犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

悪循環からの脱出

2009-12-22 | 犬猫奮戦記
(第218話)
9月に犬のロビンが亡くなり、長期戦の介護から開放された私の身体は格段に楽になる筈だった。
ところが心情とは別に張り詰めていた糸が切れて全身が動かない。
ナッチャンの介護も残されてはいるが、気の向くままにゴロゴロと休養の一ヵ月半が過ぎた。そろそろ再出発のスタートを・・とウォーキングを始めた10月半ば・・何やら足先が痛い。
サボった分だけ痛いのであろう・・と無理して歩いたのが良くなかった。
両足の指がうっ血して固くなり、指先が痛くて歩けない。
歩けば痛みは酷くなり、歩かなければ筋力が落ちる。原因か判らない不安が走る。
3月以来逆流性食道炎の薬を飲み続けた副作用だろうか・・不安が広がってきた。
薬は酸を抑える胃潰瘍の薬だが、尿酸に関係があるやなしや・・まさかの通風の検査をして貰ったが異常なし。

血流が悪い事までは判ったが改善薬のVB12が胃の不調から負担で飲めない。
私の血流の悪さを自分なりに分析すると狭心症と静脈瘤が疑われてくる。
このまま歩けなくなるのでは・・と思うと不安は大きくなって胃の具合が益々悪くなってきた。戻りかけていた体重は又減りだした。
歩けない足、回復が遠のく胃、体重が戻らない、家事が進まない、不安だらけに悶々とする悪循環の日々。更に、納得ができないと前に進めないこの性格・・・。
他に考えられる事といえば・・曖昧になっていた左足ふくらはぎの静脈瘤(多分)が気になった。
札幌の娘に電話を入れ、公立芽室病院(帯広、静脈瘤の権威)の資料を送ってもらった。ついでに お茶ノ水血管外科クリニック も調べてくれた。
娘は有り難い!双方のHPをしっかり読みながら「これだ!」と確信した。

直ぐに病院へ走りたいところだがテレビで「ためしてガッテン」や「神の手」に登場した先生であって初診の予約は数ヵ月先。
幸い、知り合いの先生のご紹介で早めに診察して頂けた事で急進展となった。
私の不調は確かに静脈瘤によるものもあるが、当面の指の痛みはロビンの死後に一ヵ月半も動かない生活が続いた事によるものが大きいらしい。
静脈瘤は様子を見ながら本人の苦痛と希望があれば手術するという事になった。
信頼できる医師の答えに充分納得出来て気持ちがグッと楽になってきた。
数学好きの私にとって解答が出せない時ほど苦痛はない。
現在も足の痛みは未だ続き、靴を履けば歩き難くはあるが、指のマッサージや室内を歩き回る様に努めている。
気持ちが晴れたら胃の具合も急に良くなってきた。

一方、楽ばかりして食べて飲んでブラブラしていた誰かさんは、すっかり太って困っている。悩んでいる女房を見て少し手伝う気にもなったらしく、最近は協力的。
折角家事見習いを始めたばかりというのに、新年からは又お仕事が増えるそうで・・それじゃ、私は又旅行にも行けないのかも・・。
ともかく、元気でないと何もできない事を肝に銘じた一年間であった。

ナッチャンも元気に良く食べて突然背中にジャンプしてくるなど活躍中。
今日も動物病院にペットカート(216話)で連れて行ったのだが、待合室で他の飼い主さん達に「それは何処で売ってますか」「私も教えて欲しい」等と口々に言われて使い方まで説明(夏はネットで。折りたたんで車のトランクに。犬なら蓋を開けて座らせる等)。
ナッチャンも蓋を開けられてテレくさそう。


「あら、その洋服もそこで買ったのですか?」
「これは私がセーターの袖でつくったのよ」とモデルごと披露。
似合うでしょうか?


やはり生き生きと会話のできる事って大事ですね。
新年を目前に、ようやく治まるところに落ち着きそうなこの頃です。
病気だらけの一年間を支えて頂いてありがとうございました。
来年は元気な年になります様に・・。
どうぞ、皆様も良いお年をお迎えください。