2002年公開のアメコミを原作としたスーパーヒーロー物の映画です。
当時としては画期的なCGの採用によって大ヒットし、今まで実写版が不可能だと思われたスーパーヒーローたちが次々に映画化されるきっかけを作りました。
普段はさえない高校生だが実は超人的な能力を持っている主人公、マッドサイエンティストといったお約束のキャラクターたちが、画面狭しと大暴れします。
主人公の正体を知らない憧れの女性とのなかなか実らない恋愛と、スーパーヒーローとしての活躍のギャップがこの作品の味噌ですが、あまりにもかたくなな主人公の態度がラストまで続いてイライラさせられます。
この関係は、続編では更にエスカレートして、作品評価の上でも、興行的にも尻すぼみに終りました。