犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

満開の梅とスズメ達

2015-02-22 | 犬猫奮戦記
(第256話)

電線上のスズメが見えるかしら?  シャッター音で全員クルリと後ろ向き
半数は逃げてしまった! 



 
毎年冬になると餌が採れないスズメ達が梅の木にやってくる。
今回は12月初めにやっと2羽だけ来た。例年より遅いので鳥インフルエンザではないかと少し心配した。
痩せっぽちの2羽の子スズメは炊いたご飯を嬉しそうに食べる。それを見ていた仲間達が日毎に増えて今では毎朝20~30羽は来る様になった。
朝、私が雨戸を開けるのを待って電線に並んでいる姿は実にかわいい。
うっかり朝寝坊などするとピヨピヨと呼ぶ声がするし、雨の日でも待っている。
猫達に朝食を与えてからサムを毎朝庭に出すので、梅の木の幹にスズメのご飯を並べるまでに時間がかかる。
鳥達は待ちきれない様子でチュンチュン飛び交いながらサムが家に入るのを待って一斉に朝食が始まる。
幸せそうな姿を見ていると私まで心が安らぐ朝の風景だ。
期限切れの「非常用五目ご飯」があったので与えてみたら「いらない」そうだ。
お赤飯や私の作った五目ご飯はお口に合うそうで食べてくれた。贅沢!
どうやら私お薦めの「新潟産のコシヒカリ」がお気に入りの様子。2ヶ月前よりは太ったみたいだ。お米の減り方が早くなったので同じ物を買いに行ったら安売りをしていてラッキー!なんだか神様も応援しているみたいで益々爽やかになった。


テレビや新聞では恐いニュースが後を絶たない昨近だが、気の重くなる日々を小動物の愛らしさに心和まされる事が多い。
ここ数日梅の花が満開になった。メジロが来ては時折逆さまにぶら下がって遊んでいる。まるで「梅にうぐいす」の風情がある。
不思議な事に、猫のサムも鳥を追いかけなくなったし、鳥達もサムが木の下にいるのに餌を食べ始めたりしている。お互いに仲間意識ができたのだろうか。
世界中の争いが無くなる事を祈りながら、春になったらお別れする鳥達ともう暫くの楽しいお付き合いは続きそうだ。