犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

ムクドリ子育て中

2008-05-26 | 犬猫奮戦記

(第165話)
ムクドリの赤ちゃん誕生以来毎日カメラマンは忙しい。
警戒心の強い親鳥の飛び去るのを待って何度も薄暗い戸袋にカメラを向けるのだが、どの辺りにいるのかシャッターを切ってもピンボケばかり。
一週間かかって、ほんの数枚しかお披露目できそうな写真がない。
子供がピヨピヨと鳴いていたのはほんの2~3日だけで、その後はジージー、ギュルギュル、ギャアギャアと少しずつ鳴き方が変ってきた。


この写真はピヨピヨの頃で、頭はグリグリ、羽も全く無く、お世辞にも可愛いいとは言い難い。何羽いるのか判らない。
こんなにピントが合っていたのは驚きで、“まぐれ”でしかない。
何しろ暗くて見えないんだから。



親鳥は餌を見つけては子供の所に運んでくるが、一日10往復位はしている感じだ。2羽だから20往復かな?
常に警戒心を忘れずに隣家の屋根の上で充分安全を確認しない限りは巣に入らない。
下の写真をクリックすると餌を口に加えている事が判る。
            

さてさて何羽いるのであろうか?  




 
横向きで5羽かな~?













上を向いて寝ているのは6羽かな?
嘴の数だけ子供はいるのだが・・。
羽も少しずつ生えてきて、今日は紙切れも運んできていますね~。
ニュースと言う字が読めますが、餌以外の物を運んでくるのはなぜでしょうね。











あれれ、最後に撮った写真では7羽かもしれない・・・。
まだ顔のほどんどが嘴であるから、鳴いている時には大きな口だけが暗闇から見える。





夜になったら両親が帰宅。子供達は母親と左奥の部屋に移動したらしく父親だけが右側に残って外敵から家族を守るつもりらしい。
昼間巣の外にいる親鳥達の連携プレーが又凄い。カメラマンの私がうっかり覗いて見つかると、母親が異様な声で父親を呼ぶのだ。どこからかサッと父親が飛んできて全員を守ろうとする感じ。
なんと頼りになるお父さん!
カッコいいね~!
父親に思いやりがあれば女も子供も付いていくもんなんですってば~!
粗大ゴミにされない様に日本のお父さんも頑張って~~!
何?ゴミにされそう?残念でしたね~既に手遅れです。うっふっふ!

ピヨ ピヨ ピヨ

2008-05-21 | 犬猫奮戦記

(第164話)
卵を温めているのかと思ったムクドリが、あれれ・・2羽揃って隣の家の屋根の上で警戒しながら周囲の様子を伺っている。
良く見ると2羽とも黄色の嘴の先に何か黒い物を咥えている様だ。
一羽が戸袋御殿に入ったので慌てて二階のその部屋に行って見た。
ガラス越しにピヨピヨピヨと可愛い声が複数聞こえたのだった。
ヤッター!! ヒナが孵ったらしい バンザーイ!!!

夜、帰宅した夫に報告したら「俺だって我慢してるんだから見るなよ!」と念を押された。
「解かってるわよ」と言ったものの・・少し前に撮影した写真には親鳥しか写っていない。
戦場のカメラマン兼リポーター気分。
 

戸袋の右半分は雨戸が外に出ているので親鳥の姿が見える。左半分の雨戸は外に半分、中に半分残っているので、戸袋の左奥半分の空間に子供達がいるらしい。
残念だが撮影は出来なかった。
しかし、この親鳥は前回卵を温めているらしい母鳥とは身体の柄が違う。
顔の白い部分も違うし、尻尾の付け根が白くない。これは多分父親であろう





夕方犬の散歩をしていたらムクドリが道端でキョロキョロしながら餌を探しているらしい。
うちのムクちゃんかもしれないと暫く見ていた。
コンクリートの上から草ムラに移動して顔を何度も何度も突っ込みながら捜している。
餌が見つからなかったら「収穫なし」って帰る訳にもいかないだろうと心配していたら、急に何かを見つけたらしい。
コンクリートの所まで戻って獲物を置くとピンピン動いている様子。何度か動きを確認する様なしぐさをしてから突然大空に飛んでいった。
我が家とは反対方向に行ったから他所のムクちゃんだった。

テレビでコムクドリという渡り鳥が今“子育て期”だそうだが、温暖化の影響で30年前より2週間も産卵期が早いという。卵の孵化と餌となる虫の活動期がズレて子育てが難しくて育たないケースが増えているそうだ。
ムクちゃん頑張れ~!!!

