犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

20年目の春(満19才)

2015-06-04 | 犬猫奮戦記
(第258話)
5月1日の誕生日に満19歳になった愛ちゃんとサムちゃん。
お祝いのお刺身の他にママが見つけてきた“またたびの木”のプレゼントあり。
久しぶりだったので二匹共大喜び! うれしくて長時間かじり続けた愛ちゃん


ペロペロ舐めてはゴロゴロと転がり、物陰に消えては探し回っていたサムちゃん。


晴天の日は庭に出てお昼寝タイム


“気楽でいいね~”と、思われそうですが猫達にも飼い主にも苦労はありました。
愛ちゃんは末期の腎臓病で投薬と点滴(補液)の毎日が2年半も続いています。噴水の様な激しい嘔吐が頻繁で、ママの仕事量が山の様に増えています。食欲不振が続くと貧血も酷くなって癲癇(てんかん)症状がこの一年間に11回もあり、朝、鳴き声が聞こえるとホットします。

サムちゃんは腎臓病に加えて甲状腺機能亢進症がみつかりました。甲状腺はホルモンのバランスが狂う病気で人間同様に興奮状態が強くて、走り回ったり感情のコントロールが出来なくてキーキー言ったりします。2歳の時に行方不明になった恐怖心が不安として残ってしまったらしく最近はやたらにママに張り付いて邪魔ばかりして困ります。
サムは現在耳も聞こえなくなっていて、行方不明から戻った当時は全身が傷だらけでした。
当時やたらに熱を出して食欲が失せたり小さな傷が驚くほど腫れ上がるなど不審に思って色々と検査をして貰った結果、噛み付かれた傷から猫エイズにかかっている事が判りました。
以来17年もの間度々死線をさまよいながら兄妹猫に病気を移さない様にママの苦労も大変でした。お陰で誰にも移すことなく家族と仲良く過ごせた事と、発症せずに長生きができるなどとは予想外の事で嬉しく思います。ちなみに猫エイズは人間にも犬にも感染はいたしません。

手間も費用もかかりましたが犬猫達の病気も行動も調べれば調べるほど人間との共通点も多く、無駄は本当になかったと思うし、人間の生活に活かせる事ばかりでした。
残り少ない二匹の命を守る為に今は猫の命が最優先で自分の事は二の次にと思う昨今です。