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サワギキョウ・1~探偵小説

 “ルパン三世” の実写版映画が話題になっているが、今の若者たちは、その一世のアルセーヌ・ルパンの活躍を知っているだろうか。私は若い頃 『怪盗紳士ルパン』 を始めとする短編や、『奇厳城』 『813』 などほとんどの長編も読み尽くした。また同じ時期にシャーロック・ホームズの 『緋色の研究』 『四つの署名』 『バスカヴィル家の犬』 なども読み漁り、ロンドンのベーカ-街221Bに想いを寄せていたもの。もう40年以上も昔のことだ。
 モンキー・パンチさんの “ルパン三世” は大学生の時に漫画雑誌で見たことがあったが、調べてみると昭和42年からの連載で、私が小学生の時に既に始まっていた。
 思い起こせば 『少年探偵団』 で明智小五郎が登場したのは私が幼稚園児の時で、記憶ははっきりしない。ちなみにそのドラマのCMソングは ♪♪カステラ一番、電話は2番、3時のおやつは文明堂~だったようだ。
 高校生の頃に、江戸川乱歩の小説を読み、改めて明智小五郎を知るわけだが、昭和51年に横溝正史の 『犬神家の一族』 が映画化され、それから金田一耕助シリーズを続けて読むことになった。
 私の子供達は 『金田一少年の事件簿』(平成4年)や 『名探偵コナン』(平成6年)を好んで観ていたが、そのもとになっている探偵小説は、おそらく読んだことが無いだろう。
 さて以前も触れたが、横溝正史の 『悪魔の手毬唄』 で “お庄屋殺し” と呼ばれていた毒草が、この「サワギキョウ(沢桔梗)」。キキョウ科ミゾカクシ属の多年草で全草にアルカロイド系の毒がある。
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ハナシュクシャ

 首都大学南西端の欅歩道橋付近に植栽されている「ハナシュクシャ(花縮砂)」。ショウガ科シュクシャ属の多年草で、「ジンジャー・リリー(Ginger Lily)」とも呼ばれる。 “縮砂” とは、東南アジアに分布するショウガ科の花で、本種とは別物。鼻を近づけてみるととても良い香りがある。
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北軽井沢番外編・6~ソバナ

 ツリガネニンジンが「ソバナ(岨菜)」やサイヨウシャジン(細葉沙参)に似ているというが、多摩ニュータウンでは見られないので、比較できずにいた。しかしちょうど北軽井沢でソバナを見つけたので、参考のために掲載。ツリガネニンジンに比べて花の基部から先端にかけての広がりが大きい。雌しべはもう少し短いと思っていたが、花筒よりも少しだけ長いようだ。ソバナはキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
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コボタンヅル・1~長池公園

 長池公園自然館裏で見られる「コボタンヅル(小牡丹蔓)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本で、ボタンヅルの葉が1回3出複葉であるのに対して、コボタンヅルは2回3出複葉であり、ボタンヅルの変種として区別されている。3年前に、その区別方法を認識したのだが、その後、すっかり忘れてしまっていた。写真では、花の後方で葉の様子がわかる。次はボタンヅルの葉も確認してみよう。
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北軽井沢番外編・5~ミヤマモジズリ

 北軽井沢の隠れ家の庭に生えていたネジバナのような花。しかしネジバナのように捩じれていないし、花の形もネジバナとは違い少し大きめ。東京に戻って図鑑を調べてみると、これはどうやら「ミヤマモジズリ(深山捩摺)」らしい。ラン科テガタチドリ属の多年草で、ネジバナ属とは違う仲間。草丈は20センチほどで、亜高山地帯の林床に生育する。浅間山系に自生しているようだが、ここに根付いてくれたのは非常に嬉しい。また来年も出会えることを願っている。
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