いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
アフィリエイト広告が有ります
「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

真竹の佃煮

2015-06-28 | Weblog
真竹の佃煮

 朝食に真竹の佃煮を食べる。
甘辛い味付けがご飯を進める一品だった。

 今どきタケノコを食べているというと、お
かしく思われる人もいるかもしれない。
しかし、真竹は私のいる地域では今が旬。
 春先のその年最初に出回るタケノコは、
孟宗竹のタケノコで、おなじタケノコでも品
種が違う。今の時期ならば、ハチクも美味し
いそうだけれども、私の口に入るところには
生えてこないので、縁がない。

 この真竹、食べたら美味しいのだけれど、
その他の竹と同じように、放っておくことが
できなくてなかなかやっかいな植物だ。
 とにかく生えてくる時期になると、一日の
うちにメートル単位で成長してしまうので、
まめに生えてくるところを点検しに行かない
と、あっというまに道路に出てくる。
道際の手入れのついでに、食料が手に入るの
だから、ありがたいといえばありがたいが、
それにも限度がある。
少し取り遅れたら、竹になっていて食べられ
ないし。

 やっかいではあるが、食べると美味しいの
で、嬉しくもある。
 孟宗竹のタケノコのように、肉厚で大きく
なく、全体的に細め。
その細めのたけのこを、輪切りにしてアク抜
きし、佃煮にしていただく。
 穂先が柔らかくて美味しいのは、孟宗竹と
同じ。しかし、真竹の美味しさは穂先の柔ら
かさよりも、輪切りの部分のポリポリサクサ
クとした食感にあると思う。

 しばらく前に、山椒の木が枯れてしまって、
それ以来自分の家で山椒を手に入れることが
出来なくなったので、今年の佃煮には山椒が
入っていない。
 真竹と昆布と山椒の組み合わせで佃煮にす
ると、それだけで一食済ませてしまえる美味
しさ。昨年家族が植えてくれた山椒が、早く
一人前になってくれることを、切に願う。

 ただ、あまりに沢山とれるので、そればっ
かり食べ続けることになりがちなのが、少し
難点ではないだろうか。
 まあそれも、旬のものの醍醐味かもしれま
せん。

ーーーーー

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月27日(土)のつぶやき | トップ | 読書録「よめせんっ!3」3 »

Weblog」カテゴリの最新記事