犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

2012年を振り返って(その3)

2012-12-31 | 犬猫奮戦記
第242話
夫の永眠から1年年8ヶ月が過ぎました。
配偶者の急逝というショックは確かに大きいですが、周囲や友人が案じる程に落ち込んだり寝込んだりはしていません。
猫達の世話に忙しい事や、息子一家が近くにいて賑やかなこともありますが、これだけ時間が過ぎながら未だに夫は外出中であり死んだりはしていないと感ずるのが不思議です。家族に急逝された者にとっては事実を認め難いのかもしれませんね。
「姿は見えなくとも家の何処かに居る」と思えて、寂しいとか悲しいとか感ずるよりも、困り事がある度に仏壇の前に座って真っ先に「お父さん、ナッチャンを助けて!愛チャンも助けて!」とお願い事ばかりするのです。それが・・不思議にご利益があるのです。

年末に入って愛ちゃんも腎臓病(猫は腎臓機能を司るネフロンの数が人間や犬より遥かに少ないので腎臓病になりやすいのです)が悪化して、ナッチャン同様に点滴が始まりました。16歳8ヶ月になりました。
忙しさに拍車がかかってきましたが、出来る範囲で最善を尽くしたいと思います。
命あるものには寿命があるのですね。



紅白歌合戦を見ていたのに眠くなって横を向き始めた愛ちゃんです。


来年は世界中に少しでも明るいニュースが増えることを祈ります。
皆様の暖かな応援に感謝しつつ新年を迎えたいと思います。


✽コメントの返礼時間がない為にお断りするご無礼をお許し下さい。/font>

2012年を振り返って (その2)

2012-12-28 | 犬猫奮戦記
第241話
4月に夫の一周忌を済ませて一段落、と思った途端に張り詰めていた糸が切れた様に理由もなく頭痛と肩こりに襲われました。
肩はコリコリ、首が痛くて動かない。車の運転も危険になってきたし家事も満足に捗らない。痛みをかばって腰痛にもなった。

猫達が私の体調など知る由もなく、うっかり朝寝坊などしようものなら思わぬところに“八つ当たりオシッコ”をされるので朝寝坊はできない。
満16歳の猫が3匹いるという事は、彼らも老境にあって体調は悪く、食欲が落ちたり度々の嘔吐で私の掃除と洗濯の回数は益々増えた。
ナッチャンの投薬と点滴は毎日なので気が安まらない。老老介護という事になる。

主人が居なくなった分、車の洗車もしなくてはならないし、猫砂を沢山購入するには重すぎる。植木の剪定も年一回の庭師さん手入れだけでは間に合わない。
雑草も気になるし、植木の水遣りや世話にも時間が必要だ。
動物のいる家庭内を清潔に健康的に暮らそうと思えば年中大掃除をしている様で並大抵ではない。
散らかすだけで全くお手伝いはしない上に大威張りなところが可笑しいやら可愛いやら・・。
無理が続くので身体の痛みは中々良くならず、訪問マッサージ師、整体、鍼灸接骨院と9月まで治療が続いた。

だからと言って、猫と遊びながら家事に専念するだけで満足できる性格ではない私。
読みたい本が溜まっているし、パソコンも英語も思うように時間がとれない。
やりたい事が山程ある欲張りなのに、適当に物事を処理する要領の良さが私にはない。世渡りは下手くそに違いないが、友人の多さは有難くもあり忙しくもある。
夕方には度々友人達から電話が入って長話になる事が多い。毎日我が家に入り浸っている孫娘が驚いている様だ。

失敗もあり、苦労もあり、忙しい人生ではあるけれど、今や世界中に興っている大災害や不況、事故で苦しむ人達の事を考えたなら、なんとチッポケな悩みである事か。
あと数時間で終わろうとしている2012年。一年がなんと短いことか。
自分に出来る範囲で弱い者を支えながら明るく前向きに新しい年を迎えたいと思う。

2012年を振り返って (その1)

2012-12-26 | 犬猫奮戦記
第240話
大変ご無沙汰を致しました。
昨年に続いて今年も予想を超えるパニックの一年が続いてブログを思い出すゆとりもなく、気づいたらタイトルも消えたまま・・。
投稿も修正もどうするのだったか忘れて浦島太郎になっていました。

1年間を思い出すには膨大すぎますが、1月には元気に4匹の猫達は揃って15歳9ヶ月で新年を迎え、暖かな日は庭で日向ぼっこも楽しんでいました。


ところが、ナッチャンの体重の2倍もある元気印だったマップが時折吐くようになって痩せてきました。おデブちゃんだから余裕はあると思ったものの・・・太っている者(人間でも)が急激に痩せると言う事は、栄養を肝臓から摂取することになって肝臓を悪くするのだそうです。

具合の悪いマップを気にして兄弟のサムとナッチャンはしきりにペロペロ舐めてやっていました。
日頃から医者嫌いで、どうやってもケイジに入らないマップをようやく獣医さんに連れて行けた時には既に貧血も肝臓病も悪化して、必死の看病の甲斐もなく助ける事ができませんでした。


4月、夫の一周忌の法要の準備に走り回りながら、目の離せないマップの状態を気にしつつ、遠方の菩提寺に行かねばならない状況は私の心の負担だったのですが、なんと・・マップは一周忌の2日前に永眠し、翌日火葬、そしてその翌日に夫の一周忌に出かけた私でした。
後日獣医さんにご挨拶に伺った折に言われました。
「可愛がって大事に育てた動物は飼い主が困らないように自分の死期を選ぶみたいなのよ。同じような話をいっぱい聞いて知ってるわよ」と。
そう言えば、10年前にも母の急逝の3日前に19歳の愛犬が永眠しました。
3日遅れていたら私は母の葬儀には出られませんでした。