(第227話)
主人が家に居ると猫より疲れる。
新聞を読めば好きな所に置き、食器戸棚は開けっ放し、生ゴミを出して貰えばゴミ箱の蓋まで開けっ放し。
お風呂に入れば湯船からザーザーとお湯が溢れて温泉みたい、入浴前にテレビもエアコンも夏なら扇風機までつけてからゆっくり入る。室温に関係なくつけているエアコンは暖房なのか冷房なのか首を傾げたくなる。歯磨き中も水道は流れっぱなし、ベランダに布団を干してもらっただけで大事な胡蝶蘭がポッキリ折れている。たまに台所を手伝ってもらっても食器は壊されるし洗剤などはアッと言う間に空になる。
注意すると「いちいちうるさいな~!やってやらないぞ!」とオドシがはいる。
手伝ってもらっても“有り難迷惑”なので、自分でする事になるから私の仕事は増える一方だ。
寝る時も昔から「電気をつけたまま本を読みつつ眠くなったら寝る」習慣がある上に酒豪では、隣にいる私は明るいのとお酒臭いのとで、とても同室にはいられなくて引越したのであった。
今でも毎晩電気をつけたまま寝込んでいるので「電気がついてるわよ」と言って寝る私は・・うんざりで最近は放っておく事にした。
明日の事、周囲の事などをたいして考えないこの性格に振り回されながら生きてきた私には「ゲゲの女房」の方がまだましだ・・などと思いつつ朝ドラを見ている。
メカに弱い亭主だから、解かってもいないのにアチコチのボタンをやたらに突付かれてこれも困る。
数日前、車に乗った途端にカーナビが「8km先を右に曲がってください」などと頼みもしない指示をする。
「はは~~ん、又何かやったな」と思い「触ったら元に戻しておいてね」と言ったら「オレじゃないよ。オレはゴルフ場を調べただけだから」と言う。
我が家には猫以外に人間は二人だけ。それじゃあ猫がやったとでも言いたいのかな?
最近では私が「あらっ~~?」と言っただけで「オレじゃないからネ」と話も聞かずに否定する。
アレコレ壊すだけで何もできないんじゃあ・・少しぐらい知識があったって何の役にもたたないんだから・・とブツブツ言いたくなる私。
それが、今日は役にたったので可笑しくなってきたのです。
去年ロビンが亡くなって以来やや大きめの犬小屋を処分しなければと思いつつ整理する気になれません。8ヶ月が過ぎて、ようやく解体する気になってきました。
主人は時々私の予定表をチラチラ見るらしく「犬小屋を壊すの?」「うん、手の空いている時にでもやって・・」と言う事になったのですが・・。
何を頼んでもグズグズして中々やってくれない人なのに、珍しくさっさと解体を始めました。しかも思ったよりピッチも速い。きれいに束ねたり袋に入れたりしていました。
40年も暮らして今頃気付いたのですが、“木目(きめ)が粗くて手荒な性格”なので破壊することが好きなのかもしれないと。修理はできないけれど壊すのは上手なんだと。
この年齢になると処分する必要のある物がたくさん出ます。
よし、「壊し屋」だと思うことにしよう!
出勤もしてますが連日同窓会だの同期会、ゴルフに旅行と自分だけは楽しそうに出かけている人ですが、家に居られるよりは益しなので良しとしましょうかね。
さ~て、壊すものを探さなきゃ~・・。
主人が家に居ると猫より疲れる。
新聞を読めば好きな所に置き、食器戸棚は開けっ放し、生ゴミを出して貰えばゴミ箱の蓋まで開けっ放し。
お風呂に入れば湯船からザーザーとお湯が溢れて温泉みたい、入浴前にテレビもエアコンも夏なら扇風機までつけてからゆっくり入る。室温に関係なくつけているエアコンは暖房なのか冷房なのか首を傾げたくなる。歯磨き中も水道は流れっぱなし、ベランダに布団を干してもらっただけで大事な胡蝶蘭がポッキリ折れている。たまに台所を手伝ってもらっても食器は壊されるし洗剤などはアッと言う間に空になる。
注意すると「いちいちうるさいな~!やってやらないぞ!」とオドシがはいる。
手伝ってもらっても“有り難迷惑”なので、自分でする事になるから私の仕事は増える一方だ。
寝る時も昔から「電気をつけたまま本を読みつつ眠くなったら寝る」習慣がある上に酒豪では、隣にいる私は明るいのとお酒臭いのとで、とても同室にはいられなくて引越したのであった。
今でも毎晩電気をつけたまま寝込んでいるので「電気がついてるわよ」と言って寝る私は・・うんざりで最近は放っておく事にした。
明日の事、周囲の事などをたいして考えないこの性格に振り回されながら生きてきた私には「ゲゲの女房」の方がまだましだ・・などと思いつつ朝ドラを見ている。
メカに弱い亭主だから、解かってもいないのにアチコチのボタンをやたらに突付かれてこれも困る。
数日前、車に乗った途端にカーナビが「8km先を右に曲がってください」などと頼みもしない指示をする。
「はは~~ん、又何かやったな」と思い「触ったら元に戻しておいてね」と言ったら「オレじゃないよ。オレはゴルフ場を調べただけだから」と言う。
我が家には猫以外に人間は二人だけ。それじゃあ猫がやったとでも言いたいのかな?
最近では私が「あらっ~~?」と言っただけで「オレじゃないからネ」と話も聞かずに否定する。
アレコレ壊すだけで何もできないんじゃあ・・少しぐらい知識があったって何の役にもたたないんだから・・とブツブツ言いたくなる私。
それが、今日は役にたったので可笑しくなってきたのです。
去年ロビンが亡くなって以来やや大きめの犬小屋を処分しなければと思いつつ整理する気になれません。8ヶ月が過ぎて、ようやく解体する気になってきました。
主人は時々私の予定表をチラチラ見るらしく「犬小屋を壊すの?」「うん、手の空いている時にでもやって・・」と言う事になったのですが・・。
何を頼んでもグズグズして中々やってくれない人なのに、珍しくさっさと解体を始めました。しかも思ったよりピッチも速い。きれいに束ねたり袋に入れたりしていました。
40年も暮らして今頃気付いたのですが、“木目(きめ)が粗くて手荒な性格”なので破壊することが好きなのかもしれないと。修理はできないけれど壊すのは上手なんだと。
この年齢になると処分する必要のある物がたくさん出ます。
よし、「壊し屋」だと思うことにしよう!
出勤もしてますが連日同窓会だの同期会、ゴルフに旅行と自分だけは楽しそうに出かけている人ですが、家に居られるよりは益しなので良しとしましょうかね。
さ~て、壊すものを探さなきゃ~・・。