犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

食いしん坊の大活躍

2009-09-30 | 犬猫奮戦記
〈第210話)

朝起きると部屋のドアの前に「5時ごろ台所で凄い音がしてドロボーかと思って行ってみたらナツだった。リビングとの境に鍵をかけたから」とのメモが置いてあった。
直ぐに行って見ると、ガラス戸に鍵が掛かっていて猫達がトイレに行けない状態になっていた。
慌てて鍵を外したらナッチャンがサッとガス台の上にのって土鍋の蓋を開けようとドッカンドッカン大きな音をさせながら頑張っている。

前夜に鍋物にしたのだが、鶏肉と銀ダラの残りの土鍋を主人がガス台の上に置いたのであった。〈私は疲れて寝込んでしまったので)
夜中にナッチャンに食べられない様にする為には「鍋ごと電子レンジに入れてしまう事」が我が家では必要なのである。
土鍋が重い事と蓋が開かなかった事でナッチャンの努力は報われなかったが、お腹を壊されずに済んでおお助かり。
少し元気になると大活躍をするナッチャンの悪戯を「回復気味」と喜ぶ親バカである。
ちなみに主人の寝室は台所の真上であった。

研修会2〔上下に変換できるマーキー〕

2009-09-24 | 犬猫奮戦記
(第209話)
画像にカーソルを当てるとストップし、上のくじらをクリックすると動きが上に、
下のくじらをクリックすると下に動きが変わります。
(メロディさん、難しいですが楽しいですね。教えて頂いて有難うございました)


    ・・・上へ(up)・・・   <クリック
><<<<<
    ・・・下に(down)・・・   <クリック


新しい携帯電話

2009-09-20 | 犬猫奮戦記
〈第207話)
ロビンの体調が急変した朝、私の携帯電話の液晶が壊れて画像が出ない。
前夜まで全く異常が無かったのに・・・。おかしい!
主人が珍しく朝食なんか作っていて、妙に親切なのが更に怪しい!
ロビンの様態によっては外出する主人に連絡がとれなくては・・・困った!
兎に角一時的な故障なのかどうかdocomoに走った。
直ぐには直らないと言うし、修理に費用もかかりそうだ。

来春来る予定の車に「ブルーツース機能(置いたまま携帯が使える)」とかを付けたので、対応機種の携帯を買い換える予定はあった。
57,120円とは高すぎるが、当面電話の送受信だけできれば後は少しずつ覚えるとして、即決で新しい物(写真の右側)を買った。
その日の夕方にロビンは旅立ってしまったので、携帯を使わないまま説明書を開く気もなくなってしまった。
4~5日して携帯を開いたが動かない。新しいのに・・どうして??
又docomo に走った。充電が出来ていないらしい。
新しい物は操作に慣れるまで使い難い。

さて、家の中でメソメソが続かない様、なるべく外出する事にして早朝のヨガにも出席した。
シ~ンと静まって瞑想にふける状態の室内に突然私の携帯が鳴り出した。
「しまった!! マナーモードにするのを忘れていた!」
眼鏡がないので誰からの電話かも見えないし、兎に角電話を切った。一応着信音が止まってホッとしたので又ヨガの続きをし始めた。
ところが数分もしないうちに又携帯が鳴り響いてしまった。
「ありゃりゃ、これはマズイ・・・」慌てて携帯を持って室内を出た。
帰宅してから調べたらマナーモードに切り替えたまま1時間に4回も掛けて来ている。送信者の電話番号に覚えがなく、身近な人以外には番号を教えていない。
用事があればパソコンか自宅の電話に連絡してくる筈。
結局間違い電話だったのだろうか?
数日後、気味が悪いので“全削除”しようと思ったら“暗証番号”を入れろと言っている。仕方が無い、又docomoに走った。
お蔭ですっかりdocomoのお兄さん、お姉さんと顔なじみになって度々教えて貰いに通っている。
聞くは一時の恥、知らぬは・・と言っても、解からなくて当たり前ぐらいにドンドン新しい機能がついている。
新しい携帯を買ったのに、古い携帯が「見捨てないで~」と時折液晶が元にもどったりして未練が残る。
昨日まで相棒だったのに翌日から見捨てるなんて・・犬だって携帯だって私には出来ない事。
お蔭で私の周囲はいつもゴミの山あり。物を捨てられない人なのでした。

