犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

運転免許高齢者講習

2014-11-23 | お出かけ
(第252話)
9月から始めた肩のリハビリも2ヶ月半が過ぎた。
痛かった分だけ可動域が広がって腕が動くようになって実に嬉しい。
こんな最中だが、運転免許更新の高齢者講習会に初めて出席する事になった。
自分の車以外で教習所のテストコースを走るのは52年ぶりだから・・数日前から緊張して落ち着かない。乗り継いだ車は8台目と言うのに・・。

いよいよ実地走行スタート。3人の受講者が同乗した。
最初の男性は発信も停止もガックンガックン・・法規もやたらに無視している・・ああ、これでも免許所持者とは怖い! 10年以上も運転していなかったそうな。
さて、次は私の番だ。酷い運転の後だから、お陰でリラックスさせて貰えてお礼を言いたいぐらいだった。
「普段通りにやればいい」と、妙に落ち着いて指導員の指示通り運転し始められた。
「随分ハンドル裁きがいいね。何年ぐらい乗ってるの?」と聞かれて、「50年過ぎました」と答えた。
今私が乗っているプリウスは穏やかな発進をする車なのでアクセルをやや踏み込む癖があるらしく、「発進以外は素晴らしい運転をする。運動神経もいいんだね」と褒められて、「ええ、そうなんです」と、言いたいところを「いいえ、いいえ、とんでもない・・」と謙虚ぶってみた。
そういえば、その昔、自動車学校の実地試験で試験官が「満点が一人だけいる」と言って私の名前を呼んだ事がありました。50年前は女性が車の運転をするのは未だ希少な時代だったのでした。
今回の講習会ではドライブマシーンの前でモニターを見ながらブレーキ、アクセル、ハンドルを操る場面もあって、指導員が「結果表を良く見て×印が自分の欠点ですから、今後の運転に生かしてください」と。どこに×印があるのかアチコチ捜していたら、私には×印がないのだそうでした。

そんなこんなで、講習会は結構楽しく過ごせた事に感謝しています。
自分の予想より遥かに動体視力などが良かったのは、多分5匹もの猫達に振り回されながら気忙しく動き回ったり目配りをしなくてはならなかった私の生活環境のせいであろうと思うのでした。
インターホンが鳴って慌てて出て行くと、戻った時にはお魚やお寿司は消えている事が多いのですから「諦める」「怒らない」習慣も身につけてくれたお猫様、色々ありがとう!

少し褒められたぐらいで図に乗らないように慎重な運転に心がけます。
後何年ハンドルが握れるのでしょう?車の使えない近い未来を予測して目下歩行訓練中で~す。