犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

親友との食べ歩き

2018-10-31 | お出かけ

東京駅と周辺

(第248話)
50年来の親友と年に一度は会う約束をしながら中々都合が合わない事が多い。
二人とも東京生まれの東京育ちなので、新宿か御茶ノ水か東京駅周辺で待ち合わせてホテルで美味しい食事をしながら話を弾ませている。
「この日はチョッピリ豪華にしようね」と、赤坂のプリンスホテルやニューオータニ、帝国ホテル、和食の美味しい御茶ノ水の山の上ホテルなどにも行ってみたが、今回は皇居に出て、和田倉門から噴水公園の前を通ってパレスホテルでの和食を楽しんだ。
年齢のせいで、以前の様にフルコース料理は無理そうなので少なめが丁度良かった。
雨続きの10月の中で貴重な晴天の青空が心地よかった。
マジマジと東京駅を眺めたりした事がなかったので、写真に納めてみた。



和田倉噴水公園



パレスホテル東京


回想録 2018年 7月~9月 クロリンとの別れ

2018-10-16 | 犬猫奮戦記

(第247話)
4月から始まったクロリンへの投薬が順調に続けば眼球の腫れや炎症が快方に向かい、猫が来なければ症状が悪化する事が歴然で、一進一退の状況に一喜一憂させられた毎日だった。
我が家にはBさん宅で餌を貰った後に来る訳で、何時来るのか予想がつかめずに私は家を空けられなくなった。状況を知ったBさんが「猫が来たら☎で知らせてあげる」と、毎日電話連絡してくれてからは気持ちが楽になった。
お腹いっぱいに餌を貰った猫が、薬だけ飲みに我が家に来る訳だから、工夫をしない限り誰だって薬なんか飲みたくない筈だ。
薬も抗生剤・鎮痛消炎剤・プロポリス・SOD酵素などをチーズに包んで準備して置き、その日の眼の状態に合わせて薬を選びながら、お気に入りの療養食(a/d缶)の上に載せて与えるのだから手間だけでなくテクニックも大事だった。
最初はチャロに会いたくて来ていたクロリンは缶詰もチーズも気に入った様で、私がクロリンの姿を見るやいなや慌てて投薬選びをする前に「クロリン待ってってね!」と、一声をかけると彼は必ず「ニャ~!」と言って答えてくれる様になった。食べ終わると「美味しかったニャ~~!」との表現である“顔を洗う”しぐさの後ろ姿にホッとする私だった。

ところが、猛暑の7月に入ってパタリとクロリンが来なくなった・・・。来なければ眼はドンドン酷くなる筈だし・・この暑さの中で何も食べなければ生きてはいけなくなる・・Bさんと二人で心配し続けた。
ついに一ヶ月も来ない・・毎日が憂鬱でこちらも食欲がなくなりそうだった。
そして、7月29日(日)台風一過の早朝に一ヶ月ぶりにクロリンが突然現れた!
生きていてくれた喜びとは逆に・・恐ろしく腫れ上がって今にもパンクしそうな酷い眼にショック!
その後、半月ほど隔日ながら通って来るクロリンに必死で投薬をしたものの・・・回復は以前の様にはゆかなかった。

8月14日を最後に又来なくなった数日後、地域猫の愛護員さんに頼んであったクロリンの飼い主らしき人が見つかったとの連絡を貰った。
この猫の眼を救えるのであるのなら、どんな協力をも惜しまないつもりで面会を申し出た。
我が家とは直線距離にしても250m程遠方に住む人が、室内で猫9匹を飼いながらクロリンは外からの通い猫の様子。目の怪我は去年の9月だったとの事で、飼い主を主張されながら治療には曖昧な発言・・ご家庭に事情もありそうな気配から私が立ち入る事は難しいと悟ってお別れした。

クロリンの血液検査結果を所持している私は、慎重に投薬をしていたせいか腎臓も肝臓も正常で白血球も高くないデーターから、既に目に細菌の感染症を興していながらも、今なら投薬で救えそうな状態である事が残念で残念で・・。
感染症はやがて眼の内部に広がってから全身に広がって死に至る・・との獣医さんの診断。状況をお伝えする時間も頂けないままになった・・。
餌を与えてもスキンシップが取れていないのでは通院も治療もできないままの野生・・。
可哀想で、重苦しい気持ちを抱えたまま無気力な日々が流れてしまった。
どんなに努力しても思う様にならない事は沢山あるのですね・・・。