犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

名古屋を訪ねて

2019-12-25 | お出かけ

第260話
長年、老猫の介護で遠出は不可能であったが、ようやく名古屋の友人宅を訪ねる事ができた。初めての名古屋訪問だが、さすがに大都会だ。

出発前に友人が送ってくれたガイドブックや地図や路線図から多少の位置関係は頭に入っていたが、実際に交通の利便性は抜群で、林立する高層ビルにも企業の応援が見られ、名古屋市の計画的な街づくりや人間味ある暖かさが所々に感じられて感激した。
日頃耳にするだけでも、名古屋ドーム、名古屋城、東山動物園、トヨタ自動車、徳川様と、見学場所は盛り沢山で短時間では廻りきれない。
友人が市内の名所を効率よく案内してくれたのに感激ばかりで大事な写真撮影を忘れていた。

11月19日東海道新幹線より撮影した雪の少ない富士山。〝田子の浦”辺りであろうか?


TOYOTA記念館 50年前の愛車バブリカを探したが一ヶ月前に展示から外したそうで残念!


名古屋城が見えてきた


現在 天守閣は閉館中 


徳川への来客には序列があって、最高位の客室はこちら
  

 

徳川園は晩秋の色
 



二匹の留守番猫達は、床暖房と照明と食餌をタイマーでセットされて快適に過ごせたらしく、トイレもしっかり使ってお利口さんでした。急ぎ足で帰宅した私も一安心。
老猫と違って、日頃は悪戯ばかりされながら活気を貰って助け合いかな?
僅か数ヶ月前に来たばかりの猫が、3年位前から居た様な顔をするので可笑しくなります。

僕も家族になりたいヨ~・・

2019-12-12 | 犬猫奮戦記
(第259話)
2~3ヶ月前から茶トラの猫が時折我が家に来るようになった。



お目当ては雌猫チャロの様で何度でも来る。餌など与えて居座ったら困るので知らん振りをしていたが・・。お腹がすいているのか、私が台所に立つと外からアウ~ン、アウ~ンと呼ぶ声がする。入浴中にも私の気配を知ってかアウ~ン、アウ~ンと泣いて呼んでいる。
他の雄猫にいじめられても我慢しているし、チャロが嫌がって脅しても我慢ばかり。
臆病らしいが私の顔をしっかり見詰めて話を聴く素直さが伝わってくる。
地域の愛護員さんに伺うと〝去勢前の2匹兄弟の内の1匹だが中々捕まえられない”との事が判った。
昨年、クロリンの捕獲時に、恐怖心から捕獲器の中で大暴れした猫のあの姿を再度見たくない・・。今回は、なんとか手懐けて穏やかに手術をしてあげたいと考え始めた。

チャロを引き取るに当たっても、15年先を意識した手間と費用と少々奪われる筈の自由を予測しての決断であった。そして今〝1匹でも2匹でも同じであろう”と思えてきた。
犬猫7匹を同時に飼う羽目となった過去を振り返ると〝何とかなる”と思えてきた。
長寿100歳の時代なのに、老人が自分の最期を逆算しながら何もせずに生きる事の方が変だ。老人が若者達に甘えるのではなく、豊かな経験を以て弱者を支える立場でありたいものだと思う。体力の衰えは理想通りにはゆかないとしても志は高くありたい。
頭も身体も使わなければ衰えるだけの日々を心豊かに過ごしたいから、己を甘やかさない!

よし! 地域猫ではなく私の家の子のしよう! 大変な決断をする事になった。
家族に迷惑を掛けない為には、何よりも自分の健康が大事である事を再認識。
手術も無事に済ませ、野良猫を廃業して幸せな猫人生を過ごせる様に「亜運(アウン)」と命名した。何やら偉大過ぎる名前で恥ずかしいが、最初から自分でアウ~ン アウ~ンと泣いていた訳だから、自分で名前を名乗っていた気配もある。


さて、いざ室内猫に迎えたとはいえ穏やかなスタートである筈はない。
強気で自分のエリアを守ろうとするチャロと小心者の侵入者との戦いは激しい。
チャロが逃げるアウンを追い詰めてパンチをしたり噛み付いたり・・静かに見守るどころではない。アウンがテーブルの上やテレビ台の上など高い所に逃げるのは〝臆病な証拠”と猫の本に書いてある。それでは悪戯はしないのかと言えば・・とんでもない、未だ1歳の若者(人間の18歳)と5歳(36歳)の猫達は元気に襖で爪とぎをするし走り回って大運動会。あ~あ~~・・ヨタヨタの晩年猫達と過ごしていた2年前とは大違いだ。

襖で爪とぎをしない様、アウンが高い所に逃げられる様にと考えて、天井まである〝猫タワー”を買った。すっかりお気に入りのアウンだが、取り付けに四苦八苦した私の苦労も甲斐があったのだ!


少しずつ接近し、家族になりつつある二匹だが、強気女と草食男子の性格は多分続きそうで、今の世相を反映しているかも。天国から「惚れた弱みで仕方がない」と、何処かで聞いた事のあるセリフが聞こえてくる様だ。めまぐるしくて大変だが家の中は活気だらけ!