地震の被害にご協力を・・

2008-05-19 | 犬猫奮戦記
(第163話)



中国の地震の被害は酷いものだと
新聞に書いてあるな~
お手伝いには行けないけど、なんとかしてやりたいな~



パパ、僕はおやつのバナナを我慢するから寄付してあげてよ!
可哀相でテレビを見るのも辛くなるよ


と、チンパンジー親子の会話が聞こえそう・・

近頃、大規模な天災とその被害が頻繁に伝えられますね
私達の町にも同じ事が興らないとはいえません
遠くて何もできませんが、あの状況に比べたら遥かに豊な私達です
困った時にはみんなで助けあいましょう!

ちょっと、そこのメタボさ~ん!一食抜いて寄付お願いね!
我が家の犬猫も、我が儘を言う子は“食事抜き”を決行で~す

盗撮に成功

2008-05-11 | 犬猫奮戦記
(第162話)
抜き足差し足・・そっと近付いて相手に気付かれない様に盗み撮りをした。
少しばかり後ろめたい気がしないでもないが、相手も家宅侵入罪。
家賃も払わずに住み始めた夫婦。“御用!”と言いたいところだが・・まあ穏便に!

誰の事かって? 前回登場したムクドリ夫婦の事なんです。
戸袋から一羽だけ飛び立ったのを見計らって2階のその窓に近付いてみた。
何やら戸袋いっぱいに枯葉やワラ、羽、草などが敷き詰めてあるらしい。結構豪邸。
昼間でも暗くて良く見えないのでカメラを持ってきて夜景モードで撮影してみた。
カメラだけ窓から出して当てずっぽうに何回かチャッターを押した。
母鳥が卵を温めているのであろうか、黄色い嘴を左にして白いホッペの鳥が一枚目の写真に写った。
夜になってから再度覗いて夜景モードで又4回シャッターを押した。
昼間脅してしまったので、カメラ方向をにらみつけている鳥の顔が見える。この顔をみたら「ごめんね。もう脅さないから・・」と言いたくなった。
帰宅した主人に報告したら「ダメだよ。写真なんか撮ったら途中で放棄してどこかに行っちゃうぞ・・」と言いながら、「それで、写真見せてよ」ですって。
 

     

ムクドリのお父さんは偉いな~。朝は4時半に起きて妻子の為にご出勤。
お酒も飲まず、浮気もせずに頑張るなんて・・・。
元気な良い子が生まれますように!

珍客の営巣

2008-05-03 | 犬猫奮戦記

(第161話)
半月ほど前から主人の部屋の雨戸の戸袋に嘴(くちばし)の黄色い鳥が出入りして毎朝ゴソゴソと騒がしいらしい。
昼間も気をつけて見ていると、なるほど2羽の鳥(細身の鳩のような)が口にワラの様な物を咥えて運んで来てはそこに入っていく。近くで覗いたら「はこべ」が戸袋からはみ出していた。
写真を撮りたくても奥の方に運び込んでいて暗くて良く見えない。
それどころか戸袋に巣を作っている最中なのでは雨戸は当分は半開きのままである。普段からものぐさだから、毎日雨戸を開閉しない結果こう言う事になった訳である。
調べによると、鳥の名はムクドリであるらしく、この鳥は人家の軒先や戸袋に巣を作り「ギャーギャー」「ギュルギュル」など騒がしい声で鳴くので騒音に感じる人が多いとの事。
なるほど、主人も「毎朝早くからギャアギャアうるさくて寝ていられない」と言うから可笑しくなる。日頃からドシンドシンとけたたましい動きをする主人に睡眠のジャマをされていた私としては「いい気味だ!たまには被害者にもなってみればいい」と内心ニヤリ。
ところで、ここ一両日、急に鳴き声がしなくなったのは卵がうまれて温めているのかな?
それとも“ここのオヤジは騒がしいから”と、営巣を中止してどこかに引っ越したかな?
犬にも猫にも逃げられるから、鳥にも逃げられたのかもしれない。
私も逃げたいけど逃げ場所がないし、人質5匹を置いては逃げられないし。
そのうち、可愛いヒナがピヨピヨと誕生すればいいな~。密かな期待をしつつ様子を見ることにする。写真も撮れたらいいけれど・・・。