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イヌブナ

 高尾山で見られる「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木でブナよりも材質が劣ることから名付けられた。ブナの樹皮は灰褐色でスッキリしているが、イヌブナの樹皮にはイボのような皮目が目立つ。またブナは寒冷地や標高の高いところに生育するが、イヌブナは低いところでも見られる。しかし標高599メートルの高尾山でも、標高400メートル以上のところで、ブナも70本程度生育が確認されており、ブナ、イヌブナの両方が見られる貴重な環境。山ガールブームやミシェランに選ばれたことから高尾山人気はうなぎのぼりで、週末の混雑は大変なもの。サラリーマンの身としては平日に休暇を取って行くのはなかなか難しいが、リタイア後にはゆっくりと高尾山の植物を観察しようと思っている。
 ※ぶなの漢字は木偏に無。
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カスミザクラ・2~開花

 ヤマザクラなどより遅れて開花する「カスミザクラ(霞桜)」。当地のヤマザクラは3月下旬から咲き始めるが、この株は4月上旬になって咲き始めた。ヤマザクラに似ていて、花柄や葉柄に毛が多いことから「ケヤマザクラ(毛山桜)」とも呼ばれている。カスミザクラは、ヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなどとともに、日本に存在する原種のサクラひとつで、これらの原種を基本として栽培されている園芸種や雑種は、日本では600種類にも及ぶようだ。

『美しき天然』
作詞:武島羽衣 作曲:田中穂積 明治35年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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