ロビンとのお別れ秘話

2009-09-08 | 犬猫奮戦記
(第206話)
1~2ヵ月前からロビンの衰弱は徐々に進んでいたが、予期していながらお別れが突然来た様に感じてパニックになった。
数日前から冷蔵庫に氷を沢山ストックして“厳しい残暑ので中で腐敗が早かろう”と悲しい準備をしていた。
適当なダンボール箱が見当たらない事を理由に棺の準備をしたくない・・。

ご飯を食べなくなって益々衰弱してゆきそうなロビンを見ていたら、去年ナッチャンだって食欲の無い時期を点滴に助けられた事を思えばロビンだった見捨てたくない。
獣医さんに相談もせず、知られたら叱られるであろうのに、勝手にナッチャンの点滴をロビンにしてやりたかった。「よし!自己責任でロビンの為なら叱られてもいい」と決断した。
ビクビクしながらロビンの身体に針を刺した。猫よりも鈍感なのかチクリとも感じないらしく静かにさせてくれた。100ccを5日間に5回した。

ご飯を食べなくなってから急に顔の周辺に強い臭気がした。
歯周病があったので、免疫力の低下が目をもグシャグシャにしたみたいだ。
眼軟膏も効果なし。歯医者さんに貰っておいた消毒液と注入容器付きの抗生物質を何度も歯ぐきに塗った。食欲のない犬に歯の抗生物質の内服もスポイトで飲ませた。
見違えるほど目が綺麗になって口臭が消えたのは嬉しいが・・胃に負担でない筈がない。
もっと早く気付けばよかったが、既に回復の余地は残っていなかったらしい。
喜びも束の間で、深夜にドロドロしたこげ茶色の物を沢山吐いた。吐血らしい。鼻と口からも度々似たような物がでる。
様子を見ながら病院に向かったが、家を出る時既に「酷く苦しむ前に安らかにしてあげよう」と決心していた。
予想通りの事態になり、自分で依頼しておきながら、長年慈しんできた者の最期には耐え切れないものがあった。

動かなくなったロビンをタオルにくるんで帰宅したら、先ずナッチャンが「ロビンどうしたの?」と言いたげに顔のところまで来て覗いていた。愛ちゃんも近寄ってきた。他の二匹もウロウロ。異常である事がわかるのだろうか?
病院から貰ってきたダンボールの棺を主人が組み立ててロビンを寝かせ、花束と沢山の氷を入れた。残暑の室温を少しでも下げる為に玄関に安置して2階から冷気を送りつづけた。
翌朝、親しい近隣にお別れをしてもらい、棺を花で飾って夜の火葬の準備をした。
遠方から来られる筈もない我が娘と息子には電話連絡のみしたが、火葬の始ま寸前に息子からの電話が入った。最後に会いたかったのであろう。
集骨にはロビンを可愛がって下さった近隣の友人が3人も加わって下さり有り難さに感謝した。
当面のなすべき事が終わって気が緩んだら数日頭痛に悩まされた。全身も痛い。
血液の循環が悪くなってしまったのだろうか。
身体に力が入らなくて供えるお花を買ってくる元気がない。
そんな時に息子夫婦からお花が届いた。お嫁さんが気を利かせてくれたのであろう。嬉しかった。
死者の写真を撮影するものではない・・と言われるが、まるで眠っているようなロビンの最後の姿を消したくなくて撮影した。〈不吉な事かもしれないし、見たくない人は次の写真をクリックしないで下さい)
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ロビンは素直で優しい犬だった。
とりわけ散歩をしている時に“可愛~い”と小、中学生が近寄ってきて頭を撫でられる事が多くて本人も嬉しそうにしていた。
元気な頃はいつも門に繫がれて道路を見ていたが、近所の塾にくる生徒さん達が「ロビン、ロビン」と声をかけては取り囲んで遊んでくれていた。
途中からナッチャンとサムが門前に加わったが、二匹の猫がいじめられたりしないかと心配して人間が近付くとロビンが猫達の前に立ちはだかって「いじめないで、触らないで」と言いたげに小声でワンと言いながらかばっていた。
何度も繰る返すので「ロビンちゃん、お友達だから大丈夫よ。ワンだめよ」と数回注意したら安心したとみえて猫に近付く人間を認めるようになった。
動物でもちゃんと話し合えば理解して納得するから偉いと思う。
私の知らない友達がいっぱいいて、可愛がって頂いたロビンは幸せな犬だった様に思う。
猫達と仲良く暮らせたのもロビンが優しい犬だったからだと思う。
ロビンの優しさと楽しい思い出は永久に忘れない。
ロビンに感謝しながら元気に又歩き出そうと思う。
可愛がって下さった皆さん、有難うございました。

