忙し過ぎ～

（第65話）犬の散歩の後、ロビンの足を拭こうとしたらキャンキャンと嫌がって触らせない。上唇が鼻に着くほど歯をむき出して怒るとはロビンらしくないので獣医さんに連れて行った。梅雨が長すぎて指と指の間に湿疹が出来、痒くて齧って炎症しているらしい。外用薬は付けさせないし内服もなかなか飲まなくて四苦八苦だ。
猫達も雨天続きの退屈から用事も無いのにミャーミャーと私を呼び止めて困る。新しいソファーで爪とぎをしていたり、開かずの間にベランダ側から網戸を破って入り込んで熟睡していたり。仕方なく、妥協して昼間はこの部屋を開放したのが大間違いだった。布団に潜り込んで寝ている子を夕方になって「出なさい」と抱きかかえて出す度に猫ちゃんは爪でふとんにしがみ付き“カギ裂き”を作っていたのだった。ある日カバーを洗おうと外し始めてビックリした！部屋中ホワ～ンホワ～ンとやわらかなダウンが飛び始めた。掛け布団カバーのカギ裂きには気付いていたものの、まさか中味の羽根布団まで破られたとも知らず・・・・。穴を見つけて修理完了するまでには私まで羽だらけになってしまった。
次から次へと事件が続く我が家なのに旦那が突発性難聴とかで入院してしまった。糖尿病のある人が毎日ビールを6本も飲めば・・・。猫と同レベルで好き勝手をしているんだからナ～。「私だって入院してタップリ寝たいな～」と思いつつ今日もクタクタになりながら頑張る私が馬鹿に見えてきた。
ひとつの命を全うさせるという事は犬でも猫でも人間でも、どやら大変な事であるらしい。