犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

ジャンボ宝くじ

2008-01-05 | エピソード集
(第143話)昔から、くじ運の悪い私はポケットティッシュ以外に当たった事がない。
それなのに去年はサークルの新年会でUSBメモリー(景品の最高額だとか)が当たり、その後は
頭の手術、足の手術、歩けるようになった頃にはスッテンコロリン顔を地面にたたきつけた。
これで終わりかと思いきや・・猫のお茶碗を踏んでしまって・・一年間、怪我の当たり年だった。
これだけ色々当たる年なのだから宝くじも当たる様な気がしてきた。
よし!買って見よう!
宝くじ売り場に行って「あの~、初めて買うのですが一枚いくら?」「300円です」
「それじゃ、これで買えるだけ下さい」と一万円札を出した。
自分の運気を信じて買うのだから家計費からではなく自分のお金で買う事にした。
33枚とおつりの100円を貰い、何やら子供みたいに夢を買ってウキウキ。
内緒、内緒・・・・誰にも言うのはやめにしよっと!
年末から息子一家が来ていた。33枚もあるのだから普段なら2,3枚つづプレゼントしたいところだが
グッと我慢してケチンボになりきった。
プレゼントした券が当選していたからって「半分返して」とは言えないし・・。
その昔、沢山いたザリガニの中から友人のお子さんに一匹だけ差し上げた物が子持ちザリガニだった
事で息子を悲しませた前科者として確率は信じ難い。

元日の夜、ようやく後片付けが終わって全員寝静まった頃、そっと当選番号を覗いてみた。
最初からたいして期待はしていなかったが、予定通りに下一桁の3枚分で900円は戻った。
次に下二桁も一枚あって3000円だ。へえ~嬉しいね!
あれ~~・・年末特別賞という下3桁の一万円も当たっていた!
後は念入りに見ても、似ても似つかない数字ばかり。
楽しみながら10000円が13900円になったのだから私にしては上出来だ。
なにやらチョッピリ良い気分で元日の床についた。
ふふふ、今年は楽しい事がありますように!

驚いた!

2007-11-10 | エピソード集
(第133話)
10日程前に足から針を抜く手術をした。手術直後のレントゲン写真を見た時に確かに針は抜けているが、僅かに針の入っていた位置に影がみえた。
一体、針は骨の下側にあったのか、それとも上下で支えていたのか気になっていた。
消毒その他で通院が続き、ようやく昨日抜糸に漕ぎ着け、今日の診察で6ヶ月ぶりに治療に終止符が打たれる事になった。その前に疑問は解決して置きたくて又先生に伺ってみた。「先生、レントゲンに金属はしっかり写りますが、あの針は骨の上なのか、下なのか写真では判りませんでしたが・・・」
先生は又模型を取り出して丁寧に説明して下さった。
「骨は外側は堅いのですが、中は筒のようになっていてスカスカしているのです。針は骨の中に刺してあったんです・・・」と。
「ええ?・・骨の中?」言葉にならないほど驚いて、どんな顔になっていたのか?
最初から事実を全部説明されていたなら私は逃げ出していたような気がする。
“素人は知らないほうが良い事もあるし、信頼してお任せできてよかった”と思う。
ご心配やらお力添えを頂いた皆さん有難うございました。もう大丈夫です。

(興味のある人だけワンちゃんの上にマウスを置くと「針入り写真」が出て、更にクリックすると「針を抜いた直後の写真」がでます。)
<>

針が抜けた

2007-11-01 | エピソード集
(第131話)

7.4cmと7.8cmのステンレス製の針。
6ヶ月前に外反母趾手術で私の足に入れられた物を一昨日摘出。
大事な記念品なので頂いてきました。
手術はちょっと痛かったのものの、術後の痛みも弱くて大助かり。
そうか・・・痛み止めを飲んでいるのでした。でも快調。

僕はお邪魔虫のナッチャン。
ママは手術の後で看護婦さんに「足を下げているとズキンズキン痛むので上げているように」言われたんだって。
それで台所に“足載せ台”を持ってきたらしいけど、僕が気に入っちゃったからずっと座ってるんだ。
ママが「どいてよ~、そこにいたら何も出来ないのよ」って言うけど・・
ママは寝てなよ~・・・僕、暇だも~ん!