良い子のロビンに困った事は無かったのかって? ありましたよ。
予防注射の時に、順番が来ると力いっぱいスルリと抜けて逃げてしまうのでした。
その話を聞いて息子が、「そんなの押え方が悪いからだよ」と一緒に行った事がありました。私が受付をしてロビンの番になったので振り返ったら、ロビンに逃げられた息子が遠くの方でロビンを追いかけていました。ウフフ・・。
予防注射が大嫌いで、会場が近くの公園なのに車に乗せて行くありさまでした。
あの時だけは悪い子でしたね。天国は予防注射がなくて良かったです。

ロビン逝く

2009-09-05 | 犬猫奮戦記
(第205話)


夏冬の温度差に体調が順応し難くなっていたロビンが17年目を向かえた今年の夏は一段と体力が落ちて足も弱々しくなっていた。
室温にも食べ物にも気遣ってはいたが、後ずさりが出来なくなってテーブルの下から出られなかったり箪笥と障子の間に挟まっていたりと、夜間や昼間の外出にも気がかりだった。
そして一週間前、急に食欲が無くなった。
なんとか食べて欲しくて牛肉、お刺身、カステラ、焼き鳥、うなぎ・・・好物らしきものを次々買い与えても食べてくれない。
5日目の深夜に吐血、鼻汁には膿と血液が混じりお漏らしもするようになった。
覚悟はしていたものの目の前にジリジリ近付く最後の瞬間に不安が襲いかかる。
多分ダメであろうとは思いつつ獣医さんに連れて走った。
血液検査の結果が説明され「このまま死にます。こんな数値で良く頑張ったと思います」と。
腎臓、肝臓、膵臓、心臓・・全ての数値が正常の20~30倍になっていた。
既に助からない状態であり痙攣や嘔吐が予測されている事から、苦しみを避けて穏やかに眠れるようにと注射で寝かせて貰った。
眠るような最後だったが・・・溢れる涙をこらえるのに必死だった。

夢中で介護をし続けてきたが、思い返せば実にいい子だった。
最後まで自分の足で立って歩き、キャンキャン吠える事もなく、一晩も私を困らせることもせずに“我慢強さ”と“優しさ”は日頃のロビンそのままでいじらしい。
火葬が終わるまではと気丈に振舞っていた筈だったが、張り詰めていた糸が切れたのか頭痛が2日間も続いて身体中が痛かった。ようやく今日はなんとか正常が戻ってきた。
まだ、頭の中が整理できていないのはロビンへの愛情の大きさであろう。
犬も猫も何匹いようとも各々の持ち味も可愛さも皆違う。
沢山の癒しを貰っていたに違いない。

ロビンちゃん、本当に良く頑張ってくれたね!
天国でゆっくり休んでね!/
いっぱい、いっぱい楽しさと優しさをありがとう!font>