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チゴユリ・2~開花

 イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の「チゴユリ(稚児百合)」。下向きに咲く可愛い姿から稚児の名前が付けられている。花被片は6枚でその長さは1センチほど。秋に黒い果実を稔らせる。チゴユリは新体系ではイヌサフラン科に分類されている。イヌサフランは有毒だが、チゴユリもネット情報では有毒との記述がある。いずれにせよ、こんなに可愛らしい花を食用にしてはならないだろう。
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イヌサフラン

 イヌサフラン科(←ユリ科)イヌサフラン属の「イヌサフラン(犬さふらん)」。西アジアや北アフリカ原産で、秋にサフラン(saffron)に似た花を咲かせるが、サフランはアヤメ科サフラン属で全くの別物。イヌサフランは全草にコルヒチン(colchicine)というアルカロイド系の毒素があり、リウマチや通風の治療に用いられている。しかし毒性が強く誤って食べると、下痢や嘔吐を引き起こす。
 つい先日、北海道旭川市で、75歳の男性がイヌサフランの葉をギョウジャニンニクと間違えて食べ、食中毒で死亡したというニュースがあった。イヌサフランの葉とギョウジャニンニクの葉は良く似ているが、ギョウジャニンニクの葉は揉むとネギ属らしい独特の匂いがある。新聞によると、北海道では山菜などと間違えて毒草を食べたとみられる食中毒患者は、2010年以降、今回の男性を除いて合計18人にのぼる。2012年4月にニリンソウをトリカブトを間違えて食べた父子2名が死亡。昨年6月にも自宅の菜園に生えていたイヌサフランとみられる球根を茹でて食べた80代男性が亡くなっている。
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ギョウジャニンニク・1~葉

 ヒガンバナ科(←ネギ科←ユリ科)ネギ属の「ギョウジャニンニク(行者大蒜)」。山地の奥や亜高山地帯に生育し、北海道では代表的な山菜。「アイヌネギ」とも呼ばれている。その名前は、山に籠る修験道の行者が食べたというのが由来。これは東京薬科大学自然観察路のもの。
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カントウタンポポ

 富士見台公園の芝生広場には「カントウタンポポ(関東蒲公英)」が一面に咲いている。キク科タンポポ属の多年草で、東日本の道端で野山で普通に見られる。外来種のセイヨウタンポポに住み処を奪われつつあるが、この界隈ではまだまだこの在来種が頑張っている。セイヨウタンポポの総苞片は反り返りが大きいが、カントウタンポポの総苞片は反り返りが無い。

『春だったね』
作詞:吉田叔子 作曲・歌:吉田拓郎 昭和47年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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