犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

命再び

2009-03-17 | 犬猫奮戦記
 (第191話)
ナッチャンの点滴が一日2回になってから一ヶ月が過ぎた。
なんとか重態から脱出させたくて必死に頑張った甲斐あって、点滴が一回に戻ってホッとしている。
気になっていた貧血はどうやら腎臓疾患のせいである事も治療法も解かってきた。
病気とは言え、行動は以前の様にクリクリと動き回って逃げ足も速い。
今日は5月かと思われる日差しの暖かさに全員リビングで熟睡していた。
  
 
ナッチャンも寝てはいたものの、みんなより一足先に台所に行ってゴソゴソ。
そっと後をつけたみたら・・
 


あれ~?
僕達のご飯の扉、開いてるよ~・・
ママは閉め忘れたのかな?




 


どうしようかな~・・
せっかくのチャンスだから
食べちゃおうかな~?




 



やっぱり食べちゃおうっと! 





 


あった、あった
こんなにいっぱい隠してあるぞ!





 

オレの好きな物が
こんな奥の方じゃ届かないよ~
オレは自分で探せるんだから
ケチケチするなってんだよ
元気なんだからナ~~!



 



アリャリャ~~
おっこっちゃたよ
グチャグチャになちゃってバレルかな?



ナッチャン!とっくにバレテますからね~!!!

お蔭様でナッチャンは外見からは何事も無かったかの如く元気に過せる様になりました。
徘徊していたロビンも年齢なりに元気になって、深夜の徘徊をしなくなりました。
生命力って凄いですね。
ただし、その分、ママの疲れが長引いて体調が中々整いません。
暫くブログはお休みさせて頂く事になりそうですが、ナッチャンもロビンも元気になったのですから私も暫く休養を頂いて又元気にお目にかかりたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

七転八起

2009-03-02 | 犬猫奮戦記
(題190話)
ナッチャンの闘病生活に付き合って4ヶ月が過ぎた。
落ち込んだり喜んだり、そして又谷底に落とされて・・もうダメかな~と思いつつ獣医さんと“三人四脚”で頑張ってきた。
「腎臓病の末期」と言われた重傷度が頭から離れなかったが、当のナッチャンはパクパクと食欲は旺盛で吐かなくなってきた(吐き気止めは飲んでいるが)。
体重も安定しているが、一日2回の点滴とは人間で言えば腎臓透析の様なもので、薬と排尿で毒素を出している事になる。
先の事は別として、ともかくナッチャンは元気そうに腎臓食も良く食べて部屋中を走り回りながら昼寝もたっぷりして他の子達と変らない生活が出来る様になった。
それなのに2月には3回も排尿困難になり、さすがに3回目は尿毒症なのだろう思った私の心臓がドッキンドッキン音を立て何かが崩れてゆく感じがした。
長い間張り詰めたままで疲れの蓄積していた私の身体が一気に崩れ出してきた・・とは言え寝込んでいるゆとりなどない。せいぜいお医者さんのハシゴとなった。

幸いな事にナッチャンは尿毒症ではなく膀胱炎であったらしく、必死の努力の点滴や投薬、腎臓食が功を奏して腎臓病の数値は格段に改善され、黄疸の出ていた肝臓も正常に戻っていた。
貧血が続いている原因が未だ未解決ではあるが当面大きな山を乗り越えた気がする。
すい臓や腎臓は元に戻る事はないらしいが、昨年ステロイドに負けて死んでいたら大きな悔いを残すところであった。
絶望と思える時でさえ小さな希望を捨てないで奇跡を信じたい私であった。
今元気に遊んでいるナッチャンの姿がある事は大きな喜びである。

膀胱炎を再発させない為に(冷やさない様に)ナッチャンの日向ぼっ子は室内に心がけているが、結構アチコチに寝場所を工夫しながら満足気に昼寝をするナッチャンである。

医療と命、人柄と信頼、日頃は見え難い舞台裏を垣間見ながら沢山の勉強をさせて貰った気がする。犬猫に限らず人間の医療にも通じる事ばかりだと考えさせられた4ヶ月であった。
忙しさはもう暫く続きそうではあるが“人事を尽くして天命を待つ”心のゆとりも育ってきた。

ご心配下さった皆さん応援ありがとうございます。
ナッチャンが「当分悪戯はやめない」と言っておりま~す。