犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

光陰矢の如し

2013-07-23 | 犬猫奮戦記
(第243話)


 

長~いご無沙汰が続きました。
つい先日、新年を迎えたばかりと思っていたのに、アッという間に半年が過ぎて今は猛暑の夏。
1年前にマップを亡くした3匹の兄妹猫達は揃って5月に満17歳を迎えたのでした。
18年目のスタートを切ったものの、人間で言えば85歳程の高齢猫達。

3匹共、猫に多い腎臓病を患いながら、少し寒ければ膀胱炎になり、下痢、嘔吐、肛門膿・・と、通院や投薬に追われ、汚されたシーツや布団の洗濯にも時間と体力を費やす日々が多くなった飼い主。
まさか猫が余生を不安に感ずる訳でもないのでしょうが、若かりし頃より“甘ったれ”になって、やたらにベタベタと張り付きます。まるで磁石が身体に入っているかの如く・・。

私がソファーに座れば3匹が直ぐに膝の上に乗り、
私がゴロリと寝ころべは身体の一部を貼り付けてくる、
一緒に寝たがるので「今夜だけよ~」と妥協すれば、
早朝にベロベロと顔を舐めに来るナッチャン、胸や喉を踏んで横切る愛ちゃん、サムは大声で「ア~ン、ア~ン」と大騒ぎするので、寝不足する私の翌日はフラフラになる。
猫達は自分の体調が悪い時に2階の私の寝室で寝たがる事が判っているだけに断れない私。

世話をする私が体調を崩す事は許されない。
「この子達を見送るまでは・・」と、病気にもなれない。
一つの命を救うには、“ただ可愛いから”では済まされない。
長期に及ぶ労力とお金と忍耐力で修行をしているみたいだが、双方絶大な信頼に疑いはない。

長期間旅行にも行けなかったので、時折「あ~あ、何処かに行きたいな~」と思う。
だが、次の瞬間に“自由を与えられる事は、この子達を見送る事”であると気づく。
矛盾だらけの気持ちと人生ではあるけれど
自分に悔いない為には最善を尽くすことが私流の生き方であるから、もう暫く頑張る事になる。