羽化前のセミ

2007-08-07 | エピソード集
(第118話)
夜、庭木に水をかけ始めたところ、植木鉢の下のほうにセミの抜け殻らしきものが見えた。最近何個も抜け殻を見たのでそっと触ってみたらフニャリとした。
どうやら羽化前のセミらしいので慌ててカメラを持ってきたが、夜景モードに切り替えたら接写はどうやるのか?? 懐中電灯で照らしながらシャッターを切ったが上手に撮れない。

(ピンボケの証拠写真)
<
「そうだ、少しずつ経過写真を撮ろう!」と30分ほど経ってから又見に行った。
「あれ~?いない!」懐中電灯で周囲を探したがいない。
セミだって、水をかけられて、次に触られて、懐中電灯とフラッシュに照らされては逃げ出すわけだよね~。嫌われちゃったらしい!

そう言えば、息子が幼稚園だった頃、ザリガニが脱皮し始めたので手伝ってあげたら死んでしまって・・・息子に怒られたのだった。
沢山飼っていたザリガニの中から少し小さめのザリガニを友人のお子さんにあげたら、お腹に卵を抱えた子持ちザリガニだったらしく、「大事にしてたのに・・」と又怒られた。

小学生になって室内でカブト虫の幼虫を育てていた息子に「外の自然な場所に置いた方がいいよ」と助言したせいで、雨の日に水浸しの飼育箱のなかで幼虫は浮いて死んでいて・・又怒られた。

世話を焼いては失敗する癖は今も健在らしい。
明日セミになっていれば良いけれど・・。

レントゲン写真

2007-07-27 | エピソード集
(第116話)
外反母趾手術をしてから3ヶ月が過ぎた。
手術は一律ではないらしいが、私の場合は骨を切り、金具で支えながら2週間毎に骨の再生状態をレントゲンでチェックしていた。
自分の足に金属が入った画像など滅多に見られるものではないので「記念にレントゲンを頂けませんか」と先生に伺ってみた。
「病院には残さないといけないので、カメラで撮ったらどうですか」と言われ、昨日の診察時間にカメラを持って行った。

待合室には沢山の患者さんが待っているので何やら気が焦った。
カメラをonにしたのに赤い文字が出てシャッターが下りない。
「あれ~、緊張しちゃって~シャッターが下りない」などと言ってしまったので先生が気を利かせて「私は隣の診察室に行きますので、ゆっくりどうぞ」と。
いざと言う時に慌て者の私だが、シャッターが下りなかったのはキャップが外してなかったのだった。なんとか貴重な写真が撮影できた。
他人の足など不気味かもしれないので、見ても大丈夫な人だけ朝顔の画像をクリックして見てください。


レントゲンを見つめて気付いた事は、足の親指と小指は関節が一個で
残りの3本の指は関節が二個だったとは知らなかった。

金属の針は2~3ヶ月後に抜くらしいが、肉が張り付いて痛いのかな~?
こんな針が入っている事を知っては中々緊張は取れないもので、良くぞ猫たちに齧られず、踏まれずに来たものだと感心する。
大袈裟なナッチャンなどは軽くシッポを踏まれた程度でギャオーなどと騒ぐくせに、突然来て、寝込んでいる私の肩、胸、お腹、大腿部の順にわざと踏みつけて通るのだから何度ギャオーと叫んだ事か・・・。
まさか猫の真似などするつもりは無かったのに。
腰痛が治まればもう一息とは思いつつ、もう、飽きちゃって・・猫レベルだ。

