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ヒトリシズカ・3~集団

 去年は数株だった拙庭の「ヒトリシズカ(一人静)」。居心地が良かったのか、今年はかなりの集団になって登場してくれた。ヒトリシズカはセンリョウ科チャラン属(←センリョウ属)の多年草で、林の中で清楚に咲く姿を義経の愛妾の “静御前” に見立てたもの。しかしここまで増えてしまうと、静御前というよりは “AKB48” といった感じ。

『私たち、このたび、カマクラレコードからデビューした、SZK(しずか)48で~す。』
『デビュー曲は “ヨシツネ Come back!!” で~す。』
『私たちのあとからデビュー予定の、妹ユニット “フタリシズカ” こと “SZK2” も宜しくね~。』
(嘉門達夫 “よくわかる日本史” 風)
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アブラチャン・2~開花

 クスノキ科クロモジ属の「アブラチャン(油瀝青)」。植物に詳しい地元の公園管理者の方から、この界隈の公園にアブラチャンの幼木が何本か見られるという情報を得て、ここ数ヶ月探索しているのだが、まだ見つからない。花が咲けばわかるだろうと気楽に考えていたが、幼木のため花がまだ咲かないのか、結局、花期になっても見当たらない。こうなると、これから夏に向けて葉っぱを頼りに探すことになるが、やぶ蚊も多そうな場所で、デング熱が気になるところ。
 写真は高尾山のアブラチャンで、花はダンコウバイに良く似ているが、ダンコウバイには花柄が無く枝から直接花が咲いているのに対して、アブラチャンには短い花柄がある(この写真では見にくいが)ので区別できる。材に油分が多く薪炭として使われたり、果実から油を搾って使われたことが名の由来。 “チャン(chian turpentine)” とは “瀝青(れきせい)” のことで、天然のアスファルト・タール・ピッチなど、黒色の粘着性のある物質を意味しているようだ。

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