現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

プロミシング・ヤング・ウーマン

2022-11-19 15:00:59 | 映画

 2020年のアメリカ映画です。

 ずっと一緒だった女友達が医大の同級生にレイプされて(大勢の男子学生が一緒で動画まで撮影されて出回っています)死を選んだことに対して、数年後に復讐する女性が主人公のスリラーです。

 アッと驚くラストの展開が売り物(アカデミー賞の脚本賞を受賞しました)ですが、それほど感心しませんでした。

 いくら親友が死んだとはいえ、医師としての未来を嘱望されていた主人公(タイトルはその意味)が、キャリアを棒に振ってその復讐のために命をかけるのかが、説得力を持って描かれていませんでした。

 レイプの関係者への復讐はまだしも、夜な夜な酒場で泥酔したふりをして、行きずりの男たちをひっかけて成敗するに至っては、その目的も動機も理解不能でした。

 しかし、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたキャリー・マリガンの体当たりの演技は、かなり見ものです。

 

 

 

コメント
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