イタズラの醍醐味

2007-01-26 | エピソード集
(第89話)
食器戸棚の奥に懐かしいマグカップを見つけた。
昔、これでお客様にコーヒーを出しては一人でニヤニヤした・・うふふふふ。
予め、お砂糖とミルクは希望に合わせて入れておき、客人にコーヒーを勧める。
相手はコーヒーを飲み進むと、目を白黒させながら、カップを除いたり、私の方をチラリと横目で見る筈だが・・知らん顔。
どうなるかは、マグカップにマウスを載せてみて~・・。
<>

そう、目玉が二個見えてくるでしょう。大抵の人はギョッとする。
困っても「この奥さんがイタズラをする筈がない」と思わせるのがミソ。
こちらも、そのうち我慢できなくて爆笑となる。
「奥さ~ん、酷いよ~!」とか言われる事が多いけどね!
客の選択として、あまり親しすぎず、しかも、ユーモアの解せる客でないとダメ。夫の会社の同僚や後輩に結構うまく行った記憶がある。
どうなっているかって?
そう、マグカップをクリックすると判ります。種も仕掛けもあった訳。
静々とこのカップを運ぶ度に、旦那に「いい加減にしろよ!」と言われてました。
わざわざ有楽町の「面白グッズ」のお店に通ったりしてたんだも~ん!
実験大好き奥様でした。若かったんだな~・・。

晩秋のドライブ

2006-11-27 | エピソード集
<
<鳩ノ巣渓谷(御岳渓谷の一部)><奥多摩湖(御岳渓谷、鳩ノ巣の上流)の晩秋><大菩薩峠から富士山の眺望>
<「御岳渓谷~奥多摩湖~大菩薩峠」の晩秋

(第82話)
動物がいて留守にできない私なので「紅葉を観に行きたいな~」とボヤいたら、ドライブに連れていってくれる事になった。
と言っても、もう寒くて紅葉より落葉の季節。気温10度以下だなんて・・あまり乗り気ではないが、家にいるより益しなので、近場の奥多摩渓谷に向かった。
やや紅葉の盛りを過ぎたとは言え、渓谷の雄々しい岩や水、緑と赤のコントラストはやっぱり素晴らしかった。吊り橋を過ぎたばかりなのに「この先、歩いても同じだから・・もう引き返そう」と言う。え~~・・。確かに寒いけれど車から出て未だ20分にもならない。
車に戻ると「甲府に出でから帰ろう」と言う。「甲府までは遠いでしょう」と言ったら「じゃあ、辞めるのか!」って強気。
仕方なく命令に従ったが、奥多摩湖やら冬支度の大菩薩峠から富士山が見えて結構良かった。
それにしても運転が荒くて、まるでいろは坂。ロビンが座席から落ちてしまったり、私などズズズズズーっと身体の位置がすっかりズレてしまった。
一日中車の中だったので肩はコリコリ、身体が座席の形になった様な気がする。
 

借りた傘

2005-10-19 | エピソード集
(第40話)主人は忘れ物の名人だ。注意すると「忘れるという事は無理にやっている訳ではない」と開き直るから始末が悪い。上着、ワイシャツ、財布・・・やたらに置き忘れて傘など何本目か?? ある日、会社の部下に借りたという傘を電車の中に置き忘れたと言いながら帰宅した。聞けばニューヨーク支店から戻ったばかりの方だそうな。「それじゃあアメリカで買った傘かもしれないでしょう?」「うう~ん、たいした傘じゃなかったよ」と。「他人様の物を失くしておいて何という事を言うの・・どんな思い入れのある傘もしれないでしょう!」。 
仕方なく、翌朝「これで新しい傘を買って頂いて、よく謝ってね」と自宅にあった商品券を一万円分(ちょっと多いとは思ったけれど)持たせて出勤させた。その夜帰宅一番「どうした?許してもらった?」「うん、“これじゃあ申し訳ない”って恐縮してたよ。それより周りの連中が“私の傘も借りて下さい。僕の傘も・・”って借り手が沢山いて大変だった」ですって。
なんで主人が忘れ物をする度に私が損しなきゃならないの・・・。お酒やゴルフなら忘れないくせに・・・。

