(第196話)
2月に猫のナッチャンの様態が悪くて不安な毎日が続いた頃から私の身体に異変が起きてきた。
胃からゲップゲップと空気が上がってきて酷い時には会話もできにくくなった。
ナッチャンの様態の落ち着くのを待って3月に私も病院を尋ねた。胃の内視鏡検査で出血や萎縮が見られ、胃酸過多症の内服が始まった。
といっても、胃が痛む事もなく、嘔吐もなく、食欲もあるし、ただゲフゲフするだけで一ヶ月半ほど投薬が続いたが、まだ治らない。
7kg痩せて心配したのに、その後9kg減に。不安になって胃腸科に行って見ることにした。
こちらの病院では胃酸を抑える薬が更に強くなって、お腹ばパンパンに張って苦しくていられない。2日我慢したが3日目にはこの薬を中止して貰った。
何種類かの薬を飲みながら更に一ヶ月過ぎても未だ治りきらない。
娘の頃から“理屈っぽい性格”と母に言われた事はあるが、自分がどんな状態にあるのか判らないまま薬を飲み続けるのが嫌で、再度胃の内視鏡検査を依頼した。
今度は経鼻内視鏡と言って鼻から細めの管を大腸まで入れて下から上に向かって映像を見るものだった。
緊張気味の私にカメラ担当の先生がジャガイモのような顔で実にベラベラと良く喋り続ける。
「カメラが古く白黒でてすみませんね。でも、白黒の良さを見つけちゃったんですよ。逆流性食道炎はカラーよりこっちの方が発見しやすいですよ。ほらね!ここですよ。こんなに口が広がっていたらゲフゲフしちゃうよね。」と。
相手がオシャベリとあっては私も地が出しやすい。撮影終了後にベッドの上に座り込んだまま、あれもこれも気になっていた事は全部質問した。
薬でお腹がパンパンだったのは酸を抑えすぎた事で消化ができなくて一日中苦しかった事。痩せた事で内臓が下垂し、一緒に横隔膜も下がり、横隔膜の中央に繋がっている食道が下に引っ張られるので余計に口が開き易くなって空気が上に上がってしまう事。腹筋を強める体操をすると良い事。心配するとストレスで胃酸は増えるので図太い神経になれる様努力する事。食事量が少ないのに仕事量は変らないので痩せてしまうのは当たり前と言う悪循環の連続だったらしいのでした。
なるほど、全て納得したら気持ちがスッキリしてきた。
ジャガイモさんありがとう!人間は顔じゃないね~!
あれ以来、主人に憎らしい事を言われたら「バカを構えば日が暮れる」と思う事にし、台所にある食品はPH試験液(リトマス)で調べてアルカリ食品を取る様にしている。お砂糖が強酸は解かるけれど、カステラがアルカリなのはどうしてかな?
犬猫の世話に忙しくても腹筋を鍛えていると思えば爽やかなもの。
“病は気から”という通り、気分が晴れたら結構元気になった気がする。
「元気になってきたぞ!」と、ついつい大好きな羊羹をたべたらドスンと逆戻りした。人間は懲りたつもりでも又忘れる動物かも・・・。
逆流性食道炎は今大変増えている病気だそうだ。
流行を追わない主義の私もついに流行の先端を行ってしまったが、甘党が大きな原因と知りながら夫のストレスが原因と言う事にしてあるので主人はふてくされている。
2月に猫のナッチャンの様態が悪くて不安な毎日が続いた頃から私の身体に異変が起きてきた。
胃からゲップゲップと空気が上がってきて酷い時には会話もできにくくなった。
ナッチャンの様態の落ち着くのを待って3月に私も病院を尋ねた。胃の内視鏡検査で出血や萎縮が見られ、胃酸過多症の内服が始まった。
といっても、胃が痛む事もなく、嘔吐もなく、食欲もあるし、ただゲフゲフするだけで一ヶ月半ほど投薬が続いたが、まだ治らない。
7kg痩せて心配したのに、その後9kg減に。不安になって胃腸科に行って見ることにした。
こちらの病院では胃酸を抑える薬が更に強くなって、お腹ばパンパンに張って苦しくていられない。2日我慢したが3日目にはこの薬を中止して貰った。
何種類かの薬を飲みながら更に一ヶ月過ぎても未だ治りきらない。
娘の頃から“理屈っぽい性格”と母に言われた事はあるが、自分がどんな状態にあるのか判らないまま薬を飲み続けるのが嫌で、再度胃の内視鏡検査を依頼した。
今度は経鼻内視鏡と言って鼻から細めの管を大腸まで入れて下から上に向かって映像を見るものだった。
緊張気味の私にカメラ担当の先生がジャガイモのような顔で実にベラベラと良く喋り続ける。
「カメラが古く白黒でてすみませんね。でも、白黒の良さを見つけちゃったんですよ。逆流性食道炎はカラーよりこっちの方が発見しやすいですよ。ほらね!ここですよ。こんなに口が広がっていたらゲフゲフしちゃうよね。」と。
相手がオシャベリとあっては私も地が出しやすい。撮影終了後にベッドの上に座り込んだまま、あれもこれも気になっていた事は全部質問した。
薬でお腹がパンパンだったのは酸を抑えすぎた事で消化ができなくて一日中苦しかった事。痩せた事で内臓が下垂し、一緒に横隔膜も下がり、横隔膜の中央に繋がっている食道が下に引っ張られるので余計に口が開き易くなって空気が上に上がってしまう事。腹筋を強める体操をすると良い事。心配するとストレスで胃酸は増えるので図太い神経になれる様努力する事。食事量が少ないのに仕事量は変らないので痩せてしまうのは当たり前と言う悪循環の連続だったらしいのでした。
なるほど、全て納得したら気持ちがスッキリしてきた。
ジャガイモさんありがとう!人間は顔じゃないね~!
あれ以来、主人に憎らしい事を言われたら「バカを構えば日が暮れる」と思う事にし、台所にある食品はPH試験液(リトマス)で調べてアルカリ食品を取る様にしている。お砂糖が強酸は解かるけれど、カステラがアルカリなのはどうしてかな?
犬猫の世話に忙しくても腹筋を鍛えていると思えば爽やかなもの。
“病は気から”という通り、気分が晴れたら結構元気になった気がする。
「元気になってきたぞ!」と、ついつい大好きな羊羹をたべたらドスンと逆戻りした。人間は懲りたつもりでも又忘れる動物かも・・・。
逆流性食道炎は今大変増えている病気だそうだ。
流行を追わない主義の私もついに流行の先端を行ってしまったが、甘党が大きな原因と知りながら夫のストレスが原因と言う事にしてあるので主人はふてくされている。