す様になった。
ロビンの体調が私の体調に連動している事を実感しながら共倒れにならない様にと思いつつ時折寝込んだりする日も増えてきた。
疲れてドタリと倒れているとナッチャンがサッと来て、身体の上に乗ってマッサージをしてくれる。3.4kgの重さが程よくて気持ち良い。
その姿をなんとかカメラに納めたいが被写体兼カメラマンは難しい。

先の見えない介護がスタートし、ブログを書くゆとりもあまり無くなってきた。
猫達全員を看取るまでは生きていなくてはと頑張っているのに、『憎まれっ子』の誰かさんは元気元気で『世にはばかる』予定に見える。
うふふ・・『お父さんを置いてゆかないでよね』と子供達の声が聞こえそうだ。