海老のシッポ

2005-09-16 | エピソード集
(第35話)10年程前、発明教室に入っていた。30~40代を中心にアイディアに富んだ友人が集まって勉強会の後、レストランで食事をしながら意見交換が恒例だった。ある日、唯一20代独身のお兄さんが私の隣の席にいた。注文したお食事を見て「美味しそうね」と言ったら「一つ取ってもいいですよ」という。「本当?ありがとう!」とエビフライを一つ頂いた。食べながら皆さんとの会話に花を咲かせている最中に前面の席の友人が目を丸くして私に何か目配せしている。??・・なんの事だろう?・・と、隣のお兄さんの顔を見たらポカンと口を開けてギョッとした顔でお皿を眺めているではないか。それもその筈、私は無意識の内にエビフライを食べ終えて、そのシッポを先ほど頂いた彼のお皿の上に返してしまったらしいのだ。話に夢中になって他の事が疎かになるのは私の悪い癖で、又ヘマをやってしまった・・。
その内ボケが出てドロボーでもしなければ良いけれど・・・チョット心配な昨今である。

大嘘つき~

2005-09-02 | エピソード集
(第32話)猫など好きでもなく、飼った事もなかった私にとって、10年前、二匹の飼い犬の他に五匹の親子猫が加わる事で生活は滅茶苦茶になった。ジュータンはかじられ、障子も襖もソファーまでボロボロにされ、猫トイレの砂の散乱、部屋中に敷き詰めたタオルケット、シーツ・・・。毎日掃除や洗濯に追われ、物心両面でも気の遠くなる様なプレッシャーに襲われた。それでも彼らを守ろうとする私には母猫から受けた深い感動の物語がある。いつの日か、お話のできる機会があるかもしれないが、それはさて置き、室内に来客を招ける状況でない事は誰にも想像がつく。そんなある休日、主人は会社の友人達とゴルフに行くという。私はデパートへ行く予定。「ねえ、ゴルフの帰りにお友達が家に寄る?」「遠くから来るから寄らないよ」「本当に寄らない?」「しつこいな~寄らないって言ってるだろう!」と。それならばと、散らかっているリビングを片付けもせず、普段着をポイポイとソファーに脱ぎ捨てたまま私はデパートに出かけた。さて夕方、意気揚々と帰宅してみると玄関に夫の靴がある。既に戻って2階で寝ているらしい。そのままリビングに入って仰天した。テーブルの上にコップが4個とビールの缶、おつまみの袋が散乱。どう見ても酒盛りをしたらしい形跡がある。当然リビングはグチャグチャなまま・・・私の顔にドロなんか塗って・・・。あんな大嘘つきを信じなければ良かった・・。悲しいかな、我が家では正直者がバカをみるのである。

自立への道

2005-08-15 | エピソード集
(第28話)夏休み中は何処に行っても子供達の姿が目立つ。親も子供の生活に合わせて大変な時期だ。我が家でもその昔、小6の娘と小2の息子が早朝のラジオ体操に通っていた。当然二人の起こし役は私。ところが最終日に事件が起きた。どういう訳か私の目覚まし時計が鳴らなくて、気付いた時には体操が終わっていたのであった。どうにも、こうにも取り返しがつかない。最終日のプレゼントを楽しみに通っていた二人の気持に水をさしてしまった。子供達はあまりのショックに一言もない・・・忘れえぬ光景である。結果論ではあるが信頼を裏切る方も裏切られる方も悲しいものである。翌日、二人に「これからは自分で起きるようにしなさい」と目覚まし時計を買い与えた。こうして我が家の子供達は、以来自分で起きる様になったのであった。反面教師である事も忘れて、つい最近まで良妻賢母と自負していたなんて、いい気なもんだ。かなり失敗が多い母らしい。だが、失敗の数だけ成長があると信じている。失敗や恥を恐れていては向上はない。失敗と恥はお得意であるし、更に笑いに変換できれば尚可である。なに?周囲はかなわない? でも、成長はずっと続きそうな気がする。

酔い止め薬

2005-08-10 | エピソード集
(第27話)お向かいの奥さんが海外旅行の準備をしながら「後は酔い止め薬を買えば準備Ok」と言うので、少し前に海外に出かける時に買ったまま使わなかった私の薬を差し上げる事にした。さて、旅行に出かけて一週間、帰国した彼女に「どうだった?楽しかった?」と尋ねたら、「うん、楽しかったけれど・・一日目の観光で大変だったのよ」と。「どうして?」「あのね、観光バスに乗る前に頂いた酔い止め薬をのんだのよ。それからなんだか眠くなってきたので頑張って目を開こうとしているのにどうしても開けていられないの。ガイドさんの説明も必死で聴こうとしているのに頭もボーとしてきて全然ダメ。バスから降りての観光なんて歩くのもフラフラ。とうとう一日中ボーとしたまま何を観光したのかわからなかったのよ。あの酔い止め薬には睡眠薬が入っていなかった?」と。思い出してみたら、私が薬局で買う時に「眠くならない物と、眠くなる薬がありますがどちらにしますか」と問われ「機内で寝てしまうから」と睡眠薬入りを買った筈でした。こうして私は仲良しの友人の旅行を滅茶苦茶にした上に、お話を聞きながらゲラゲラと笑い転げた悪い友人と化したのでした。本当にごめんなさい!

革靴事件

2005-07-28 | エピソード集
(第22話)古い話であるが夫が30代半ばのある日、勤務先から電話をしてきた。
「今朝、俺にどんな靴を出した?」と言うのである。「えっ?どういう意味?」と尋ねると、「お昼に寿司屋に行って畳に上がったんだよ。寿司を食べ終わって戻ったら、俺の靴が片方しかないんだ。良く探したら、片方だけ残っている靴があったんだけど、それは紐のない靴で、俺の履いているのは紐が付いている靴なんだよ。だけどヨクヨクみたら二つとも俺の靴なんだよな~」と。まさか、片方は紐靴で、もう片方は紐なし靴を履いて行ったなんて・・・急いで我が家の玄関を見ると玄関にもその片割れ同士が残っているのであった。左右の違う靴姿を想像しただけで笑いが止まらないのであるが、夜帰宅した主人は「今日は一日中笑い者にされたよ。誰かが靴の事を喋ったらしくて、会社の女の子達が次々俺の机の下の靴を覗きに来てはプーッなんて噴出して戻っていくんだから・・。往きの電車では平気で座っていられたけれど、自分で気付いてしまったら返り電車では足をよじって片方の靴を隠して座ってたんだ~」ですって。冷静になれば、タクシーで帰るか新しい靴を買ってしまえば良かったのに、多分靴屋さんに行くのも恥かしかったのでしょうね。当家の歴史に残る大事件の一つでした。

昆虫採集

2005-07-06 | エピソード集
(第17話)夏が近付くと思い出す事がある。その昔、息子がまだ幼稚園児だった年の夏に高原で沢山のトンボやチョウ、カミキリなどを採って意気揚々と帰宅した。夏休み作品展に昆虫採集の標本を作る事になった。「ママがやってあげるからネ」と偉そうに一応、防腐剤を注射して、菓子の空き箱に虫ピンで止めて並べはじめた。上手く止まらないチョウチョがあったので、金槌をもってきて虫ピンの頭を叩いた瞬間・・金槌がツルリと滑ってチョウチョを殴りつけてしまったのである。息子の顔を見たら今にも泣き出しそう・・。勿論チョウチョはバラバラに・・。「大丈夫、大丈夫、ママがちゃんとしてあげるから・・」とは言ったものの・・。仕方なく裏側からセロテープでベタベタと。なんとか形だけはそれらしくなったのだか・・、後日、展覧会場に行って見たらやっぱりバラバラだったのである。どうして虫ピンの頭は丸いのかな~?あれが平らなら事件は興らなかったのに・・。あの時、母親を信じてガッカリした息子の姿が時折思い出されるのである。